奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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陽太合格

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高校受験の合否発表はインターネットで解る。受験票には今日の午後1時には学校のホームページで配信するとのこと。なお、その前に配信することもあるがこれより遅れて配信されることはない。とのことだ
12時半には出勤していた優馬も一旦、帰宅してきた。陽太の合否が気になるらしい
自宅のデスクトップのパソコンの電源を入れる
「お父さん、スマホでも見られるよ」
陽太は既に学校のホームページを開いている
「もう発表あった?」
「まだみたい」
合格者発表のページをクリックすると
『もう暫くお待ち下さい』
のコメントが出る。まだのようだ
昔は学校まで発表を待ったものだ。掲示板に合格者の受験番号が張り出され、あるいは合否の書いた封書を受け取る。その場合、薄い封書は不合格。厚い封書は合格者に渡された。合格書と入学金や授業料の金額と振込先、制服の採寸日のお知らせ、入学式の日時と場所などの説明が入ってるので暑くなる
遠い昔の話だ

合格者発表のページの色が変わった
陽太は優馬のパソコンの前に来てマウスでクリックする
「お父さん、あったよ。僕、合格したよ~!」
陽太が声を上げる
「ちゃんと確認しよう。受験票貸して」
優馬が陽太から受験票を受け取る。番号を見る。陽太が自分の受験番号のところをマウスでなどる
「うん。間違いない!おめでとう陽太!!」
優馬は陽太を抱きしめた。そして、
「今日までお前を触らないでいた。天神さんに行った時、陽太が合格するまでエッチも陽太を触ることもしません。と、神さんに誓ったんじゃ~」
優馬は今まで優馬が陽太の身体を求めなかったのは神頼みで陽太断ちしていたからだと言った
「一番、大事なものを断たないとご利益がないらしいからなぁ~」
とも優馬が言った。思わず陽太は優馬を抱きしめた
「お父さん、ありがとう!」
「今日からお前を抱くからなぁ」
優馬もそう返す
「じゃ~、また仕事戻るからな」
優馬はそう言うと部屋を出る
「今晩は美味しいものを食べに行こや」
とも言った

その夜、優馬は陽太を神戸のステーキハウスに連れて行ってくれた。高校生の行けるお店ではない
神戸の山手のお店は神戸出身の芸能人も来るらしい店だ。美味しい
「ミディアムレアで」
焼き方を問われ優馬が言う。それに、
「僕も同じで」
どう焼くか決まらない陽太はそう応じた
一人ひとりシェフさんが目の前で焼いてくれ、
「どうぞ」
と、焼けた肉を目の前に寄せてくれた。バターライスを作り、ガーリックの有無を聞いてライスに混ぜる
本当に美味しい。陽太は優馬を優馬は陽太を見つめてから食べるのだった
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