奴隷島の青年たち

KEYちゃん

文字の大きさ
13 / 491

20号と彼氏

しおりを挟む
20号は拉致されてここに来た訳ではない
自らの意思でここに来た
20号は子どもの頃から同性が好きだった
18歳の大学生(休学中)たが、どう見ても中学生ぐらいにしか見えないあどけない男の子と言えた 
20号には彼氏がいた
ワタルといって高校の同級生でなかなか厄介なヤツである
ワタルはパチンカスで高校卒業後も進学もせず働きもしない怠け者であった
そんなワタルの生活は20号が支えていた
昼は大学に行き、授業のない時間は居酒屋やコンビニのアルバイトを掛け持ちしていた
実家も裕福ではない
自らが働かないと学生用のアパートの家賃とかも自分で負担していたほどである
大学生のバイト代をかすめ取るぐらいで満足するワタルではない

ある日、ワタルは
原付を運転していてヤクザの外車にキズつけたと言い出した
ワタルが20号に告げたことは
その費用を捻出するためにワタル自身が奴隷島に行く
お前と違って可愛くないオレだといつ帰ってこれるか解らない
だからオレのことは忘れてくれ
などと涙を流す
ワタルはウソでも平気で泣ける
「みーくん(20号)みたいに可愛かったらすぐに帰って来れるんだけど、オレじゃなかなか稼げそうもないんで」
いつもワタルに可愛いと言われて20号は嬉しかった
「僕ならすぐにすむの?」
魚は釣り針にかかった
「そりゃ、みーくんは可愛いからお客がたくさんつくから」
あとは上手に釣り上げないとならない 
「なら、僕が」
と、言いかけた20号を制する
「そんなこと頼めないよ」
一旦は否定するのが上手な釣り師である
「でも、ワタル君だと大変なんでしょう」
「そうだね、俺の容姿ならそもそも奴隷島では取ってもくれないかも」
「じゃ‥
僕が行くしかないじゃん」
20号はワタルの釣り仕掛けにすっかり食いついてしまった
ここでもう一押しするのがワタルの鬼畜ぶりである
「イヤイヤ、みーくんにそんなことさせれない。オッサン連中に身体を売るんだよ」
「それはイヤだけど」
「でしょう、俺もみーくんがそんなことするの耐えれない」
「じゃ、どうすんのさ?」
20号のか細くなった声に、
「臓器でも売るか、一生、炭坑でも行くか」
そんなことさせれない20号がそう思えばあとは網に取り込むだけだ
「僕ならすぐに帰って来れるんでしょう」
「そうだけど」
20号は奴隷島リゾートに連れられた

実はワタルがこうして他人を売るのはこればかりではない
前にも若い男女を売っている
この奴隷リゾートとも知らぬ仲でもなくなっている

ワタルは奴隷ボーイの供給者として会員並の権利を与えられている
島にもいつでも来れるし金を出せば奴隷ボーイを買うこともできる
ワタルはたまに奴隷島リゾートに通い20号に会う
お金はないのでティーラウンジやレストランでシフトをこなす20号に会いに行く 
「俺もお金貯めてるから、みーくんを抱けない。今のみーくんを抱くにはお金がかかるからね」
「でもみーくんには会いたいからここまで来るお金だけは貯めて来たんだ」
ワタルはしおらしいことを言い20号の関心を買う
「嬉しい。待って」
20号は調教師に相談してワタルをお客様として扱ってもらうよう手配した
その費用は全額20号の借金に加算される
ワタルが使った費用は幾分水増しされワタルに歩合として支払われる
もちろん20号はそんなこと知らない

リゾートに預けてあったお金(20号の血と汗の結晶と言えた)だけでは足りず少し減った借金がまた元に戻った
「これから明日までワタル君が僕のお客様だよ。ルームで待ってて」
20号の心は悲しいまでに純粋だ

プレイルームの前で手錠・足枷を外され20号がワタルの待つ部屋に現れた
調教師は
「楽しんでこい」
と、言ってくれた
「ありがとうございます」
仕組まれているのに20号は素直に礼を言った

「おまたせ」
接客用の制服で現れた20号の声はいつになく明るい
「みーくん、制服似合ってるよ。中学生みたい」
20号は赤くなって
「それはさすがに恥ずかしいよ。中学生だなんて」
少しふくれた表情をみせた。
リゾートでもかなりの稼ぎ頭である
のが解かる
「みーくん、こっち来てよ」
ワタルが手招きして20号はワタルの隣に腰掛けた
ワタルは20号の身体を知りつくている
深いキスですでに20号は酔った
暑い服越しに乳首に触れる
20号はすぐ悩ましい声を出した
制服の襟ホックを外し、ファスナーを下げるワイシャツの中の20号の乳首はすでにピンとしていた
もう感じてる
「みーくん、相変わらず可愛い」
そう言われて20号はトロンとした顔を見せた
ワタルは20号の乳首を執拗に責めた
20号はもう立っていられないとばかりワタルに寄りかかって横になる
ワタルは慣れた手つきで20号を脱がせていく
ズボンを下ろすと貞操帯が現れる
鍵は預かっている
「俺のために貞操帯まで付けられて‥。ごめん」
ワタルが言うと
「もう、そんなこと言わないで」
辛い毎日を忘れて今はワタルと一緒にいたい
辛い普段を思い出したくない
ワタルは20号の貞操帯を外しペニスを触ってやる
好きなワタルに触られて20号の股間はすぐ反応した
ワタルは20号のペニスを口に含む
優しいフェラだ
スケベ親父どもがたまにしてくるフェラとは段違いに気持ちいい
「みーくん、もうデカくなってる」
ワタルはわざと言う
「もう、ワタル君、嫌い」
ワタルは思う
やはりコイツは男殺しだと
全ての仕草が似合いすぎで可愛い
「じゃ、止めようか」
20号はがっとワタルをハグして
「やめないで」
泣きそうな声で応じた 
シックス・ナインで20号もワタルのペニスをフェラした
ここへ来て20号の性技はかなり上達している
ワタルはすぐに果てそうになった

辛うじて射精をガマンしたワタルは再び20号と向き合い熱いキスをした
ワタルはすぐに精を20号のアナルにぶちまけた
20号のアナルは程よくワタルのペニスを包む
誑しのワタルもタジタジだった

激しいセックスのあと、20号はワタルのためティーラウンジでアイスコーヒーの出前をとりワタルに飲ませた
よく20号の部屋でエッチのあと、アイスコーヒーをワタルに淹れた
ワタルはいつも美味しそうに飲んだ
「今は淹れてあげれないので」
「すぐにここを出て一緒に暮らそう」
ワタルが言うと20号はもう一度ワタルの身体にくっつきながら目を閉じた
軽く寝息がした

20号が再び普段の生活に戻るため奴隷部屋に戻されるとワタルはそのまま20号の調教師と会う
歩合を受け取る
「さすがにワタルさんですな」
「そうですか?」
「20号はメロメロですよ」
20号はリゾートでも人気の奴隷ボーイで多くのなじみがついた
このままだと早く借金を完済してしまう
リゾートとしてはそれも困る
で、ワタルに相談して20号の借金を増やすことにしたのだ

いつかこいつらが痛い目を見て、
いつか20号に陽があたりますように
    
しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...