奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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88号の苦悩

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前回は88号を思う88号の思惑を書いたが今回は20号を思う88号のことを書いてみたい
88号が悩ましいのはお客様を抱きあるいは抱かれるのが一番苦しいのではない
それも十分、苦しく悩ましいのだが、それよりも20号が仕事でお客様に買われて性を売ることが悲しく許せない。しかも20号の意思ではないのとを強制されているのが悲しい。またそれに対して何もできない自分がもどかしい
お客様は指名する奴隷ボーイが決まらない時、よくサロンクラブに行く。そこでマネージャーに好みのタイプを伝えるとそれに対応した奴隷ボーイがサロンで接客してくれ、気に入ればお買い上げになる
88号も予約客のない時はクラブで接客するし、そこで20号の姿も見る。可愛い20号はお客様からモテる
他のお客様に接客していてもそちらを見てしまう
この日はサロンに今太閤が来ていた。今太閤はサロンには寄らず20号を指名することが多い。たまに23号や37号の時もある。好みが小柄な可愛い系だと解る
この日は事前予約せずにリゾートを訪れたのでサロンでこの3人のうち、指名のない奴隷ボーイと楽しもうと思って来たようだ
3人とも売れっ子で、予約なしできたら全員予約済みのこともある
そんな時はサロンで奴隷ボーイの接客で酒を飲むだけでもいいし、代わりの子が見つかればそれでもいい
「ありがとうございます。また来て下さいね」
20号がお客様をお見送りしていた。この時はお買い上げにはならなかったようだ
「次は君を指名するからね」
その客はそう言って大きく手を降って帰った。その客と入れ違うように今太閤が入ってきた
「いらっしゃいませ」
すぐそばの20号がまず挨拶する
他の奴隷ボーイが唱和した
「おっ、いたんだね。そのまま席に付いてくれる?」
「ありがとうございます。喜んでつかせて頂きます」
20号はそう応え席についた
営業スマイルで応じてるのだが近くで見える88号には面白くない
少しアルコールが入り気持ち良くなった今太閤は、
「じゃ、このまま君と遊ぼうか?」
と、言い出した
「ありがとうございます。今太閤さんとご一緒できて嬉しいです」
なんて聞こえてくるとなお面白くない
そのまま20号は今太閤に連れられて消えて行く。本当に面白くない!!
しばらくして88号にもお客様がついた。先に消えた20号は知らない
その客は88号に抱いて欲しいタイプの客である。客のアナルをほぐしてやり犯す
88号は抱かれ挿入されるのも抱いて挿入するのもできる。とは言っても7:3で抱く方が合ってる
88号はイライラをぶつけるように客を抱いた
少し激しかったと思う。怒りを全然関係ないお客様にぶつけたのだ
が、それは却って喜ばれた。その客は少しМっ気があったようで88号の少し荒々しいセックスに満足したようだ
「お尻、叩いて」
なんて言うので
『20号の浮気者っ!!』
と、ばかりに叩いてやった。理不尽な怒りなのは百も承知である

そんなお互いモヤモヤしていると、また2人きりになれる水曜日が来た
愛し合う前、
「本当は君以外の誰にも触らせたくないんだけど、そんなことできないし………」
20号が切り出した。続けて言う
「沢山のお客様に買われないと自由になれないし。だからお客様に触られてる時はずっと君に触らていると思ってるんだ」
お客様を拒否できない奴隷ボーイだし多くのお客様に買われないと借金は完済できない
だから88号に愛されているつもりになっていると言い出した
可愛い!!88号は20号を強く抱きしめた
「俺はお前がお客様に抱かれているのを想像すると死にそうになる!!」
88号も言う
「ありがとうね」
20号は88号に抱かれながら至福の時、夢見心地のまま応えた
2人はモヤモヤした危機を乗り切ったばかりかより強い絆を築くのであった
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