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プールサイドの奴隷ボーイたち
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プールサイドには多くの奴隷ボーイがいた。それぞれお客様に用意された水着を着ている。中にはお客様の趣味なのであろうJKのような水着を着ている奴隷ボーイもいる。恥ずかしそうにしている
奴隷ボーイの首輪はステンレスのチェーンだがネックレスのように作られておりお客様からの見た目に違和感ないようにされていた。正面にはプレートが装着されていて鍵がないと外せない。B37号ならブロンズチームなので銅製のプレートでB37とプリントされている。接合部は後ろで施錠されている。この首輪は奴隷ボーイである間は外されることはない。彼がレベルアップしたらプレートがシルバーに、そしてゴールドにと取り替えられる
更衣室で手錠と足枷、それをつなぐ鎖と腰ベルトがようやく外された
「一時拘束具を特別に外すが良からぬことを考えるなよ」
調教師が念を押した。元より首輪には発信器が付いているし立入禁止場所に入ると首輪からけたたましい音がし電撃が走るようになっている
そうそう良からぬことなどできない
奴隷ボーイになった時にそれも説明されている。こんな離島で逃げることもできない。それならマジメに過ごして正式に卒業していく方が良い
更衣室を出てプールサイドに着くと紀伊大納言が待っていてくれた
「水着、似合ってるね」
紀伊大納言が言ってくれた
「ありがとう」
B37号は笑みを返す。人なつっこい笑顔だ
B37号は照りつける太陽を反射する水面が眩しくて手びさしを作った。そう言えばプールって何年ぶりだろう?
高校の体育以来か
B37号はラジオ体操みたいに身体を動かした。準備体操である
「行きましょうか?」
B37号は紀伊大納言を誘った
紀伊大納言はニコニコしている
「俺は良いから先に泳いでおいで」
と言う
外の暑さはたまらない。B37号はまずは
「じゃ、毒味に」
などとおどけてプールに飛び込む。きれいなフォームだ
「元水泳部?」
紀伊大納言がプールサイドから尋ねた
「いいえ、子どものころスイミングには行ってましたけど」
と、返した。幼いころはそれなりに幸せだった
リゾートのプールは造波プールや流れるプールなどがありお客様を退屈させないようにしている
紀伊大納言も少し水に入ったがすぐに出てきた
「君はもっと入ってて良いよ」
とは言われたが、そう言う訳にもいくまい
紀伊大納言が立てたパラソルに入って隣に座る
「何か食べる?」
紀伊大納言はB37号に聞いてきた
まさか指名客に買いに行ってもらう訳には行かないので一緒に売店に行った
泳ぐとお腹が減る
若者らしい反応である
おでんにフランクフルトとプールサイドらしいフードを楽しんだ
こんな穏やかな時間、久しぶりな気がしたB37号であった
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更衣室で手錠と足枷、それをつなぐ鎖と腰ベルトがようやく外された
「一時拘束具を特別に外すが良からぬことを考えるなよ」
調教師が念を押した。元より首輪には発信器が付いているし立入禁止場所に入ると首輪からけたたましい音がし電撃が走るようになっている
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更衣室を出てプールサイドに着くと紀伊大納言が待っていてくれた
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「ありがとう」
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と言う
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などとおどけてプールに飛び込む。きれいなフォームだ
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