31 / 75
第31話 リーフィアの過去
しおりを挟む
夕暮れ時、牧場に柔らかな橙色の光が降り注ぐ頃、白石悠真は納屋の屋根の修理を終えていた。大雨で少し傷んでしまった部分を、丁寧に直し終えたところだ。
「これで雨漏りの心配はなくなったな」
悠真は満足げに納屋を見上げ、手に持った金槌をポケットにしまった。作業で汗ばんだ額を腕で拭うと、ふと視線を山の方に向けた。そこには、一人佇むリーフィアの姿があった。彼女は山の稜線を眺めているようで、どこか物思いに耽っている様子だった。
「どうしたんだろう」
悠真は不思議に思いながらも、一旦家に戻り道具を片付けた。黒猫のルナが玄関先で丸くなって眠っており、悠真の足音に目を覚まして小さく「ニャア」と鳴いた。
「ごめんな、ルナ。起こしちゃったか」
悠真がルナの頭を撫でると、黒猫は気持ち良さそうに背伸びをした。夕飯の準備をしようと思ったが、リーフィアの様子が気になり、悠真は山の方へと足を向けた。ルナも静かに彼の後を付いてきた。
――――――
山の斜面に立つリーフィアは、銀色の髪が夕暮れに金色に輝いていた。彼女は手のひらを広げ、夕焼けに染まる空を見上げている。その姿は儚く、どこか郷愁を帯びていた。
「リーフィア」
悠真の声に、彼女はゆっくりと振り向いた。
「悠真さん……」
彼女の目には、いつもと違う光が宿っていた。悠真は彼女の隣に立ち、同じ方向を見つめた。
「もしかして、何か思い出したのか?」
記憶を失ったリーフィア。彼女の過去については、断片的な記憶以外、何も分かっていなかった。悠真の問いかけに、リーフィアはゆっくりと頷いた。
「はい……少しだけ」
彼女の声は静かで、風にかき消されそうなほど小さかった。
「今日のこの夕焼け空を見ていたら、急に……私が住んでいた場所を思い出しました。山の上にある、小さな集落で……」
リーフィアは言葉を詰まらせた。思い出すことは、彼女にとって苦しいことなのかもしれない。悠真はそっと彼女の肩に手を置いた。
「無理に思い出そうとしなくていい。少しずつでいいんだ」
「ありがとうございます、悠真さん」
リーフィアは微笑んだが、その目には憂いが残っていた。彼女は再び山の方を見つめ、小さく息を吐いた。
「私の村は、『月影の民』と呼ばれる人々が暮らす場所でした。自然と共に生き、森の力を借りて暮らす、小さな集落です」
「月影の民……」
悠真はその名前を初めて聞いた。リーフィアは続けた。
「私たちは、自然の恵みを大切にし、月の光を糧に生きる種族です。私は……村の守護者の役目を持っていたはずなのですが……」
そこで彼女の言葉は途切れた。思い出せない部分が多いのだろう。彼女は自分の手のひらを見つめ、弱々しく微笑んだ。
「何があったのかは、まだはっきりと思い出せません。ただ……村が何者かに襲われ、私は逃げるように言われたことだけは覚えています」
ルナが小さく鳴いて、リーフィアの足元に寄り添った。黒猫が彼女を慰めるように、足にすり寄る。リーフィアはルナを優しく抱き上げた。
「それで、この辺りまで来たものの……力尽きてしまったのですね」
「そこで俺が見つけたわけか」
悠真が言うと、リーフィアは優しい目で彼を見つめた。
「はい。悠真さんに命を救われ、この牧場で新しい日々を過ごせたことは、私にとって大きな幸運でした」
二人の会話の間、西の空は徐々に赤みを増し、やがて紫色へと変わっていく。最初の星が、静かに空に姿を現した。
「村のことが気になるなら、探しに行ってもいいんだぞ」
悠真の言葉に、リーフィアは少し驚いた様子で彼を見つめた。
「いいのですか?」
「もちろん。記憶を取り戻すのは大事なことだ。それに……」
悠真は少し照れくさそうに頬を掻いた。
「一人で行くのは危ないからな。俺も付き合うよ」
リーフィアの瞳が小さく震えた。彼女の目には、涙が浮かんでいた。
「悠真さん……」
彼女はゆっくりと頭を横に振った。
「ありがとうございます。でも、今はまだ……私自身がはっきりと思い出せていないのです。それに……」
リーフィアはルナを抱きながら、ふと視線を牧場の方に向けた。夕暮れの中、遠くには雷を操る羊のベルが草を食む姿が見える。
「今は、この牧場での生活が大切です。ここには私の居場所があります」
悠真は安堵の表情を浮かべた。正直なところ、彼もリーフィアが牧場を離れてしまうことを少し恐れていたのだ。
「そうか。でも、思い出したいときは言ってくれよ。手伝えることがあれば協力するから」
「はい、ありがとうございます」
リーフィアは微笑み、夜風に揺れる銀髪をそっと耳にかけた。
「不思議ですね。記憶の一部を思い出したというのに、私は悲しくありません。むしろ……安心しているんです」
「安心?」
「はい。私が誰なのか、どこから来たのか、それを知る手がかりができたことで。でも同時に……」
彼女は牧場を見渡し、優しい眼差しを向けた。
「ここでの生活が、私にとって大切だということを、改めて実感したからです」
悠真も彼女に倣って牧場を見渡した。動物たちが思い思いに過ごす姿、整えられた見学路、豊かな植物たち。そのすべてがリーフィアの手によって、より豊かになっていた。
「リーフィア、夕飯の支度をしよう。今日は何か特別なものを作ろうか」
「はい!私も手伝います」
二人が山を下り始めると、ルナも軽やかに二人の後を追った。空には月が姿を現し始めていた。その光がリーフィアの銀髪を優しく照らし、彼女の足取りは次第に軽くなっていった。
――――――
食事の後、リーフィアは自分の部屋で小さな箱を開けていた。中には、彼女が倒れていたときに持っていた、たった一つの持ち物があった。月の光を浴びると淡く光る、銀色の葉の形をした小さなペンダント。
「月影の民の守護者の証……」
彼女はそっと呟き、ペンダントを握りしめた。まだ全てを思い出したわけではないが、このペンダントが自分のアイデンティティと深く関わっていることだけは確かだった。
突然、部屋の窓から「メェー」という声が聞こえた。リーフィアが驚いて窓を開けると、羊のベルが窓の外で彼女を見つめていた。
「あら、ベル。こんな時間にどうしたの?」
ベルは小さく鳴き、リーフィアの手をそっと鼻で触れた。まるで彼女を慰めているかのようだった。リーフィアは微笑み、ベルの頭を優しく撫でた。
「ありがとう、ベル。あなたたちがいてくれて、私は本当に幸せよ」
ベルは満足げに鳴き、穏やかな夜の闇の中へと戻っていった。
「いつか、全てを思い出す日が来るでしょう」
リーフィアはペンダントを胸元にかけ、窓の外を見た。満月に近い月が、牧場全体を銀色に照らしている。
「でも今は……この場所で、悠真さんと一緒に牧場を守るのが私の使命」
そう呟いたリーフィアの表情には、もはや迷いはなかった。彼女は窓を閉め、ランプの明かりを消した。明日もまた、牧場での穏やかな一日が始まるだろう。
――――――
翌朝、悠真が目を覚ますと、いつもより香ばしい朝食の匂いが漂ってきた。居間に行くと、リーフィアがエプロン姿で朝食の準備をしていた。
「おはようございます、悠真さん。今日は特別に、月影の民の伝統的な朝食を作ってみました」
テーブルには、ハーブの香りがする丸いパンと、蜂蜜をかけた果実のサラダ、そして澄んだスープが並んでいた。ルナは既に自分の朝食を食べ終え、窓辺で毛づくろいをしていた。
「これが月影の民の料理か。見た目も綺麗だな」
「はい。思い出しながら作ってみました」
リーフィアの表情は晴れやかで、昨日の憂いは消えていた。悠真はそんな彼女を見て、安心した。
「じゃあ、いただこう」
朝食を食べながら、二人はこれからの牧場の予定について話し合った。リーフィアは、月の光を好む植物を増やしたいと言う。それは月影の民としての彼女のルーツを大切にしたいという気持ちの表れだった。
「リーフィア」
「はい?」
「無理はするなよ。記憶を取り戻すのも大事だけど、今を生きることも大切だから」
リーフィアは嬉しそうに微笑んだ。
「はい。悠真さんのおかげで、私は自分のペースで記憶と向き合うことができています。本当にありがとうございます」
朝食を終え、二人は牧場の仕事に取りかかった。窓の外では、ベルが草原を元気に駆け回っている。その角から時折小さな電光が走り、朝の空気を震わせていた。
穏やかな朝の光の中、牧場は今日も平和に一日を始めていた。リーフィアが月影の民の記憶を少しずつ取り戻していくように、この牧場での日々も、彼女の新たな思い出として積み重なっていくのだろう。
「これで雨漏りの心配はなくなったな」
悠真は満足げに納屋を見上げ、手に持った金槌をポケットにしまった。作業で汗ばんだ額を腕で拭うと、ふと視線を山の方に向けた。そこには、一人佇むリーフィアの姿があった。彼女は山の稜線を眺めているようで、どこか物思いに耽っている様子だった。
「どうしたんだろう」
悠真は不思議に思いながらも、一旦家に戻り道具を片付けた。黒猫のルナが玄関先で丸くなって眠っており、悠真の足音に目を覚まして小さく「ニャア」と鳴いた。
「ごめんな、ルナ。起こしちゃったか」
悠真がルナの頭を撫でると、黒猫は気持ち良さそうに背伸びをした。夕飯の準備をしようと思ったが、リーフィアの様子が気になり、悠真は山の方へと足を向けた。ルナも静かに彼の後を付いてきた。
――――――
山の斜面に立つリーフィアは、銀色の髪が夕暮れに金色に輝いていた。彼女は手のひらを広げ、夕焼けに染まる空を見上げている。その姿は儚く、どこか郷愁を帯びていた。
「リーフィア」
悠真の声に、彼女はゆっくりと振り向いた。
「悠真さん……」
彼女の目には、いつもと違う光が宿っていた。悠真は彼女の隣に立ち、同じ方向を見つめた。
「もしかして、何か思い出したのか?」
記憶を失ったリーフィア。彼女の過去については、断片的な記憶以外、何も分かっていなかった。悠真の問いかけに、リーフィアはゆっくりと頷いた。
「はい……少しだけ」
彼女の声は静かで、風にかき消されそうなほど小さかった。
「今日のこの夕焼け空を見ていたら、急に……私が住んでいた場所を思い出しました。山の上にある、小さな集落で……」
リーフィアは言葉を詰まらせた。思い出すことは、彼女にとって苦しいことなのかもしれない。悠真はそっと彼女の肩に手を置いた。
「無理に思い出そうとしなくていい。少しずつでいいんだ」
「ありがとうございます、悠真さん」
リーフィアは微笑んだが、その目には憂いが残っていた。彼女は再び山の方を見つめ、小さく息を吐いた。
「私の村は、『月影の民』と呼ばれる人々が暮らす場所でした。自然と共に生き、森の力を借りて暮らす、小さな集落です」
「月影の民……」
悠真はその名前を初めて聞いた。リーフィアは続けた。
「私たちは、自然の恵みを大切にし、月の光を糧に生きる種族です。私は……村の守護者の役目を持っていたはずなのですが……」
そこで彼女の言葉は途切れた。思い出せない部分が多いのだろう。彼女は自分の手のひらを見つめ、弱々しく微笑んだ。
「何があったのかは、まだはっきりと思い出せません。ただ……村が何者かに襲われ、私は逃げるように言われたことだけは覚えています」
ルナが小さく鳴いて、リーフィアの足元に寄り添った。黒猫が彼女を慰めるように、足にすり寄る。リーフィアはルナを優しく抱き上げた。
「それで、この辺りまで来たものの……力尽きてしまったのですね」
「そこで俺が見つけたわけか」
悠真が言うと、リーフィアは優しい目で彼を見つめた。
「はい。悠真さんに命を救われ、この牧場で新しい日々を過ごせたことは、私にとって大きな幸運でした」
二人の会話の間、西の空は徐々に赤みを増し、やがて紫色へと変わっていく。最初の星が、静かに空に姿を現した。
「村のことが気になるなら、探しに行ってもいいんだぞ」
悠真の言葉に、リーフィアは少し驚いた様子で彼を見つめた。
「いいのですか?」
「もちろん。記憶を取り戻すのは大事なことだ。それに……」
悠真は少し照れくさそうに頬を掻いた。
「一人で行くのは危ないからな。俺も付き合うよ」
リーフィアの瞳が小さく震えた。彼女の目には、涙が浮かんでいた。
「悠真さん……」
彼女はゆっくりと頭を横に振った。
「ありがとうございます。でも、今はまだ……私自身がはっきりと思い出せていないのです。それに……」
リーフィアはルナを抱きながら、ふと視線を牧場の方に向けた。夕暮れの中、遠くには雷を操る羊のベルが草を食む姿が見える。
「今は、この牧場での生活が大切です。ここには私の居場所があります」
悠真は安堵の表情を浮かべた。正直なところ、彼もリーフィアが牧場を離れてしまうことを少し恐れていたのだ。
「そうか。でも、思い出したいときは言ってくれよ。手伝えることがあれば協力するから」
「はい、ありがとうございます」
リーフィアは微笑み、夜風に揺れる銀髪をそっと耳にかけた。
「不思議ですね。記憶の一部を思い出したというのに、私は悲しくありません。むしろ……安心しているんです」
「安心?」
「はい。私が誰なのか、どこから来たのか、それを知る手がかりができたことで。でも同時に……」
彼女は牧場を見渡し、優しい眼差しを向けた。
「ここでの生活が、私にとって大切だということを、改めて実感したからです」
悠真も彼女に倣って牧場を見渡した。動物たちが思い思いに過ごす姿、整えられた見学路、豊かな植物たち。そのすべてがリーフィアの手によって、より豊かになっていた。
「リーフィア、夕飯の支度をしよう。今日は何か特別なものを作ろうか」
「はい!私も手伝います」
二人が山を下り始めると、ルナも軽やかに二人の後を追った。空には月が姿を現し始めていた。その光がリーフィアの銀髪を優しく照らし、彼女の足取りは次第に軽くなっていった。
――――――
食事の後、リーフィアは自分の部屋で小さな箱を開けていた。中には、彼女が倒れていたときに持っていた、たった一つの持ち物があった。月の光を浴びると淡く光る、銀色の葉の形をした小さなペンダント。
「月影の民の守護者の証……」
彼女はそっと呟き、ペンダントを握りしめた。まだ全てを思い出したわけではないが、このペンダントが自分のアイデンティティと深く関わっていることだけは確かだった。
突然、部屋の窓から「メェー」という声が聞こえた。リーフィアが驚いて窓を開けると、羊のベルが窓の外で彼女を見つめていた。
「あら、ベル。こんな時間にどうしたの?」
ベルは小さく鳴き、リーフィアの手をそっと鼻で触れた。まるで彼女を慰めているかのようだった。リーフィアは微笑み、ベルの頭を優しく撫でた。
「ありがとう、ベル。あなたたちがいてくれて、私は本当に幸せよ」
ベルは満足げに鳴き、穏やかな夜の闇の中へと戻っていった。
「いつか、全てを思い出す日が来るでしょう」
リーフィアはペンダントを胸元にかけ、窓の外を見た。満月に近い月が、牧場全体を銀色に照らしている。
「でも今は……この場所で、悠真さんと一緒に牧場を守るのが私の使命」
そう呟いたリーフィアの表情には、もはや迷いはなかった。彼女は窓を閉め、ランプの明かりを消した。明日もまた、牧場での穏やかな一日が始まるだろう。
――――――
翌朝、悠真が目を覚ますと、いつもより香ばしい朝食の匂いが漂ってきた。居間に行くと、リーフィアがエプロン姿で朝食の準備をしていた。
「おはようございます、悠真さん。今日は特別に、月影の民の伝統的な朝食を作ってみました」
テーブルには、ハーブの香りがする丸いパンと、蜂蜜をかけた果実のサラダ、そして澄んだスープが並んでいた。ルナは既に自分の朝食を食べ終え、窓辺で毛づくろいをしていた。
「これが月影の民の料理か。見た目も綺麗だな」
「はい。思い出しながら作ってみました」
リーフィアの表情は晴れやかで、昨日の憂いは消えていた。悠真はそんな彼女を見て、安心した。
「じゃあ、いただこう」
朝食を食べながら、二人はこれからの牧場の予定について話し合った。リーフィアは、月の光を好む植物を増やしたいと言う。それは月影の民としての彼女のルーツを大切にしたいという気持ちの表れだった。
「リーフィア」
「はい?」
「無理はするなよ。記憶を取り戻すのも大事だけど、今を生きることも大切だから」
リーフィアは嬉しそうに微笑んだ。
「はい。悠真さんのおかげで、私は自分のペースで記憶と向き合うことができています。本当にありがとうございます」
朝食を終え、二人は牧場の仕事に取りかかった。窓の外では、ベルが草原を元気に駆け回っている。その角から時折小さな電光が走り、朝の空気を震わせていた。
穏やかな朝の光の中、牧場は今日も平和に一日を始めていた。リーフィアが月影の民の記憶を少しずつ取り戻していくように、この牧場での日々も、彼女の新たな思い出として積み重なっていくのだろう。
124
あなたにおすすめの小説
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
【完結】辺境伯の溺愛が重すぎます~追放された薬師見習いは、領主様に囲われています~
深山きらら
恋愛
王都の薬師ギルドで見習いとして働いていたアディは、先輩の陰謀により濡れ衣を着せられ追放される。絶望の中、辺境の森で魔獣に襲われた彼女を救ったのは、「氷の辺境伯」と呼ばれるルーファスだった。彼女の才能を見抜いたルーファスは、アディを専属薬師として雇用する。
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる