46 / 75
第46話 冬の病と友情の薬
しおりを挟む
朝日が雪景色を照らす白石牧場。例年より早く訪れた寒波に、悠真は牧場内の見回りを丁寧に行っていた。
「おはようございます、悠真さん」
リーフィアが温かい飲み物を入れた木製のマグカップを持って近づいてきた。銀色の髪が朝日に輝き、彼女の周りには不思議と温かな空気が漂っている。
「ありがとう。体が温まるよ」
悠真はマグカップを受け取り、一口飲んだ。甘くスパイシーな味が喉を通り、体の芯から温かくなる。
「外の様子はどうですか?昨日届いたものは確認しておきました」
リーフィアの質問に、悠真は少し考え込んだ。
「うん、大丈夫……だと思うけど、やっぱり雪は降り始めていたな」
二人が餌置き場に向かうと、テラが不安げな表情で駆け寄ってきた。
「ミュウ!ミュウ!」
テラの様子に、悠真は眉をひそめる。
「どうしたんだ?」
テラは首を振り、納屋の奥へと導くように先導した。悠真とリーフィアが付いていくと、そこにはサクラとベルが横たわっていた。二匹とも普段の元気さがなく、呼吸が荒い。
「これは……」
悠真が駆け寄ると、サクラが弱々しく「メェ…」と鳴いた。その角からはいつもの優しい光が消え、目も潤いを失っている。
「熱があります。ベルも同じです」
リーフィアが手を当てて確認すると、両方の羊の体温は明らかに高かった。
「他の子たちは?」
悠真の問いに、急いで牧場中を確認することにした。ルミもまた、耳を垂れて元気がない。フレアも苦しそうに横たわって「キュゥ…」と弱々しく鳴いている。
「これはまずいな。いったい何が原因だ?」
悠真が考え込んでいると、リーフィアが餌置き場から戻ってきた。彼女の表情は暗く、何かを握りしめていた。
「悠真さん、これを見てください」
開いた手の上には、少し変色した餌粒があった。
「これは昨日届いた特製フードの一部です。湿気を含んで、少し腐敗が始まっているようです」
悠真は顔をしかめた。
「これが原因か。急いで処理しないと……」
――――――
午後になり、病気の家畜たちは納屋の奥に隔離された。悠真とリーフィアは交代で看病を続けていた。
「サクラ、大丈夫だよ。すぐに良くなるからね」
悠真がサクラの頭を優しく撫でていると、納屋の入り口から声が聞こえた。
「悠真さーん!リーフィアさーん!」
振り返ると、そこにはミリアムが立っていた。亜麻色の髪に雪の結晶が輝き、頬を赤く染めている。
「ミリアム?こんな雪の中、どうしたんだ?」
ミリアムは息を切らして駆け寄ってきた。
「村での用事が終わって戻る途中、テラが走ってきてなんだか牧場の方に来てほしそうだったから」
テラは「ミュウ」と鳴き、ミリアムの足元でぴょんと跳ねた。
「それで急いで来たんだけど……あ、大変!サクラたちが倒れているの?」
ミリアムは驚いた表情で病気の家畜たちを見つめた。リーフィアが状況を説明すると、彼女は真剣な顔になった。
「それなら、村にある薬草が効くかもしれません!ローザおばあさんが作っている『フィーバーダウン』と『シャイニングリーフ』を混ぜたお薬……急性の食中毒や冬の病にとても効くんです!」
悠真とリーフィアは顔を見合わせた。
「それはありがたい。でも、今からあの雪の中を村までは……」
悠真の言葉に、ミリアムは力強く頷いた。
「大丈夫です!私、行ってきます!」
しかし、悠真は首を振った。
「いや、一人で行かせるわけにはいかない。それにこの雪じゃ時間がかかりすぎる……」
彼は納屋の外を見つめ、決断した。
「ウィンドに協力してもらおう。俺とミリアムで村まで行ってくる。リーフィア、ここを頼めるか?」
リーフィアは「はい」と頷き、病気の家畜たちの看病を続けることになった。
――――――
雪が舞う空を、銀色の翼を広げたウィンドが飛んでいた。背中には悠真とミリアムが乗り、村へと急いでいる。
「雪が強くなってきたな……」
悠真が空を見上げると、灰色の雲が低く垂れこめ、視界が悪くなってきていた。
「ウィンド、無理はしないでくれ」
ペガサスは「ヒヒーン」と答え、慎重に高度を下げながら進んだ。
「あ、見えてきました!グリーンヘイブンです!」
ミリアムが前方を指さすと、雪に覆われた小さな村が見えてきた。ウィンドはゆっくりと村の広場に着陸した。
「ありがとう、ウィンド。少し休んでいてくれ」
悠真がペガサスの首筋を撫でると、ウィンドは疲れた様子で頷いた。
「急いでローザおばあさんの所へ行きましょう!」
ミリアムに導かれ、二人は雪の積もった小道を駆け抜けた。村の端にある小さな薬草師の家に着くと、ミリアムはノックをした。
「ローザおばあさん!緊急事態です!」
扉が開き、白髪の老婦人が現れた。
「まあ、ミリアム。こんな雪の日に……どうしたの?」
状況を説明すると、ローザは素早く薬棚に向かった。
「そうか、それは大変ね。フィーバーダウンとシャイニングリーフの調合薬……それに強壮剤も持っていきなさい」
老婦人は手際よく薬草を袋に詰め、使い方を説明した。
「ありがとうございます、おばあさん!」
ミリアムが礼を言い、悠真も深く頭を下げた。
「お代はいくら……」
彼が言いかけると、ローザは手を振った。
「いいのよ。ミリアムがいつも薬草を届けてくれるお礼よ。それに、あなたの牧場の特別な動物たちの話はよく聞いてるわ。大切にしてあげてね」
感謝の言葉を述べ、二人は急いで広場に戻った。しかし、外の雪はさらに強くなっていた。
「これは……酷くなったな」
悠真が空を見上げると、吹雪に近い状態になっていた。ウィンドも不安そうに尻尾を揺らしている。
「でも、戻らなきゃ……皆が待ってます!」
ミリアムの決意に、悠真も頷いた。
「ウィンド、無理だったら言ってくれ。最悪、村で一晩待機することもできる」
ペガサスは「ヒヒーン」と強く鳴き、決意を示した。二人が背中に乗ると、ウィンドは力強く羽ばたき、雪の空へと飛び立った。
――――――
吹雪の中、ウィンドは懸命に飛び続けた。視界は悪く、冷たい風が三人を容赦なく打ちつける。
「もう少しだ!あそこに牧場の灯りが見える!」
悠真が前方を指さすと、かすかに見える黄色い光が希望となって三人を導いた。ウィンドは最後の力を振り絞り、牧場の中庭に着陸した。
「ウィンド、ありがとう。本当に助かった」
悠真はペガサスの首に腕を回し、感謝を伝えた。ウィンドは疲れた様子だったが、誇らしげに頭を高く上げた。
「ゆっくり休んでくれ。暖かい飼葉を用意しておくから」
リーフィアが納屋から駆け寄ってきた。
「無事に戻られて良かったです!皆の具合は……」
「少し悪化しています。特にサクラが心配です」
三人は急いで薬を携え、納屋へと向かった。
――――――
納屋の奥、病気の家畜たちは弱々しく横たわっていた。特にサクラは呼吸が荒く、羊毛も光沢を失っている。
「急いで薬を調合しましょう」
ミリアムはローザから教わった通りに薬草を混ぜ始めた。リーフィアも手伝い、二人は協力して薬草茶を作った。
「まずはサクラから……」
悠真がサクラの頭を優しく持ち上げ、ミリアムが注意深く薬を飲ませた。次にベル、ルミ、アズールと順番に薬を与えていく。
「これで少しは楽になるはずだ」
悠真が言うと、リーフィアが温かい毛布を取り出した。
「これで包んで、温かく保ちましょう」
三人は協力して病気の家畜たちの世話をし、夜が更けていった。
――――――
深夜、悠真は納屋で寝ずの番をしていた。リーフィアとミリアムも交代で休みながら、家畜たちを見守っている。
「サクラ、頑張れよ……」
悠真が囁くと、サクラが弱々しく目を開けた。その角から、わずかに光が漏れ始めている。
「メェ……」
彼はほっと胸をなでおろした。
「薬が効いてきたみたいだな」
朝になると、病気の家畜たちの容体は少しずつ良くなっていた。サクラの角からは淡い光が戻り、ベルの毛並みにも艶が出始めていた。
「良かった……本当に良かった」
ミリアムは安堵の表情で、家畜たちを見つめた。リーフィアも微笑み、悠真の肩に手を置いた。
「皆の強さと、そしてウィンドの頑張りが実を結びましたね」
悠真は頷き、納屋の窓から差し込む朝日を見つめた。雪は止み、新しい一日が始まろうとしていた。
「これからは餌の管理をもっと厳しくしないとな」
ミリアムが少し申し訳なさそうに言った。
「私ももっと薬草の知識を活かして、定期的に予防薬を作りに来ますね」
リーフィアも頷いた。
「設備の消毒や、飼育環境についても改めてチェックしておきましょう」
三人は疲れていたが、充実感に満ちた表情で互いを見つめた。
「こういう時に、本当の友情や絆が試されるんだろうな」
悠真の言葉に、二人は微笑んだ。納屋の中には温かな空気が流れ、サクラが元気に「メェ」と鳴いた。その角から放たれた光は、まるで三人への感謝の印のように、柔らかく輝いていた。
雪が融け始めた白石牧場。これからも季節は巡り、様々な出来事が訪れるだろう。しかし、どんな困難も皆で力を合わせれば乗り越えられる。それを証明した冬の一日だった。
「おはようございます、悠真さん」
リーフィアが温かい飲み物を入れた木製のマグカップを持って近づいてきた。銀色の髪が朝日に輝き、彼女の周りには不思議と温かな空気が漂っている。
「ありがとう。体が温まるよ」
悠真はマグカップを受け取り、一口飲んだ。甘くスパイシーな味が喉を通り、体の芯から温かくなる。
「外の様子はどうですか?昨日届いたものは確認しておきました」
リーフィアの質問に、悠真は少し考え込んだ。
「うん、大丈夫……だと思うけど、やっぱり雪は降り始めていたな」
二人が餌置き場に向かうと、テラが不安げな表情で駆け寄ってきた。
「ミュウ!ミュウ!」
テラの様子に、悠真は眉をひそめる。
「どうしたんだ?」
テラは首を振り、納屋の奥へと導くように先導した。悠真とリーフィアが付いていくと、そこにはサクラとベルが横たわっていた。二匹とも普段の元気さがなく、呼吸が荒い。
「これは……」
悠真が駆け寄ると、サクラが弱々しく「メェ…」と鳴いた。その角からはいつもの優しい光が消え、目も潤いを失っている。
「熱があります。ベルも同じです」
リーフィアが手を当てて確認すると、両方の羊の体温は明らかに高かった。
「他の子たちは?」
悠真の問いに、急いで牧場中を確認することにした。ルミもまた、耳を垂れて元気がない。フレアも苦しそうに横たわって「キュゥ…」と弱々しく鳴いている。
「これはまずいな。いったい何が原因だ?」
悠真が考え込んでいると、リーフィアが餌置き場から戻ってきた。彼女の表情は暗く、何かを握りしめていた。
「悠真さん、これを見てください」
開いた手の上には、少し変色した餌粒があった。
「これは昨日届いた特製フードの一部です。湿気を含んで、少し腐敗が始まっているようです」
悠真は顔をしかめた。
「これが原因か。急いで処理しないと……」
――――――
午後になり、病気の家畜たちは納屋の奥に隔離された。悠真とリーフィアは交代で看病を続けていた。
「サクラ、大丈夫だよ。すぐに良くなるからね」
悠真がサクラの頭を優しく撫でていると、納屋の入り口から声が聞こえた。
「悠真さーん!リーフィアさーん!」
振り返ると、そこにはミリアムが立っていた。亜麻色の髪に雪の結晶が輝き、頬を赤く染めている。
「ミリアム?こんな雪の中、どうしたんだ?」
ミリアムは息を切らして駆け寄ってきた。
「村での用事が終わって戻る途中、テラが走ってきてなんだか牧場の方に来てほしそうだったから」
テラは「ミュウ」と鳴き、ミリアムの足元でぴょんと跳ねた。
「それで急いで来たんだけど……あ、大変!サクラたちが倒れているの?」
ミリアムは驚いた表情で病気の家畜たちを見つめた。リーフィアが状況を説明すると、彼女は真剣な顔になった。
「それなら、村にある薬草が効くかもしれません!ローザおばあさんが作っている『フィーバーダウン』と『シャイニングリーフ』を混ぜたお薬……急性の食中毒や冬の病にとても効くんです!」
悠真とリーフィアは顔を見合わせた。
「それはありがたい。でも、今からあの雪の中を村までは……」
悠真の言葉に、ミリアムは力強く頷いた。
「大丈夫です!私、行ってきます!」
しかし、悠真は首を振った。
「いや、一人で行かせるわけにはいかない。それにこの雪じゃ時間がかかりすぎる……」
彼は納屋の外を見つめ、決断した。
「ウィンドに協力してもらおう。俺とミリアムで村まで行ってくる。リーフィア、ここを頼めるか?」
リーフィアは「はい」と頷き、病気の家畜たちの看病を続けることになった。
――――――
雪が舞う空を、銀色の翼を広げたウィンドが飛んでいた。背中には悠真とミリアムが乗り、村へと急いでいる。
「雪が強くなってきたな……」
悠真が空を見上げると、灰色の雲が低く垂れこめ、視界が悪くなってきていた。
「ウィンド、無理はしないでくれ」
ペガサスは「ヒヒーン」と答え、慎重に高度を下げながら進んだ。
「あ、見えてきました!グリーンヘイブンです!」
ミリアムが前方を指さすと、雪に覆われた小さな村が見えてきた。ウィンドはゆっくりと村の広場に着陸した。
「ありがとう、ウィンド。少し休んでいてくれ」
悠真がペガサスの首筋を撫でると、ウィンドは疲れた様子で頷いた。
「急いでローザおばあさんの所へ行きましょう!」
ミリアムに導かれ、二人は雪の積もった小道を駆け抜けた。村の端にある小さな薬草師の家に着くと、ミリアムはノックをした。
「ローザおばあさん!緊急事態です!」
扉が開き、白髪の老婦人が現れた。
「まあ、ミリアム。こんな雪の日に……どうしたの?」
状況を説明すると、ローザは素早く薬棚に向かった。
「そうか、それは大変ね。フィーバーダウンとシャイニングリーフの調合薬……それに強壮剤も持っていきなさい」
老婦人は手際よく薬草を袋に詰め、使い方を説明した。
「ありがとうございます、おばあさん!」
ミリアムが礼を言い、悠真も深く頭を下げた。
「お代はいくら……」
彼が言いかけると、ローザは手を振った。
「いいのよ。ミリアムがいつも薬草を届けてくれるお礼よ。それに、あなたの牧場の特別な動物たちの話はよく聞いてるわ。大切にしてあげてね」
感謝の言葉を述べ、二人は急いで広場に戻った。しかし、外の雪はさらに強くなっていた。
「これは……酷くなったな」
悠真が空を見上げると、吹雪に近い状態になっていた。ウィンドも不安そうに尻尾を揺らしている。
「でも、戻らなきゃ……皆が待ってます!」
ミリアムの決意に、悠真も頷いた。
「ウィンド、無理だったら言ってくれ。最悪、村で一晩待機することもできる」
ペガサスは「ヒヒーン」と強く鳴き、決意を示した。二人が背中に乗ると、ウィンドは力強く羽ばたき、雪の空へと飛び立った。
――――――
吹雪の中、ウィンドは懸命に飛び続けた。視界は悪く、冷たい風が三人を容赦なく打ちつける。
「もう少しだ!あそこに牧場の灯りが見える!」
悠真が前方を指さすと、かすかに見える黄色い光が希望となって三人を導いた。ウィンドは最後の力を振り絞り、牧場の中庭に着陸した。
「ウィンド、ありがとう。本当に助かった」
悠真はペガサスの首に腕を回し、感謝を伝えた。ウィンドは疲れた様子だったが、誇らしげに頭を高く上げた。
「ゆっくり休んでくれ。暖かい飼葉を用意しておくから」
リーフィアが納屋から駆け寄ってきた。
「無事に戻られて良かったです!皆の具合は……」
「少し悪化しています。特にサクラが心配です」
三人は急いで薬を携え、納屋へと向かった。
――――――
納屋の奥、病気の家畜たちは弱々しく横たわっていた。特にサクラは呼吸が荒く、羊毛も光沢を失っている。
「急いで薬を調合しましょう」
ミリアムはローザから教わった通りに薬草を混ぜ始めた。リーフィアも手伝い、二人は協力して薬草茶を作った。
「まずはサクラから……」
悠真がサクラの頭を優しく持ち上げ、ミリアムが注意深く薬を飲ませた。次にベル、ルミ、アズールと順番に薬を与えていく。
「これで少しは楽になるはずだ」
悠真が言うと、リーフィアが温かい毛布を取り出した。
「これで包んで、温かく保ちましょう」
三人は協力して病気の家畜たちの世話をし、夜が更けていった。
――――――
深夜、悠真は納屋で寝ずの番をしていた。リーフィアとミリアムも交代で休みながら、家畜たちを見守っている。
「サクラ、頑張れよ……」
悠真が囁くと、サクラが弱々しく目を開けた。その角から、わずかに光が漏れ始めている。
「メェ……」
彼はほっと胸をなでおろした。
「薬が効いてきたみたいだな」
朝になると、病気の家畜たちの容体は少しずつ良くなっていた。サクラの角からは淡い光が戻り、ベルの毛並みにも艶が出始めていた。
「良かった……本当に良かった」
ミリアムは安堵の表情で、家畜たちを見つめた。リーフィアも微笑み、悠真の肩に手を置いた。
「皆の強さと、そしてウィンドの頑張りが実を結びましたね」
悠真は頷き、納屋の窓から差し込む朝日を見つめた。雪は止み、新しい一日が始まろうとしていた。
「これからは餌の管理をもっと厳しくしないとな」
ミリアムが少し申し訳なさそうに言った。
「私ももっと薬草の知識を活かして、定期的に予防薬を作りに来ますね」
リーフィアも頷いた。
「設備の消毒や、飼育環境についても改めてチェックしておきましょう」
三人は疲れていたが、充実感に満ちた表情で互いを見つめた。
「こういう時に、本当の友情や絆が試されるんだろうな」
悠真の言葉に、二人は微笑んだ。納屋の中には温かな空気が流れ、サクラが元気に「メェ」と鳴いた。その角から放たれた光は、まるで三人への感謝の印のように、柔らかく輝いていた。
雪が融け始めた白石牧場。これからも季節は巡り、様々な出来事が訪れるだろう。しかし、どんな困難も皆で力を合わせれば乗り越えられる。それを証明した冬の一日だった。
85
あなたにおすすめの小説
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
【完結】辺境伯の溺愛が重すぎます~追放された薬師見習いは、領主様に囲われています~
深山きらら
恋愛
王都の薬師ギルドで見習いとして働いていたアディは、先輩の陰謀により濡れ衣を着せられ追放される。絶望の中、辺境の森で魔獣に襲われた彼女を救ったのは、「氷の辺境伯」と呼ばれるルーファスだった。彼女の才能を見抜いたルーファスは、アディを専属薬師として雇用する。
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる