5 / 75
第5話 突然の来訪者と薄桃色の子羊
しおりを挟む
朝靄が牧場を包み込む静かな朝。白石悠真は小屋の前で伸びをしながら、牧場の様子を眺めていた。ルナが足元でくるりと体を丸め、尻尾を優雅に揺らしている。
「今日も良い天気になりそうだな」
悠真が空を見上げると、雲一つない青空が広がっていた。トレジャーがその空を気持ちよさそうに旋回している。
「カァ!」
カラスの鳴き声に応えるように、悠真は手を振った。牧場に来てから二週間ほど経ち、すっかり日課も確立されつつあった。朝は動物たちに餌をやり、畑の手入れをし、温泉の掃除をする。たまに村人が温泉を利用しに来るので、その対応もある。
「ニャア」
ルナが悠真の足を軽く引っかく。
「お腹が空いたのか?」
悠真が小屋に戻り、昨日町で買った干し肉を少し取り出すと、ルナは上品に受け取って食べた。他の動物たちにも餌をやり終え、悠真は小屋の前に腰を下ろした。
「でもな、ベルとヘラクレスとトレジャーだけじゃ、牧場としては少し寂しいかもしれないな」
ルナを撫でながら、悠真は考え込んだ。確かに雷を放つ羊や、角から炎を出す牛、金塊を見つけてくるカラスは貴重だ。しかし、普通の家畜も必要かもしれない。卵を産む鶏や、牛乳を出す普通の牛がいれば、自給自足の幅も広がるだろう。
「次の市場の日に、普通の家畜も探してみようかな」
そう呟いた瞬間、ルナの耳がピクリと動いた。黒猫は突然立ち上がり、牧場の柵の方を見つめている。
「どうした?」
悠真もルナの視線の先を見た。柵の向こう、牧場に続く小道の先に何かがいる。
「あれは……」
目を凝らすと、ピンク色の小さな影が見えた。羊のようだが、その毛並みは見たこともない薄桃色だ。しかも、角のような突起が頭から生えている。
「また変わった動物か?」
悠真が立ち上がると、その生き物はびくりと震え、少し後ずさりした。怯えているようだ。
「大丈夫だよ。怖くないから」
悠真はゆっくりと柵に向かって歩き始めた。羊は逃げ出さずに、じっと悠真を見つめている。近づくと、確かに羊だった。しかし、その毛並みは淡いピンク色で、頭には小さな角が生えていた。怪我をしているようにも見える。
「怪我してるのか?」
羊の足元を見ると、前足に傷があり、少し血が滲んでいた。悠真は静かに手を差し伸べる。
「大丈夫、助けてあげるから」
羊は警戒しながらも、悠真の声に安心したのか、少しずつ近づいてきた。
「そうだ、そのまま……」
ついに羊が悠真の手に鼻先を触れた瞬間、不思議なことが起きた。羊の体から淡いピンク色の光が放たれ、悠真の手を包み込む。
「なっ!?」
驚いて手を引こうとしたが、光は悠真の手を優しく包み込むだけで、痛みはなかった。むしろ、温かく心地よい感覚が全身を包み込む。数秒後、光は消え、羊は疲れたように座り込んだ。
「今のは……何だ?」
不思議に思いながらも、悠真は羊を抱き上げた。思ったより軽く、その体は子羊のようだ。
「まずは怪我の手当てをしなきゃな」
悠真が小屋に羊を運ぶと、ルナがじっと見つめていた。
「新しい仲間かもしれないぞ、ルナ」
「ニャァ」
小屋の中で、ミリアムから教わった薬草を使って羊の傷を丁寧に洗い、軟膏を塗り、包帯を巻いた。羊は大人しく手当てを受けている。
「よし、これで大丈夫だ」
手当てを終えると、羊は安心したように悠真の手を舐めた。その瞬間、また淡いピンク色の光が羊から放たれる。今度は光が悠真の手を包み込み、その後、自分の傷にも光が回った。驚くことに、包帯の下から光が漏れ、その光が消えた後、羊は元気に立ち上がった。
「まさか……治ったのか?」
恐る恐る包帯を解くと、さっきまであった傷が完全に消えていた。
「治癒能力……?」
悠真は目を見開いた。この羊には傷を治す力があるのだろうか。そう考えていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「悠真さん、いますか?」
声の主はミリアムだった。
「入って良いよ」
ドアが開き、ミリアムが顔を覗かせる。彼女は悠真の隣にいる薄桃色の羊を見て、大きく目を見開いた。
「それって……ヒーリングシープ!?」
「ヒーリングシープ?」
「はい!治癒の力を持つ羊です!めったに見られないと言われていて……」
ミリアムは興奮した様子で小屋に入り、羊の前にしゃがみ込んだ。
「どこで見つけたんですか?」
「今朝、牧場の柵の近くにいたんだ。怪我をしていたから手当てをしようとしたら、急に光って……」
「それが癒しの光です!ヒーリングシープの力は触れた相手の傷を癒すだけでなく、自分自身も回復できるんです!」
ミリアムが説明する間、羊は悠真の足元に寄り添っていた。
「なんで怪我してたんだろう?」
「最近、森の奥で魔物の活動が活発になっているという話を聞きました。襲われたのかもしれません」
悠真は羊の頭を優しく撫でた。
「じゃあ、名前をつけないとな。治癒の力を持つなら……『サクラ』はどうだろう?桜の花びらみたいな色だし」
「素敵な名前です!」
羊は「メェ」と柔らかく鳴き、その声は風鈴のように澄んでいた。
「そういえば、ミリアム。今日はどうしたの?」
「ああ、そうでした!実はお願いがあって……」
ミリアムは恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「村のお祭りの準備をしているんです。収穫祭って言って、毎年この時期に行われるんですけど、悠真さんも参加してくれませんか?」
「お祭り?」
「はい!食べ物の屋台や、ダンス、それに魔法の花火もあるんですよ!」
ミリアムの目は輝いていた。この異世界に来てから、村の行事に参加するのは初めてだ。少し緊張するが、断る理由も見当たらない。
「いいよ。参加するよ」
「本当ですか!嬉しいです!」
ミリアムが喜ぶ姿を見て、悠真も自然と微笑んだ。
「それと、もう一つお願いが……魔像結晶で祭りの様子を撮ってくれませんか?村の記録として残したいんです」
「魔像結晶?ああ、カメラね。もちろんいいよ」
「ありがとうございます!では、明後日の夕方に村の広場でお待ちしています!」
ミリアムは元気よく小屋を後にした。残された悠真はサクラの柔らかい毛を撫でながら、祭りのことを考えていた。
「お祭りか……楽しみだな」
窓の外では、ベルとヘラクレスが草を食んでいる。トレジャーは相変わらず空を旋回していた。ルナはサクラの周りをうろつき、警戒しているようでもあり、興味を持っているようでもあった。
「さて、みんなに紹介しよう」
悠真がサクラを抱えて外に出ると、他の動物たちが集まってきた。
「みんな、新しい仲間だ。サクラって言うんだ。仲良くしてやってくれ」
ベルが最初に近づいて来て、サクラの匂いを嗅いだ。
「メェ~」
「メェ……」
二匹の羊は互いを見つめ、なにかを確かめ合うように鳴き交わした。次にヘラクレスが大きな体で近づき、優しく鼻を鳴らした。トレジャーは木の枝から見下ろし、特に興味を示さずにいた。最後にルナが恐る恐る近づき、サクラの足元を嗅いだ。
「ニャ?」
サクラはルナに向かって、小さく「メェ」と鳴いた。その後、驚くべきことに、サクラの角から淡いピンク色の光が放たれ、ルナを包み込んだ。光が消えると、ルナは不思議そうに体を震わせたが、特に嫌がる様子はなかった。
「仲良くなれそうだな」
悠真が微笑むと、サクラは彼の足元で横になり、休み始めた。長旅で疲れているのだろう。
――――――
夕暮れ時、悠真は魔像結晶を手に、牧場の風景を撮影していた。沈む夕日に照らされた温泉の湯気、草を食むベルとヘラクレス、枝に止まるトレジャー、そして新たな仲間サクラ。ルナは相変わらず悠真の足元でくつろいでいた。
「いい風景だ」
悠真が呟くと、サクラが近づいてきた。もう足を引きずる様子はなく、元気に歩いている。
「もう大丈夫そうだな」
サクラは「メェ」と鳴き、悠真の手に鼻先をつけた。温かいピンク色の光が悠真を包み込む。光が消えると、悠真は全身が軽くなったような感覚を覚えた。疲れがすっかり取れている。
「お礼をしてくれたのか?」
サクラは満足げに「メェ」と鳴いた。
「ありがとう」
悠真は柔らかな毛を撫で、小屋へと戻った。明後日のお祭りの準備もしないといけないし、新しい家族が増えたからには、小屋の中も少し整理する必要がある。
「なんだか、どんどん賑やかになってきたな」
最初は一人ぼっちだった牧場生活も、今では個性豊かな動物たちに囲まれている。戦うことはなくても、この平和な日々は悠真にとって十分に充実していた。
窓の外から差し込む月明かりの中、悠真は魔像結晶で撮った映像を眺めながら、この異世界での新しい生活に思いを馳せた。明後日のお祭りも楽しみだ。きっとまた新しい出会いがあるだろう。
「明日も良い日になりますように」
悠真がそう願いながら眠りについた夜、小屋の外では淡いピンク色の光が優しく牧場全体を包み込んでいた。
「今日も良い天気になりそうだな」
悠真が空を見上げると、雲一つない青空が広がっていた。トレジャーがその空を気持ちよさそうに旋回している。
「カァ!」
カラスの鳴き声に応えるように、悠真は手を振った。牧場に来てから二週間ほど経ち、すっかり日課も確立されつつあった。朝は動物たちに餌をやり、畑の手入れをし、温泉の掃除をする。たまに村人が温泉を利用しに来るので、その対応もある。
「ニャア」
ルナが悠真の足を軽く引っかく。
「お腹が空いたのか?」
悠真が小屋に戻り、昨日町で買った干し肉を少し取り出すと、ルナは上品に受け取って食べた。他の動物たちにも餌をやり終え、悠真は小屋の前に腰を下ろした。
「でもな、ベルとヘラクレスとトレジャーだけじゃ、牧場としては少し寂しいかもしれないな」
ルナを撫でながら、悠真は考え込んだ。確かに雷を放つ羊や、角から炎を出す牛、金塊を見つけてくるカラスは貴重だ。しかし、普通の家畜も必要かもしれない。卵を産む鶏や、牛乳を出す普通の牛がいれば、自給自足の幅も広がるだろう。
「次の市場の日に、普通の家畜も探してみようかな」
そう呟いた瞬間、ルナの耳がピクリと動いた。黒猫は突然立ち上がり、牧場の柵の方を見つめている。
「どうした?」
悠真もルナの視線の先を見た。柵の向こう、牧場に続く小道の先に何かがいる。
「あれは……」
目を凝らすと、ピンク色の小さな影が見えた。羊のようだが、その毛並みは見たこともない薄桃色だ。しかも、角のような突起が頭から生えている。
「また変わった動物か?」
悠真が立ち上がると、その生き物はびくりと震え、少し後ずさりした。怯えているようだ。
「大丈夫だよ。怖くないから」
悠真はゆっくりと柵に向かって歩き始めた。羊は逃げ出さずに、じっと悠真を見つめている。近づくと、確かに羊だった。しかし、その毛並みは淡いピンク色で、頭には小さな角が生えていた。怪我をしているようにも見える。
「怪我してるのか?」
羊の足元を見ると、前足に傷があり、少し血が滲んでいた。悠真は静かに手を差し伸べる。
「大丈夫、助けてあげるから」
羊は警戒しながらも、悠真の声に安心したのか、少しずつ近づいてきた。
「そうだ、そのまま……」
ついに羊が悠真の手に鼻先を触れた瞬間、不思議なことが起きた。羊の体から淡いピンク色の光が放たれ、悠真の手を包み込む。
「なっ!?」
驚いて手を引こうとしたが、光は悠真の手を優しく包み込むだけで、痛みはなかった。むしろ、温かく心地よい感覚が全身を包み込む。数秒後、光は消え、羊は疲れたように座り込んだ。
「今のは……何だ?」
不思議に思いながらも、悠真は羊を抱き上げた。思ったより軽く、その体は子羊のようだ。
「まずは怪我の手当てをしなきゃな」
悠真が小屋に羊を運ぶと、ルナがじっと見つめていた。
「新しい仲間かもしれないぞ、ルナ」
「ニャァ」
小屋の中で、ミリアムから教わった薬草を使って羊の傷を丁寧に洗い、軟膏を塗り、包帯を巻いた。羊は大人しく手当てを受けている。
「よし、これで大丈夫だ」
手当てを終えると、羊は安心したように悠真の手を舐めた。その瞬間、また淡いピンク色の光が羊から放たれる。今度は光が悠真の手を包み込み、その後、自分の傷にも光が回った。驚くことに、包帯の下から光が漏れ、その光が消えた後、羊は元気に立ち上がった。
「まさか……治ったのか?」
恐る恐る包帯を解くと、さっきまであった傷が完全に消えていた。
「治癒能力……?」
悠真は目を見開いた。この羊には傷を治す力があるのだろうか。そう考えていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「悠真さん、いますか?」
声の主はミリアムだった。
「入って良いよ」
ドアが開き、ミリアムが顔を覗かせる。彼女は悠真の隣にいる薄桃色の羊を見て、大きく目を見開いた。
「それって……ヒーリングシープ!?」
「ヒーリングシープ?」
「はい!治癒の力を持つ羊です!めったに見られないと言われていて……」
ミリアムは興奮した様子で小屋に入り、羊の前にしゃがみ込んだ。
「どこで見つけたんですか?」
「今朝、牧場の柵の近くにいたんだ。怪我をしていたから手当てをしようとしたら、急に光って……」
「それが癒しの光です!ヒーリングシープの力は触れた相手の傷を癒すだけでなく、自分自身も回復できるんです!」
ミリアムが説明する間、羊は悠真の足元に寄り添っていた。
「なんで怪我してたんだろう?」
「最近、森の奥で魔物の活動が活発になっているという話を聞きました。襲われたのかもしれません」
悠真は羊の頭を優しく撫でた。
「じゃあ、名前をつけないとな。治癒の力を持つなら……『サクラ』はどうだろう?桜の花びらみたいな色だし」
「素敵な名前です!」
羊は「メェ」と柔らかく鳴き、その声は風鈴のように澄んでいた。
「そういえば、ミリアム。今日はどうしたの?」
「ああ、そうでした!実はお願いがあって……」
ミリアムは恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「村のお祭りの準備をしているんです。収穫祭って言って、毎年この時期に行われるんですけど、悠真さんも参加してくれませんか?」
「お祭り?」
「はい!食べ物の屋台や、ダンス、それに魔法の花火もあるんですよ!」
ミリアムの目は輝いていた。この異世界に来てから、村の行事に参加するのは初めてだ。少し緊張するが、断る理由も見当たらない。
「いいよ。参加するよ」
「本当ですか!嬉しいです!」
ミリアムが喜ぶ姿を見て、悠真も自然と微笑んだ。
「それと、もう一つお願いが……魔像結晶で祭りの様子を撮ってくれませんか?村の記録として残したいんです」
「魔像結晶?ああ、カメラね。もちろんいいよ」
「ありがとうございます!では、明後日の夕方に村の広場でお待ちしています!」
ミリアムは元気よく小屋を後にした。残された悠真はサクラの柔らかい毛を撫でながら、祭りのことを考えていた。
「お祭りか……楽しみだな」
窓の外では、ベルとヘラクレスが草を食んでいる。トレジャーは相変わらず空を旋回していた。ルナはサクラの周りをうろつき、警戒しているようでもあり、興味を持っているようでもあった。
「さて、みんなに紹介しよう」
悠真がサクラを抱えて外に出ると、他の動物たちが集まってきた。
「みんな、新しい仲間だ。サクラって言うんだ。仲良くしてやってくれ」
ベルが最初に近づいて来て、サクラの匂いを嗅いだ。
「メェ~」
「メェ……」
二匹の羊は互いを見つめ、なにかを確かめ合うように鳴き交わした。次にヘラクレスが大きな体で近づき、優しく鼻を鳴らした。トレジャーは木の枝から見下ろし、特に興味を示さずにいた。最後にルナが恐る恐る近づき、サクラの足元を嗅いだ。
「ニャ?」
サクラはルナに向かって、小さく「メェ」と鳴いた。その後、驚くべきことに、サクラの角から淡いピンク色の光が放たれ、ルナを包み込んだ。光が消えると、ルナは不思議そうに体を震わせたが、特に嫌がる様子はなかった。
「仲良くなれそうだな」
悠真が微笑むと、サクラは彼の足元で横になり、休み始めた。長旅で疲れているのだろう。
――――――
夕暮れ時、悠真は魔像結晶を手に、牧場の風景を撮影していた。沈む夕日に照らされた温泉の湯気、草を食むベルとヘラクレス、枝に止まるトレジャー、そして新たな仲間サクラ。ルナは相変わらず悠真の足元でくつろいでいた。
「いい風景だ」
悠真が呟くと、サクラが近づいてきた。もう足を引きずる様子はなく、元気に歩いている。
「もう大丈夫そうだな」
サクラは「メェ」と鳴き、悠真の手に鼻先をつけた。温かいピンク色の光が悠真を包み込む。光が消えると、悠真は全身が軽くなったような感覚を覚えた。疲れがすっかり取れている。
「お礼をしてくれたのか?」
サクラは満足げに「メェ」と鳴いた。
「ありがとう」
悠真は柔らかな毛を撫で、小屋へと戻った。明後日のお祭りの準備もしないといけないし、新しい家族が増えたからには、小屋の中も少し整理する必要がある。
「なんだか、どんどん賑やかになってきたな」
最初は一人ぼっちだった牧場生活も、今では個性豊かな動物たちに囲まれている。戦うことはなくても、この平和な日々は悠真にとって十分に充実していた。
窓の外から差し込む月明かりの中、悠真は魔像結晶で撮った映像を眺めながら、この異世界での新しい生活に思いを馳せた。明後日のお祭りも楽しみだ。きっとまた新しい出会いがあるだろう。
「明日も良い日になりますように」
悠真がそう願いながら眠りについた夜、小屋の外では淡いピンク色の光が優しく牧場全体を包み込んでいた。
576
あなたにおすすめの小説
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
元王城お抱えスキル研究家の、モフモフ子育てスローライフ 〜スキル:沼?!『前代未聞なスキル持ち』の成長、見守り生活〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!
【完結】辺境伯の溺愛が重すぎます~追放された薬師見習いは、領主様に囲われています~
深山きらら
恋愛
王都の薬師ギルドで見習いとして働いていたアディは、先輩の陰謀により濡れ衣を着せられ追放される。絶望の中、辺境の森で魔獣に襲われた彼女を救ったのは、「氷の辺境伯」と呼ばれるルーファスだった。彼女の才能を見抜いたルーファスは、アディを専属薬師として雇用する。
異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました ~定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。
子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。
マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。
その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。
当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。
そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。
マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。
焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。
やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。
HOTランキング1位になることができました!
皆さま、ありがとうございます。
他社の投稿サイトにも掲載しています。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー
白木夏
ファンタジー
2040年の初春、突如として地球上の主要都市に謎のダンジョンが出現した。
その特異性は明らかで、人口密集地を中心に出現し、未開の地には一切現れないという法則性を帯びていた。
人々は恐怖に震えつつも、未知なる存在に対する好奇心を抑えきれなかった。
異世界転移した最強の主人公のほのぼのライフ
主人公はあまり戦ったりはしません。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる