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七
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麗らかな陽気。少々日差しが強い気もするが、庭園でティータイムを楽しむには充分だ。
ベアトリーチェはアイスティーで喉を潤し、グラスをソーサーに戻した。
「お口に合わなかったかしら?」
まだ口をつけていないとわかっていながら向かいに座っているアンナに話しかける。アンナがびくりと身体を揺らした。明らかに緊張している様子。
それも仕方ないことだと思う。アンナからしてみれば、マルコの正妻からの呼び出しなんて生きた心地はしないだろう。マルコから聞いた話を少なからず信じているのなら尚更。
アンナは震える手でグラスを取った。恐る恐る口をつける。一口飲み、カッと目を見開いた。そして、ゴクゴクと残りを一気に飲み干す。
「お、美味しいですねコレ!」
「そう。それはよかったわ」
豪快な飲みっぷりを見ても動じずベアトリーチェは微笑む。
アンナはホッと息を吐いた。――――なんだ。ベアトリーチェさんって思ったより優しい人じゃん。
アイスティーを飲むのなんてこちらの世界にきてからは始めてだ。マルコとばかり行動をともにしていたからか、こういうお茶菓子を楽しむ機会はほとんどなかった。だいたい散歩、買い物、観劇……散歩、散歩だった気がする。
「おかわりはいかが?」
「いただきます」
メイドに給仕させ、ベアトリーチェはケーキに手を付ける。アンナはその様子をこっそり観察し、真似して食べ始めた。けれど、すぐにケーキの美味しさに夢中になり、ベアトリーチェが食べ終わるよりも先に食べ終わってしまった。――――コレもおかわり頼んでもいいのかな?
そわそわしているアンナにベアトリーチェが声をかける。
「アンナ様のお口にあったようでよかったわ。おかわりはいかが?」
「い、いえ。もう結構です」
アンナは頬を染め、フォークを置いた。がっついていたようで恥ずかしい。
「こちらの世界での暮らしはどうですか?」
「こちらの世界ですか? そうですね……私がいた世界とは色々違って不便なことも多いですけど、皆さんが優しいのでなんとかやれてます」
「そう」
それはよかったとベアトリーチェが微笑む。その反応にアンナは眉根を寄せた。
「あの、怒っていないんですか?」
「怒る? 私が?」
ベアトリーチェが首を傾げる。その反応にアンナは戸惑いを浮かべた。
「私、てっきり今日はその話で呼ばれたんだと思ってました」
ベアトリーチェがクスクスと笑い声を漏らす。
「今日お呼びしたのは、先日の孤児院の件でアンナ様にお礼をしたかったから。ただ、それだけ……とは正直言えませんわね。アンナ様の為人をこの目で確かめたかったという気持ちが全くなかったとは言えませんから」
「それはどういう意味ですか?」
アンナが警戒心を込めた目でベアトリーチェを見る。それに対してベアトリーチェは少しむくれた顔を浮かべた。
「だって、マルコったらアンナ様のこと全然教えてくれないのだもの。生きている落ち人様とお会いする機会なんて早々ないことなのに。会わせてくれるどころか、どういう方なのかすら教えてくれない。こういう機会がなければきっと私達が話すこともなかったでしょうね。……ここだけの話。マルコにはアンナ様を招待したことは内緒にしているのです。あ、でも、アンナ様がもう話してしまったかしら?」
「い、いえ……。私もいい機会だと思ったのでマルコには話していません」
「そう。それならよかったわ」
ホッとしたように微笑むベアトリーチェにアンナは一瞬見惚れた。
――――なんとなくわかっていたけど、マルコから聞いていたベアトリーチェさんの印象とは全く違う。演じている可能性もあるけど……やっぱりマルコの言動って怪しい点が多すぎる。
アンナは思い切って尋ねることにした。前傾姿勢になって小声で聞く。
「ベアトリーチェさんって実際の所マルコのことをどう思っているんですか?」
「マルコをどう思っているか? そうね……この国の王太子であり私の夫だと思っているわ」
「いえ、あの、そういうのではなく、好きとかそういう」
途端に困ったような表情を浮かべるベアトリーチェを見てアンナは口を閉じた。
「そうですよね。……お二人は『政略結婚』ですもんね?」
「ええ、そうよ」
それ以外の答えはないという響き。アンナはそれ以上の深堀りはやめた。
――――どう見てもベアトリーチェさんがマルコに対して恋愛感情を持っているようには見えない。
マルコはアンナが何も知らないと思っているようだが、実際はそうではない。王宮に住んでいると自分から調べなくても自然と色んな情報が耳に入ってくるのだ。おしゃべりな女性というのはどの世界にもいるらしい。
特に、ベアトリーチェとカルロの悲恋物語については色んなメイド達が口にしていた。その際、ベアトリーチェがマルコと結婚することになった経緯についても知った。
とはいえ、噂は噂。実際のところはわからない。だからずっと半信半疑でいたのだ。いったいマルコの話と噂のどちらが正しいのか。それとも他の真実があるのか。それをアンナは知りたかった。
今回のお茶会で少なくともベアトリーチェがマルコに対して恋愛感情を抱いていないことははっきりした。いったい、マルコの話はどれが本当なのか。どういうつもりなのか。
マルコへの苛立ちを覚えるが、まあそれも結局は些細なことだ。アンナだって純粋な気持ちでマルコに取り入っているわけではないのだから。
ひとまず痴情のもつれで命が狙われることはなさそうだとアンナは安心した。
◇
ベアトリーチェとのお茶会の後、自室に戻ろうとしたアンナを呼び止める者がいた。ベアトリーチェ付きのメイドだ。
「こちらベアトリーチェ様からです。先日の慰問のお礼にとのことです」
「へえ」
お茶会自体がお礼だと思っていたが、もらえるものはもらっておこうと小箱を受け取る。
中には、見覚えのあるブレスレットと香水が入っていた。ブレスレットは今若い子達の間で流行っている恋愛成就のブレスレットだ。高位貴族向けのデザインで可愛らしい。
一緒に入っていた香水に鼻を近づけ嗅ぐ。
「いい匂い。あれ? これってもしかして」
「ベアトリーチェ様が愛用しているものです」
お茶会の中で話題に出たものだ。
「わあ。ベアトリーチェさんにありがとうと伝えておいて!」
「かしこまりました」
メイドは頭を下げ、そのまま動かなくなった。こういう時は声をかけるべきなのかとアンナが声をかけようとしたタイミングでメイドが顔を上げた。メイドの思いつめた表情に驚く。
「アンナ様。アンナ様は今の立場に満足していますか?」
「え?」
突然何を言うのかと驚く。その時、廊下の先から足音が聞こえてきた。慌てて自室にメイドを引き入れる。
「で、どういう意味?」
小声で聞けば、メイドも小声で返してきた。
「もし、アンナ様に王太子妃になりたいという気があるのでしたら私にそのお手伝いをさせてください」
アンナは目を丸くした。そして、訝しげな視線をメイドに向ける。
「何企んでるの? あなたベアトリーチェさん付きのメイドでしょ?」
「だからです。私はあの方を王太子妃の座から解放してあげたいのです。お気づきでしょうが、あの方は王太子妃の座にもマルコ様にも一切関心はありません。他に相応しい方が今までいなかった為仕方なく就いていただけです。ですが、落ち人であるアンナ様が現れました。もし、アンナ様にその気があるのならこれを」
そう言ってメイドはそっと小瓶をアンナの手に握らせる。
「これは?」
「これは所謂恋が必ず叶う薬です。これで既成事実を作ってしまえば勝負は決まったも同然です。後は上手くいくように私が手を回しますから」
「そんなに簡単にいくものなの? 私、王太子妃教育どころかこの国の一般教養すら怪しいんだけど。そんな女が王太子妃なんて……許してもらえるの? それとも、子供ができたフリをしろってこと?」
アンナの言葉に意外そうにメイドは瞬きをした。
「いえ。『落ち人』であるアンナ様が反対されることはまずないと思います。そうならないように私も手を回しますから。なにより、『一線を越えた』という事実があれば反対はできないはずです」
「一線を越えたか越えていないかってそんなに重要なんだ」
「そうですね。そういえば……マルコ様はアンナ様に説明なさらなかったんでしたね。……やはりマルコ様は」
「え?」
「いえ。少しお耳を」
王家の過去の醜聞にもまつわる話。万が一にも外に漏れないようにとメイドはアンナの耳元で説明した。話を聞いていくうちにアンナの眉間の皺が深くなっていく。
――――そういうこと?! だからマルコはあんな嘘を吐いたの?! ってことはっ!
「ありがとう」
アンナが低い声で礼を言えば、メイドが頭を下げる。
「それにしても、あなたこんなことして大丈夫なの?」
「いえ。バレたら首ではすまないかもしれません……ですがこれもベアトリーチェ様の為ですから。どうか、よろしくお願いします」
メイドは深く頭を下げ去って行く。自室に一人きりになったアンナは、手の中にある小瓶に視線を落とした。
ベアトリーチェはアイスティーで喉を潤し、グラスをソーサーに戻した。
「お口に合わなかったかしら?」
まだ口をつけていないとわかっていながら向かいに座っているアンナに話しかける。アンナがびくりと身体を揺らした。明らかに緊張している様子。
それも仕方ないことだと思う。アンナからしてみれば、マルコの正妻からの呼び出しなんて生きた心地はしないだろう。マルコから聞いた話を少なからず信じているのなら尚更。
アンナは震える手でグラスを取った。恐る恐る口をつける。一口飲み、カッと目を見開いた。そして、ゴクゴクと残りを一気に飲み干す。
「お、美味しいですねコレ!」
「そう。それはよかったわ」
豪快な飲みっぷりを見ても動じずベアトリーチェは微笑む。
アンナはホッと息を吐いた。――――なんだ。ベアトリーチェさんって思ったより優しい人じゃん。
アイスティーを飲むのなんてこちらの世界にきてからは始めてだ。マルコとばかり行動をともにしていたからか、こういうお茶菓子を楽しむ機会はほとんどなかった。だいたい散歩、買い物、観劇……散歩、散歩だった気がする。
「おかわりはいかが?」
「いただきます」
メイドに給仕させ、ベアトリーチェはケーキに手を付ける。アンナはその様子をこっそり観察し、真似して食べ始めた。けれど、すぐにケーキの美味しさに夢中になり、ベアトリーチェが食べ終わるよりも先に食べ終わってしまった。――――コレもおかわり頼んでもいいのかな?
そわそわしているアンナにベアトリーチェが声をかける。
「アンナ様のお口にあったようでよかったわ。おかわりはいかが?」
「い、いえ。もう結構です」
アンナは頬を染め、フォークを置いた。がっついていたようで恥ずかしい。
「こちらの世界での暮らしはどうですか?」
「こちらの世界ですか? そうですね……私がいた世界とは色々違って不便なことも多いですけど、皆さんが優しいのでなんとかやれてます」
「そう」
それはよかったとベアトリーチェが微笑む。その反応にアンナは眉根を寄せた。
「あの、怒っていないんですか?」
「怒る? 私が?」
ベアトリーチェが首を傾げる。その反応にアンナは戸惑いを浮かべた。
「私、てっきり今日はその話で呼ばれたんだと思ってました」
ベアトリーチェがクスクスと笑い声を漏らす。
「今日お呼びしたのは、先日の孤児院の件でアンナ様にお礼をしたかったから。ただ、それだけ……とは正直言えませんわね。アンナ様の為人をこの目で確かめたかったという気持ちが全くなかったとは言えませんから」
「それはどういう意味ですか?」
アンナが警戒心を込めた目でベアトリーチェを見る。それに対してベアトリーチェは少しむくれた顔を浮かべた。
「だって、マルコったらアンナ様のこと全然教えてくれないのだもの。生きている落ち人様とお会いする機会なんて早々ないことなのに。会わせてくれるどころか、どういう方なのかすら教えてくれない。こういう機会がなければきっと私達が話すこともなかったでしょうね。……ここだけの話。マルコにはアンナ様を招待したことは内緒にしているのです。あ、でも、アンナ様がもう話してしまったかしら?」
「い、いえ……。私もいい機会だと思ったのでマルコには話していません」
「そう。それならよかったわ」
ホッとしたように微笑むベアトリーチェにアンナは一瞬見惚れた。
――――なんとなくわかっていたけど、マルコから聞いていたベアトリーチェさんの印象とは全く違う。演じている可能性もあるけど……やっぱりマルコの言動って怪しい点が多すぎる。
アンナは思い切って尋ねることにした。前傾姿勢になって小声で聞く。
「ベアトリーチェさんって実際の所マルコのことをどう思っているんですか?」
「マルコをどう思っているか? そうね……この国の王太子であり私の夫だと思っているわ」
「いえ、あの、そういうのではなく、好きとかそういう」
途端に困ったような表情を浮かべるベアトリーチェを見てアンナは口を閉じた。
「そうですよね。……お二人は『政略結婚』ですもんね?」
「ええ、そうよ」
それ以外の答えはないという響き。アンナはそれ以上の深堀りはやめた。
――――どう見てもベアトリーチェさんがマルコに対して恋愛感情を持っているようには見えない。
マルコはアンナが何も知らないと思っているようだが、実際はそうではない。王宮に住んでいると自分から調べなくても自然と色んな情報が耳に入ってくるのだ。おしゃべりな女性というのはどの世界にもいるらしい。
特に、ベアトリーチェとカルロの悲恋物語については色んなメイド達が口にしていた。その際、ベアトリーチェがマルコと結婚することになった経緯についても知った。
とはいえ、噂は噂。実際のところはわからない。だからずっと半信半疑でいたのだ。いったいマルコの話と噂のどちらが正しいのか。それとも他の真実があるのか。それをアンナは知りたかった。
今回のお茶会で少なくともベアトリーチェがマルコに対して恋愛感情を抱いていないことははっきりした。いったい、マルコの話はどれが本当なのか。どういうつもりなのか。
マルコへの苛立ちを覚えるが、まあそれも結局は些細なことだ。アンナだって純粋な気持ちでマルコに取り入っているわけではないのだから。
ひとまず痴情のもつれで命が狙われることはなさそうだとアンナは安心した。
◇
ベアトリーチェとのお茶会の後、自室に戻ろうとしたアンナを呼び止める者がいた。ベアトリーチェ付きのメイドだ。
「こちらベアトリーチェ様からです。先日の慰問のお礼にとのことです」
「へえ」
お茶会自体がお礼だと思っていたが、もらえるものはもらっておこうと小箱を受け取る。
中には、見覚えのあるブレスレットと香水が入っていた。ブレスレットは今若い子達の間で流行っている恋愛成就のブレスレットだ。高位貴族向けのデザインで可愛らしい。
一緒に入っていた香水に鼻を近づけ嗅ぐ。
「いい匂い。あれ? これってもしかして」
「ベアトリーチェ様が愛用しているものです」
お茶会の中で話題に出たものだ。
「わあ。ベアトリーチェさんにありがとうと伝えておいて!」
「かしこまりました」
メイドは頭を下げ、そのまま動かなくなった。こういう時は声をかけるべきなのかとアンナが声をかけようとしたタイミングでメイドが顔を上げた。メイドの思いつめた表情に驚く。
「アンナ様。アンナ様は今の立場に満足していますか?」
「え?」
突然何を言うのかと驚く。その時、廊下の先から足音が聞こえてきた。慌てて自室にメイドを引き入れる。
「で、どういう意味?」
小声で聞けば、メイドも小声で返してきた。
「もし、アンナ様に王太子妃になりたいという気があるのでしたら私にそのお手伝いをさせてください」
アンナは目を丸くした。そして、訝しげな視線をメイドに向ける。
「何企んでるの? あなたベアトリーチェさん付きのメイドでしょ?」
「だからです。私はあの方を王太子妃の座から解放してあげたいのです。お気づきでしょうが、あの方は王太子妃の座にもマルコ様にも一切関心はありません。他に相応しい方が今までいなかった為仕方なく就いていただけです。ですが、落ち人であるアンナ様が現れました。もし、アンナ様にその気があるのならこれを」
そう言ってメイドはそっと小瓶をアンナの手に握らせる。
「これは?」
「これは所謂恋が必ず叶う薬です。これで既成事実を作ってしまえば勝負は決まったも同然です。後は上手くいくように私が手を回しますから」
「そんなに簡単にいくものなの? 私、王太子妃教育どころかこの国の一般教養すら怪しいんだけど。そんな女が王太子妃なんて……許してもらえるの? それとも、子供ができたフリをしろってこと?」
アンナの言葉に意外そうにメイドは瞬きをした。
「いえ。『落ち人』であるアンナ様が反対されることはまずないと思います。そうならないように私も手を回しますから。なにより、『一線を越えた』という事実があれば反対はできないはずです」
「一線を越えたか越えていないかってそんなに重要なんだ」
「そうですね。そういえば……マルコ様はアンナ様に説明なさらなかったんでしたね。……やはりマルコ様は」
「え?」
「いえ。少しお耳を」
王家の過去の醜聞にもまつわる話。万が一にも外に漏れないようにとメイドはアンナの耳元で説明した。話を聞いていくうちにアンナの眉間の皺が深くなっていく。
――――そういうこと?! だからマルコはあんな嘘を吐いたの?! ってことはっ!
「ありがとう」
アンナが低い声で礼を言えば、メイドが頭を下げる。
「それにしても、あなたこんなことして大丈夫なの?」
「いえ。バレたら首ではすまないかもしれません……ですがこれもベアトリーチェ様の為ですから。どうか、よろしくお願いします」
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