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エピローグ
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エピローグ
放射線治療室での息子との邂逅を終え、琴音は奈央と一緒に病室に戻ってきた。
涼太は椅子に座りながら、翔はベビーベットで寝息を立てながらすやすやと眠っている。
「奈央。私、ちょっと疲れちゃったから二人と一緒に眠るよ」
「そうね、わかった。平木先生も言っていたけど、本当に何かあればすぐに連絡してよね?」
奈央は心配そうにしながらも病室を後にした。
奈央、ごめんね。私にはもう次はないみたい──。
私の最後のメッセージ。十一年後に翔から聞いてね。大好きだよ、奈央。
琴音はベッドに座ると、涼太の頬に手を添えた。
涼ちゃん、小さい時にディズニーランドで出会った私をまた見つけ出してくれて、愛してくれてありがとね。
何度生まれ変わってもまた私のこと見つけてくれるかな?
いや、もし私を見つけられなくても今度は私が涼ちゃんを見つける。絶対に。何度生まれ変わっても私はあなたに恋をする。
それまでの間、少しのお別れだよ。翔のことよろしくね。
琴音はそっと涼太の頬に口付けをした。
そして、琴音はベビーベッドで眠る翔の頭を優しくなでた。
翔、ついさっきまで会っていたのに、なんだか不思議な気分ね。お母さんがいない人生を歩ませてしまってごめんね。辛い思いさせてしまってごめんね。
愛してるよ、翔──。
十一年後、必ずお母さんに会いに来てね。
ずっと、待っているから。
また、会おうね。
翔──。
放射線治療室での息子との邂逅を終え、琴音は奈央と一緒に病室に戻ってきた。
涼太は椅子に座りながら、翔はベビーベットで寝息を立てながらすやすやと眠っている。
「奈央。私、ちょっと疲れちゃったから二人と一緒に眠るよ」
「そうね、わかった。平木先生も言っていたけど、本当に何かあればすぐに連絡してよね?」
奈央は心配そうにしながらも病室を後にした。
奈央、ごめんね。私にはもう次はないみたい──。
私の最後のメッセージ。十一年後に翔から聞いてね。大好きだよ、奈央。
琴音はベッドに座ると、涼太の頬に手を添えた。
涼ちゃん、小さい時にディズニーランドで出会った私をまた見つけ出してくれて、愛してくれてありがとね。
何度生まれ変わってもまた私のこと見つけてくれるかな?
いや、もし私を見つけられなくても今度は私が涼ちゃんを見つける。絶対に。何度生まれ変わっても私はあなたに恋をする。
それまでの間、少しのお別れだよ。翔のことよろしくね。
琴音はそっと涼太の頬に口付けをした。
そして、琴音はベビーベッドで眠る翔の頭を優しくなでた。
翔、ついさっきまで会っていたのに、なんだか不思議な気分ね。お母さんがいない人生を歩ませてしまってごめんね。辛い思いさせてしまってごめんね。
愛してるよ、翔──。
十一年後、必ずお母さんに会いに来てね。
ずっと、待っているから。
また、会おうね。
翔──。
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……命はおもいなあ
(/_;)
ーーー
気になりますエリー様