ものひろいの能力もらったけど魔法と恋愛に夢中です。

紫雲くろの

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修学旅行編

第25話 事後処理

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奪取者討伐からしばらくして、俺はロモと一緒にテウリアに向かい崩壊した城と街の復興作業手伝っていた。
奪取者のスキルはオンオフ出来るらしくオフにしておいた。
(日常で発動しても困る・・・)

俺は街の復興を手伝いながらあることをしていた。
それはテウリアの住人からある言葉を聞いた後だった。

「いや~あの時は散々だったね。お城は飛んで行っちゃうわ、それから武器の雨と来たもんだ!」
「それは・・・なんとまぁ」
(まじか・・・)

「俺はあのまま世界が滅んじまうんじゃないかって思っちまったよ。でもアンタらがアレを沈めてくれたんだろう!ありがとな!」
「は、はぁ・・・・」

俺はタブレット端末に表示された使用武器一覧を見て驚く。
あの短時間で300以上もの武器を使用していた。

「これだけあるのか?」

「はい、戦闘で使用した武器の3割が未だに回収できておりません。」

「およそ90個以上か・・・・飛んでった範囲はどのぐらいだ?」

「テウリア周辺に飛散したと思われます。」

「まさか・・・刺さった被害者とかいないよな・・・・」

「おそらく奪取者の能力で外れていると思われます。」

「よかった・・・お、これ剣の柄じゃないか?」

家具の下敷きになっている剣の柄を見つけた。

「これ一人じゃ持ち上げられないな・・・」

俺は外に居たロモに声を掛ける。
「ロモ!こっちに来てくれ。」

ロモは外で誰かと話していたのかしばらくしてから来た。

「どうしたにゃ?」

「あぁ、少し家具の移動を手伝ってくれ。」

「にゃ!」

俺はロモと一緒に家具を移動させる。

「お、これか?」

「はい、どうやら武器のようですね」

「助かったよ。ありがとうな!ロモ」

俺はロモの頭を撫でる。
「にゃ・・・・でも学園はいいのかにゃ?」

「あぁアレから俺は療養中ってことになってる。」

「ならいいにゃ・・・学園は面白いかにゃ?」

「あぁ面白いよ。」

「そうかにゃ。」


次の日、アカネから連絡があった。

「アカネ・・無事だったか。よかった・・・・」

「えぇやっと通信衛星の復旧が終わったわ。あなたも派手にやったようね・・・」

奪取者を倒したものの通信障害の原因など多くの謎が残っていた。
「いろいろ話したいことがあるんだが・・」

「えぇ・・私もよ。だけど一ヶ月後にしてもらえるかしら?問題が山積みなの」

「あぁわかった。一ヶ月後そっちに行くよ。」

「えぇ待ってるわ。」


2週間後テウリアでの事件は収束し、俺達は日々の学園生活を取り戻していく。
学園では時折修学旅行での修羅場が話題に上がる。

「あの時は本当どうなるかと思ったぜ!」

「あぁ、あれはギリギリだったな。」

しばらくして教師が教室に入ってくる。

「はい、みなさん静かに、今日は転学してきた子を紹介します。」

「ま、まさか・・・」

見覚えある毛並みと特徴ある耳を持つ獣人が入ってくる。
その姿を見て教室が騒つく。

「なになに猫さん!?」

「すげえ美人。」

猫の獣人は此方にウィンクをしてから呟く。

「テウリアから来ました。ロモと申します。皆さんよろしくにゃん。」

見覚えある俺達は一斉に驚く
「えー!」

そして続け様にニヤリとしてロモは呟く。
「そこのコウさんとは将来を誓い合った仲です!!」

「おい!」

「コウさん!」
「コウくん!」

「流石、コウだな!」

アルドリア学園の修練場で木刀がぶつかり合う音が響いていた。

木刀の軌道を途中で変えるという変則技をロモに繰り出す。

「コウ、甘いにゃ!」

一瞬でロモの姿が消える。

「なっ・・・!」

コン!という音が響き勝負が付く。

「あの動き反則だろ。」

「ふふっ!150年の重みを感じるがいいにゃ!」

150年もやってるのか・・・。


続けて2体1でナシェ、リン、ロモが修練していた。
ロモは赤子の手をひねるように二人を遇らっている。

「ふえぇ・・ロモちゃん強すぎるよぉ・・・」

「もっと肩の力を抜くにゃ」

「まだまだ!」


俺は端の方で疲れてしばらく休んでいた。
二人の相手が終わったのかロモが近づいてくる。

「そ、そのあの時は止めてくれてありがとうにゃ・・・」

「あぁ、俺の大事な仲間だからな。」

「コウからその証が欲しいにゃ」

ロモが唇を近づけてくる。

「お、おい・・・っ、あの時しただろ・・・。」

「あの時は能力のせいにゃ」

「このっ、エロ猫っ!!・・・今、発情すんな!」

「にゃー!!ひどいにゃ!こうなったら・・・」
すごい力で俺の顔を手で固定する。

「お、おまえの毛並みがこそばゆいから、いやなんだよ・・・・」

「暴れるんじゃないにゃ。やり辛いにゃ・・・んっ」

キスが終わる。

「ぷはー。さて修練の続きやるにゃ」

「かゆいんだが・・・」

その綺麗な獣人は此方を見て微笑んだ後、ナシェたちのもとに軽やかに走っていった。
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