ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第5章:繋がり章 〜決断と告白の日常〜

第一五三話 それぞれの帰宅

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香織は立つことが出来なかった。ただ、ひたすら
泣きつくすだけであった。

八重と楓は、香織の傍に行き
ハンカチを渡して、二人で香織の腕を抱きかかえ

「お兄様なら、大丈夫だから、かおが、泣いてしまったら、誰がお兄様を支えてあげられますの?」

香織は泣きながら
「うん、うん、そうだよね、そうだよね・・・」
「ありがとう、楓ちゃん」


一行は部室へ戻った。


監督は。
「どうした、皆目が赤いな」
監督も何かを察したようで
「あとは戸締りをよろしく、俺はいくから」

と言って部室を出ていた。


由良は、
「よし、やることは、明確だから、やろう」
「今日は、ここまでとし、明日まとめるから、明日の放課後も部室にね」


香織も泣き止んでいたが、
皆も、嘉位、香織に
どのように声をかけてよいのかが、わからず


それぞれ帰宅することになった。



瞳とせんさんは、手を繋ぎ、その後ろでかずきも、続き寮へ向かった。

せんさん
「嘉位と、香織さんに、なんと言えば良いのか、言葉が出なかった。」
「一番、年上でありながら・・・」

瞳、は、
「せん、大丈夫、あとは二人に任せるしかないもの」

かずき
「うん、そうですよ」


少し重い空気のまま、寮へ帰っていった。



一方、佐伯と桜井も、いつもとは違い、低めのテンションであった。

桜井
「そういう事だったのね」

佐伯は
「え?」

桜井
「ほら、朝チョコレート作りの時にはキャプテン、楽しそうだったけれど」
「朝下駄箱で、監督が話始めてから、何も答えて居なかった」


佐伯
「確かにキャプテンこうなることも、可能性、予測はしていたと言っていたものね」
「かおが、心配だ。大丈夫かな。」

「わたしたち、ほら、楓のお父さんの言いなりで、昨年酷い事したし」
「それが原因ではないにせよ」

「深く傷ついているのだろうな、かお」


桜井
「うん、これは何か、私たちが出来るという訳ではないから」

「かおを、応援する、ただ、それだけになるな」
「まず、明日避難マニュアルにとりかかろうね」

佐伯
「そうよね」


一方
楓は、少し気まずいと思い、車を呼んで、車で帰った。
丁度、服のサイズ直しが終わった事もあり、取りに行ってから、お屋敷に向かう事にした


由良と八重は
腕を組みながら

八重
「香織大丈夫かな」

由良は、少し長い沈黙を置いてから

「うん、問題ない」

八重
「本当?由良やキャプテンが問題ない、というときは、問題ないのだけれど」
「ショックだったろうな」

「キャプテンが海外に行ってしまったときだって、あそこまで、泣き崩れる事もなかったし」
「泣き虫さんだから、泣くのだけれど、あそこまでの香織は、初めてみたよ」


由良は、わかっていた。これもある意味、自分も同じような選択をしなくてはいけない事で、嘉位も俺も答えは出ているから

由良
「問題ない」



そういって、ただいまーと家についた


由良は話題を変えて、
「そういえば、ベッドっていつくるのだろうね?」

八重は、気にかけて、話題を変えてくれている事は、十分に感じ取り


八重
「うん、おかあさんに聞いてみようね、まず部屋で着替えよう、それからで」





嘉位と香織は電車の中で、

嘉位に、香織はずっとよりかかり、手を繋いでいた。


香織、どうしよう、どうしたらよいの、言葉がみつからない。
香織はとても、不安であった。


嘉位は、香織のどのように対応して良いのか、わからない状態を理解し、
電車を降りて、

二人で手を繋いで歩きながら


嘉位は、香織を見つめて

嘉位
「心配してくれて、ありがとう」
「でも、大丈夫だよ」

と明るく振舞うが、

香織は、どう振舞えば良いのかが、わからない

嘉位
「香織、問題ない」


香織、え、いま、もんだい ないと・・・言ったの
嘉位が問題ないというのは、解決している、でも、その解決は選択をしたという。・・・
わからない。


嘉位は香織を自分に向き合わせて


嘉位
「香織、遅かれ早かれ、この選択肢は来る。」

「それも、今回は悩むほどの事では無い。」
「そう、無かったのだよ」

香織
「でも・・・」

嘉位
「グラウンドでも言ったけれど、こうなる可能性が残る事も、想定はしていた」
「財閥を選ぶか、野球を選ぶか」


「いつかは、この選択肢が来る」
「今回は、グラウンド開きで、ちょっと僕のかっこいい所を、香織に見せられないのが」


「残念だけどね」
「別に野球をやめるわけではない」

香織
「そうなのだけれど、でも、・・・」

嘉位
「僕は誰にも譲れないもの、ものって、言ってはいけないのだけど」
「それを手に出来ているのだから、それが全て!」



嘉位の全てとは、いったい?
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