ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第8章:運命の章 〜予知との遭遇〜

第二八八話 千佳と一夜 後編

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泣きながら、二人は、千佳の家についた。

今日は、千佳の家に、一夜も泊まることにした。
一夜
「今日は、ダメ、一人にしておいたら、千佳なにをしでかすか、わからないから」
千佳も泣きながら
「ごめん、ごめんなさい、一夜」
千佳も、一夜も泣き止まず。

千佳と一夜は、とりあえず、落ちつき、温泉にはいるところを
高坂さん、飯富さん、馬場さんが居て、もう80歳を過ぎている、おじいちゃん、おばあちゃんである。

高坂のおばあちゃん
「あら、千佳ちゃん、一夜さん、目が赤い、泣いていたのね」
「わかるわー。もう、この先、どうやって生きて行けば良いのか、わからない」
飯富のおじいちゃん
「おれの子供の頃も、そうだった。戦争の中産まれ、そして戦後、食べ物なんて、何もない」
「1杯の麦飯を6人で、食べて、もう、この先どーなのだ?と、子供の時思っていたよ」
馬場のおばーちゃん
「あの時に比べれば、まだ、まだ、生きていれば、山あり谷ありよ。ほら、千佳ちゃんも、一夜ちゃんも、早く、あったまっておいで」


その日は、落ち着いたが、
いやがらせの日々は、さらにエスカレートする。

又、一方で、従業員にお金を払うことができず、徐々に、従業員がお暇と、言う形で去っていった。

日々取り立てはひどくなる、一方。
選挙では、前県知事の不正、市長の不正による、選挙の敗退

真田の父へ、強引に融資をさせて、その融資から、地元企業を斡旋していたのだ
そう、真田は騙されたのであった。

一方、真田の父は、ありとあらゆるところに、お金の融資をと
銀行に頭をさげるが、融資が得られない

父、はさらに、消費者金融に借金をし
僅か残っている従業員に滞納していた、給与を払う

しかし、それも続かず、従業員のほとんどが、去る

千佳も一夜も、カップー麺の日々
時には、二日でおにぎり1個の日が続いた。



もう、何をしても、ダメなのである。

同情だけでは、救われないのである。

誰もが、もう、終わり。終わりにしようと、思っていた。



真田の父は、仏前に、刀を置いて、じっとしている
長い時間、じっと、仏前と向き合っていった。

そこに、一夜は気が付いて、一夜は父を、止めに入る

真田の父
「まだ、負けたわけではない。歴代の真田と話していたのだ」
一夜は、泣きながら、御父さん、死ぬつもりだった。いや、そうだ。でも、私が・・・。止めて、そうなのだけど
これから、どうする?誰か!!どうすれば!!と

真田の父は、先代、先代、歴代の額縁に目をやると、そこには、掛け軸に大きな山と川

真田の父は、突然立ち上がり、消えて行った。

それから、数日、音信が途絶え、家にも帰らず

一夜叫ぶ
「え、だって、負けたわけではないと!!いやだよ!!お父さん!!おとうーーーさん!!」
一夜は、その場で泣き崩れた。

親族一同、探すが、真田は、みつからず

父の行方は知れない。

屯所の警察は、
自殺?保険金?

しぶしぶ、警察も探すが、見つからない。

一夜、千佳をはじめ、誰も、何も食べていない。


既に4日、何も食べていない日々が続いた。






5日目の明け方
父が、父が、帰ってきた
帰ってきたのだ!!

母は、泣きながら、父に寄り添い

父の姿は、ボロボロである。かなりの疲労、足元を見れば、解る。

真田の父は、一族を、集めるようにと母に伝えた。

真田の家に、猿飛、板垣、内藤、甘利の全家族があつまる


みな、やつれていて疲れ切っている
もはや、これまでである。誰もがそう思った。
一夜も千佳も覚悟を決めた。

一夜と千佳は、一緒に死のう。
千佳となら、怖くない
一夜も、千佳となら、怖くない


いよいよ、家に、そう、ここで、火を放ち

猿飛、内藤、甘利、板垣は、
せめて、娘だけでも、末の娘だけでも

真田の父に、懇願する

しかし、真田の父は、首をふる。

この時、真田の母をはじめ
猿飛、板垣、内藤、甘利、家族全員が、終わった。

ここで、死のうと、覚悟を決めた。
すまん、娘たち。

もう、流す涙すら、枯れており、あとは、死をまつのみ。

誰が、火をつけるのか、目で、合図をしていた。
猿飛の父が、わたくしがと、立ち上がった。




その時である。大きな、リムジンが玄関の前にとまり、気品の高い、着物姿の若い女性が、中に入ってきて

ばーーーーーーーーーーん!

と、テーブルに、たたきつけた

各借入書、完済証明書を5家、見えるように
真田、猿飛、板垣、内藤、甘利の両親は書類を手にとり、順番に回していた
書類をまわしながら、気品の高い、若い女性は、話し始めた。


気品の高い、若い女性
「数日前に、真田さんが、私の所にまいりました。ボロボロの姿にて、歩いてきたのでしょう。真田さんは、自分の命は、どうなっても、構わない。しかし、末の娘、そう、5家の末の娘だけでも、かくまって頂けないかと」

5家の両親は、すすり泣いて、話を聞いた

気品の高い、若い女性
「わたしは、真田さんに、幾らの借金と、どうしてこのようになったのか、経緯の説明を求めました。真田さんは、話そうとはせず、全て、わたくしの責任です。設備投資以外の借金は、従業員への給与にあてました。」

気品の高い、若い女性
「真田さんは、続けて、従業員に給与が払えなければ、従業員は家族を養っていくことができません。わたしは、それが耐えられません。家族あっての、従業員、従業員あっての家族です。しかし、もう、これ以上は借入することもできず。せめて、5家、末の娘だけでも。」


気品の高い、若い女性

「従業員は家族、家族あっての従業員、良い心がけ。真田さん、あなたの目は死んでいません。今、気迫に満ち溢れています」

気品の高い、若い女性
「借入書を見せていただけますか?」


なるほど、これは、何かありますね。
気品の高い、若い女性は、脇に居た10数名に、調べを命じ

気品の高い、若い女性:真田さん、ご安心ください。当家が解決致します。後日お伺いいたしますので、お待ちください。

真田の父は、理解においつけなかったが、その場を立ち去った。あとは、信じるしかない。将は、知あり、信あり、仁あり、勇あり、厳あるなり。そう言い聞かせながら、歩いて、長野に向かった。あるきながら、常に胸の中で、言葉を繰り返していた。
将は、知あり、信あり、仁あり、勇あり、厳あるなり


気品の高い女性は、あたりを見渡し、死を覚悟なさっていたことは、十分にわかり。


山本財閥社長、5家に名刺を渡し

「皆さま、全て、終わっています。ご安心ください。お手元にあるように、全て当家で完済しました。
また、融資を断った、銀行は、当家にて、潰す事にしました。新しい銀行は、当グループの長野支店になります。」
5家の皆さまに置かれましては、山本財閥グループの傘下に、5家それぞれに、3000億円、これで、従業員を呼び戻し、再建を」


真田の母をはじめ、猿飛両親も、助かったと、同時に、真田の父は、自らの命をかけて、あの、山本財閥にかけあってくれたのだと。


山本財閥社長
「末の娘さん、こちらへ、あなた、方才女、今はやつれていますが、お写真を拝見いたしました。容姿端麗、才色兼備、あなたがた、今日からあらゆるものを極めなさい。そして、これを」

千佳、一夜、内藤、甘利、板垣の娘は、書類を読む

そこには、大学卒業後、

山本財閥の御屋敷のお使い人に、固定年俸一億円と、記載があった。

山本財閥社長
「そこに、サインをしないさい。これで、契約は終了、あなた方が、御屋敷に来ることをお待ちしております」

そういうと、山本財閥社長は、家を出て、車に乗り行ってしまったのである。


5家は、もう1度、1から、やりなおそう!
騙された事にも、あらためて、山本財閥の報告書類に記され、また、従業員は家族、家族あっての従業員に感銘を受けたと記載があった。



あれから、東京大学を出て、御屋敷に、お勤め6年目、まさかの、出会い、そして結婚の約束に、マンション


千佳

私の想いは、副社長様には、伝わらなかったけれど、上杉様、素晴らしい、わたしは上杉様に嫁ぐために、産まれてきたの


一夜
素晴らしい日々だった。残り一生懸命、お使いして、直江様のもとへ。

そう思うと、御屋敷での日々を思い出し、涙が、こぼれるのであった。
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