ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第9章:伝説の章 〜難題と飛躍〜

第四〇三話 七夕の事故

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どうして、いつも、私の隣に居るの?

桜井はいつも、思っていた。
どうして、悟君は毎回、私を誘うのであろう
それは、嫌な事では無かった。もちろん、悟の事にどんどん、引き込まれていく自分に気が付いていた。
しかし、桜井は表現するすべを知らない。根っからのお嬢様。男性と話すなんて、キャプテン、副キャプテン、せんさん、かずき位

今日は七夕である。つまり、明日が東東京大会、初戦という大事な日でもあった。

悟は、桜井を誘い出し、二人は夕方のショッピングモールに向かった。
特に予定があるわけでもないが、悟は桜井と一緒に居たかったのである。
理由もなく、ショッピングモールに

桜井
「明日、初戦でしょう?出歩いていて良いの?寮でミーティングとかないの?」

「ない、ない、試合前日に詰めたところで、何も成果は出ないからね」
「日頃から常に100%を出していれば、試合でもおのずと100%そして、それ以上の成果が出る」
「日々の練習に力を出し切らない野球人は、試合でも、ちからを発揮できないから」
桜井
「確かに、そうなのかもね。よくあるよね、青春ドラマとかで、ここで決める!みたいな」

「そう、ある、ある、それってね、常に100%を出し切っているから、さらに20%増量みたいな、事が出来るのに」
「日頃、50%でやっていたら、単純に70%、それだと、結果に結びつかない」
「これは、僕達和井田全員同じ、常に100%の力を出し切って、日々練習している。」
桜井
「なるほど、みんな全力で泥だらけになりながら、毎日練習しているものね。明日決勝なのかと思うくらいに」

「皆、中学校のクラブチームでそれぞれ、タイトルを取っている仲間だから、練習で何をすべきなのか、よくわかって居る」
「まさか、腹式呼吸でインナーマッスルが鍛えられるから毎日やるというのは、知らなかったけれど」
「走攻守。キャプテンのあの言葉、胸に響いたな」

桜井は、わかって居ながら、あえて尋ねた
「いよいよ、明日だね。応援するね」
「ところで、どうして、いつも、私を誘ってくれるの?」


「それは、居たいから、ここが俺の居場所」

一緒に横断歩道を渡りながら、会話が進んでいった。

ところが、桜井は、横断歩道の途中で、考えてしまう
桜井、居場所、ここが、居たいから、え?

考えてしまう、桜井は、道の真ん中で、立ち止ってしまった。
そして、信号が赤に変わっていた。トラックは激しくクラクションを鳴らす

激しいクラクションの音に

桜井は、気が付かない、まじかに、トラックが来ている事に、
悟の言葉、ここが居場所が、頭から、離れず、考えてしまい

悟が振り返り、

「あぶない!」

悟は速攻で、それは迅速、雷よりも早い、一瞬で

トラックに引かれそうになる、寸前で、桜井を救出
俊足の悟だから、出来た。悟は、腕と足をすりむく程度で


「桜井さん、大丈夫?怪我はない?」

桜井
「どうして、どうして」
「明日から、大会でしょ!初戦!」
桜井
「悟君、怪我している、ごめんなさい、ごめんなさい、考え事を、ごめんなさい」

「大丈夫、俺は、かすり傷」
「こんなの練習で血がでる位の鬼ノックより、軽い、軽い、何ともないよ」
桜井
「あ、ありがとう、ごめんなさい、助かった、まったく、気が付かなかった」
「本当に、ごめんなさい」

桜井も気持ちは固まっていた。桜井は、想いを伝えたいが、どう伝えれば良いのかが、わからない

二人は、ショッピングセンターについた、目の前には、短冊、七夕コーナーがあり


「七夕、そうだ、今日、七夕だね、短冊かこうよ、自由にかいて良いみたいだし」
桜井
「うん」

桜井は、短冊に、王子様と寄り添いたい、と書いて、隠して、短冊に結んだ。

悟は、桜井が書いているのを、見ていたので、
桜井の短冊のうえ、悟が書いた、短冊を結ぶ
悟の短冊には、

それが俺

と書いてあった。

そう、今日は七夕である。

桜井は目を赤くし、悟を見る


「ただ、待って欲しい!」

桜井、え?何を待つの?何を、どういう事なの?私じゃ、ダメなの?

二人は、七夕の短冊を見つめていた
桜井は、今の状況を理解できていなかった

そう、彼の発する言葉をきくまでは
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