ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

文字の大きさ
416 / 474
第10章:革新の章 〜祝福と祝砲〜

第四二一話 瞳さん、全国金賞 涙

しおりを挟む
良い感じだ。それで良い、伝わるよ、伝わっているよ

全国大会に出場した和井田学園吹奏楽部は、いよいよ、最後の時を迎えたのであった。
部長
「ここまで、やっと来れた4年ぶり。絶対とるわよ、金賞」

「和井田は甲子園も取ったのだから、あの時熱量を今度は、豊かに表現していこう」
部長
「最後まで、野球部のように全員で全力でやろう」
一同
「おー!」

演奏が始まり、客席に多数の審査員と演奏を終えた生徒たちが、そこに、もちろん、せんさんも居た。

和井田の演奏が始まり、他校と明らかに、レベルの違う。
金管の輝きがホールを満たし…、弱から、強い音への集中と盛り上がり、音と心の引き寄せ方があり、気持ちが、引き込まれていく。

演奏が終わると、総立ちで拍手があった。過去に例のない、それ程の感情が音に乗っていたのだ。

部長を始め、瞳さん、吹奏楽部一同は、感極まって、一同礼をしながら、涙がボロボロと零れ落ちていた。

そして、午前、午後の部での発表があり

金賞に和井田学園が選ばれたのである。

部長は泣きながら
「やったね、やっとだね、先輩達の想いを、和井田の想いを、4年ぶりの金賞」
表彰され、これには、顧問も、美見先生も、感極まってしまい、涙があふれて
部長、瞳さんも、吹奏楽部一同も、涙を止める事が出来なった。

せんさんも、感動していた(よくやった、瞳)

大会終了後、顧問の先生から最後の話があり
顧問
「長かった、そして、私は厳しかった、美見先生が来てくれてから、厳しさとやさしさの両立が出来ました」
「皆さん、良くついて来てくれました。ありがとう。4年ぶりの金賞、おめでとう」
一同はこの3年間を思い出し、泣いた。さらに甲子園で演奏出来た事も
部長(言葉がうまく出ない。一呼吸整えて)
「3年間、ご指導、ありがとうございました」
一同深く礼を、そして部員同士称えあい、抱きしめあっていた。
瞳さんは、せんの胸に飛び込み、
瞳は泣きながら
「わたしやったよ、全力で、せんに、届けと、全力で」
せんさん
「瞳、伝わったよ、伝わった。よく頑張った」
瞳はせんに、褒めて貰えたことで、涙がさらにあふれ出していた。


一同は、和井田学園に戻ってきた。

和井田学園にバスが到着すると、出迎えてくれたのは校長、先生方、そして、野球部一同であった。
吹奏楽部は堂々と、バスを降りて、
金賞の報告を、済ませ。吹奏楽部はスッキリとした顔になっていた。

瞳は、一人で、野球部一同のもとにやってきた。もちろん、せんさんもいる。

瞳は、堂々と
「じゃーん!見てみて、金賞、金賞よ」

嘉位が整列させ、野球部一同、マネージャ全員整列
「瞳さん、おめでとうございます」
「僕達が甲子園で初優勝出来たのは、吹奏楽部の熱い応援があったからです」
「ありがとうございました」

一同(深く礼をしながら)
「ありがとうございました」

瞳さん(予想外の展開に、涙と気持ちがあふれてしまい)
瞳さん
「あ、あ、あ、り、が、とう」
「本当の事を言うね」
瞳さんは、深呼吸
「わたし、わたしも、野球部のマネージャーになりたかった」
「みんなと一緒に、仕事をしながら、甲子園に行きたかった」
「みんなが、一番輝いていた」
「吹奏楽部を辞めようとも、考えた事もあった」
「野球部のマネージャーになろうと、思った」
「だって…」

(みんなの事が、大好き。野球部全員の事が、大好き)
(心に残る高校生活の思い出を野球部がくれたの…和井田学園に入れて良かった、野球部のマネージャーになりたかった)

瞳は大きな声で、顔がぐしゃぐしゃになるほど、泣きながら

「みんなと、離れたくない」
「お別れしたくない」

香織は泣きながら、瞳さんに抱き着くと、マネージャー全員瞳さんを囲む

瞳は泣き止むことが出来ない。

「いやだよ、これで、お別れなんて」
「もう1度高校生をやりたい」
「みんなと、一緒に野球部のマネージャーをやりたい」
「みんなと、お別れなんて、したくない!」

楓も泣きながら
「うん。瞳さん、ありがとう、ありがとうね」

嘉位(こればっかりは、どうする事もできない、選択肢をやり直す事も)
(時間を巻き戻す事も)


瞳さんは、泣き止むことが出来なかった、それは一年生マネージャーも同じで
それを聞いていた、吹奏楽部の泣いてしまった


涙は、止まることは、ないのであった。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

今年も残り7日

masuta
キャラ文芸
今、お昼休みに、 ふと思い 書いた短編、即興です。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。

昼寝部
キャラ文芸
 俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。  その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。  とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。  まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。  これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。

ルピナス

桜庭かなめ
恋愛
 高校2年生の藍沢直人は後輩の宮原彩花と一緒に、学校の寮の2人部屋で暮らしている。彩花にとって直人は不良達から救ってくれた大好きな先輩。しかし、直人にとって彩花は不良達から救ったことを機に一緒に住んでいる後輩の女の子。直人が一定の距離を保とうとすることに耐えられなくなった彩花は、ある日の夜、手錠を使って直人を束縛しようとする。  そして、直人のクラスメイトである吉岡渚からの告白をきっかけに直人、彩花、渚の恋物語が激しく動き始める。  物語の鍵は、人の心とルピナスの花。たくさんの人達の気持ちが温かく、甘く、そして切なく交錯する青春ラブストーリーシリーズ。 ※特別編-入れ替わりの夏-は『ハナノカオリ』のキャラクターが登場しています。  ※1日3話ずつ更新する予定です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ズボラ上司の甘い罠

松丹子
恋愛
小松春菜の上司、小野田は、無精髭に瓶底眼鏡、乱れた髪にゆるいネクタイ。 仕事はできる人なのに、あまりにももったいない! かと思えば、イメチェンして来た課長はタイプど真ん中。 やばい。見惚れる。一体これで仕事になるのか? 上司の魅力から逃れようとしながら逃れきれず溺愛される、自分に自信のないフツーの女子の話。になる予定。

私の守護霊さん

Masa&G
キャラ文芸
大学生活を送る彩音には、誰にも言えない秘密がある。 彼女のそばには、他人には姿の見えない“守護霊さん”がずっと寄り添っていた。 これは——二人で過ごした最後の一年を描く、かけがえのない物語。

処理中です...