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第1章
恋の予感?!
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父さんが死に、俺は領主になった。
なんで俺がならないといけないんだよ!と何度抗議しても、誰も聞きいれてくれなかった。
俺はこのセブルスと言う領地から逃げるため、五竜騎士と言う組織に入った。
五竜騎士と言うのは、この世界の秩序を護るために作られた組織で、この世界最強と言われる騎士達が集まる組織だった。
比較的に自由な組織で、ただ任務をこなせばいいと言うだけの仕事だった。
だが、誰でもなれる訳では無い。
そのため、人並み以上に修行をしなければならないが、自由になる為ならと鍛錬を積んだ。
鍛錬を積むこと8年、やっと念願だった組織に入れた訳だが、未だに任務の依頼がこない。
暇すぎる。
そう思いながら俺は、煙草を吸っていた。
ちなみにセブルスは俺の兄貴が納めていた。
まぁそれは置いといて、早く任務来ないかな~
そう思っていると、ドアがノックされた。
「どうぞ~」
と返事をすると、1人の騎士が入って来た。
入って来た騎士は丁寧にお辞儀をして、俺の机の前まで歩いて来た。
「竜宮時スゥー様ですね?」
「そうですけど、俺に何か用ですか?」
と煙草を消しながら聞くと、懐から一通の手紙を取り出し、俺の机の上に置いてきた。
なんだろ?と思いながら手紙を開いて見ると、こう書いてあった。
《竜宮時スゥー殿。
突然の手紙をお許しください。
私はローズ王国女王サラ・スティアと言います。
貴方にお願いがあり、手紙を出しました。
実は、このローズ王国にあるセブルスと言う土地があるんですが、最近魔物が多く魔物を退治する騎士が足りていません。魔物を消滅させるにはその土地にあるモモルク洞窟の魔物の親玉を倒して欲しいんです。
お願いできますか?》
と言う内容だった。
やっと念願だった任務につけるぞ!と思い、勢いよく立ち上がった。
「手紙の件、この竜宮時スゥーが引き受けます!」
と言うと、嬉しそうに「ありがとうございます!準備が出来ましたらご案内致しますので、屋敷の前で待っています。失礼します」
と言って出ていった。
俺はすぐに支度をして屋敷の外に出た。
屋敷の前で待っていた騎士が俺に気づき、「では行きますか」と言って歩き出した。
俺は、やっと思う存分任務ができる喜びで浮かれていたが、ふと今から向かう場所に考えがいった。
そう言えば、ローズ王国のゼフルスに行くんだよな?
と思い、俺は露骨に嫌な顔をしてしまった。
セブルスを今納めているのは、俺の兄貴の竜宮時ジャスティンだ。
てことは、兄貴に会うじゃん!
最悪だ・・・・・
そう思った瞬間、気持ちが沈んだ。
はぁ~行きたくないな~。
でも引き受けた以上やるしかない。
そう思いながら歩を進めた。
歩くこと30分ぐらいすると、セブルス領地に着いた。
着いてすぐ、俺は会いたくもない人物に会ってしまった。
「久しぶりだなスゥー。元気にしていたか?」
そう言って話しかけてきたのは兄貴だった。
俺は浮かない顔をしながら口を開いた。
「兄貴も元気そうだな。依頼はこの国のサラ様から受けたからそれをこなしに来た。」
「ああ、知ってる。俺がサラ様に頼んだからな。案内しよう」
と言って歩き出した。
はぁ~?ふざけんな!と思いながらも着いていくとモモルク洞窟に着いた。
いよいよ任務か~と思いながら入ろうとすると、兄貴が話しかけてきた。
「スゥー気を付けろよ。命だけは無駄にするなよ」
と言ってモモルク洞窟の中に入って行った。
なんだあいつ?と思いながら後を追った。
洞窟の中に入ってから兄貴は一切口を開かなかった。
こんなに静かな兄貴は見たことない。
心無しかいつにまして険しい顔をしている。
何をそんなに警戒しているんだろ?
この先に何がいるんだ?
そう思いながら兄貴に着いて行くと、突然広い場所に来た。
すると兄貴が腰に下げていた白い刀に手を置いて「来るぞ!」と呟いた。
その瞬間、もの凄い風が吹き荒れた。
思わず腕で顔を覆ってしまった。
それと同時に、体に鋭い痛みが走った。
「!!」
と驚きながら目を見開くと、兄貴は俺を庇うように立っていた。
全身血塗れだ。
「兄貴!大丈夫?」
と言って近寄ろうとすると、「来るな!!まだ終わりじゃない!」と言って刀を抜いた。
なんで俺を護るんだ?
俺は全部押し付けて逃げたのに・・・
俺の事が憎いはずなのに・・・
そう思いながら黒龍を抜いた。
その瞬間、また突風が吹き荒れた。
それと同時に、風に乗って何か鋭い物が飛んで来た。
鋭い物を全部薙ぎ払った。
すると、地面に小刀がカランと音を立てて落ちた。
よし今度は見えたぞ!
そう思いながら、一歩前進した。
なんで俺がならないといけないんだよ!と何度抗議しても、誰も聞きいれてくれなかった。
俺はこのセブルスと言う領地から逃げるため、五竜騎士と言う組織に入った。
五竜騎士と言うのは、この世界の秩序を護るために作られた組織で、この世界最強と言われる騎士達が集まる組織だった。
比較的に自由な組織で、ただ任務をこなせばいいと言うだけの仕事だった。
だが、誰でもなれる訳では無い。
そのため、人並み以上に修行をしなければならないが、自由になる為ならと鍛錬を積んだ。
鍛錬を積むこと8年、やっと念願だった組織に入れた訳だが、未だに任務の依頼がこない。
暇すぎる。
そう思いながら俺は、煙草を吸っていた。
ちなみにセブルスは俺の兄貴が納めていた。
まぁそれは置いといて、早く任務来ないかな~
そう思っていると、ドアがノックされた。
「どうぞ~」
と返事をすると、1人の騎士が入って来た。
入って来た騎士は丁寧にお辞儀をして、俺の机の前まで歩いて来た。
「竜宮時スゥー様ですね?」
「そうですけど、俺に何か用ですか?」
と煙草を消しながら聞くと、懐から一通の手紙を取り出し、俺の机の上に置いてきた。
なんだろ?と思いながら手紙を開いて見ると、こう書いてあった。
《竜宮時スゥー殿。
突然の手紙をお許しください。
私はローズ王国女王サラ・スティアと言います。
貴方にお願いがあり、手紙を出しました。
実は、このローズ王国にあるセブルスと言う土地があるんですが、最近魔物が多く魔物を退治する騎士が足りていません。魔物を消滅させるにはその土地にあるモモルク洞窟の魔物の親玉を倒して欲しいんです。
お願いできますか?》
と言う内容だった。
やっと念願だった任務につけるぞ!と思い、勢いよく立ち上がった。
「手紙の件、この竜宮時スゥーが引き受けます!」
と言うと、嬉しそうに「ありがとうございます!準備が出来ましたらご案内致しますので、屋敷の前で待っています。失礼します」
と言って出ていった。
俺はすぐに支度をして屋敷の外に出た。
屋敷の前で待っていた騎士が俺に気づき、「では行きますか」と言って歩き出した。
俺は、やっと思う存分任務ができる喜びで浮かれていたが、ふと今から向かう場所に考えがいった。
そう言えば、ローズ王国のゼフルスに行くんだよな?
と思い、俺は露骨に嫌な顔をしてしまった。
セブルスを今納めているのは、俺の兄貴の竜宮時ジャスティンだ。
てことは、兄貴に会うじゃん!
最悪だ・・・・・
そう思った瞬間、気持ちが沈んだ。
はぁ~行きたくないな~。
でも引き受けた以上やるしかない。
そう思いながら歩を進めた。
歩くこと30分ぐらいすると、セブルス領地に着いた。
着いてすぐ、俺は会いたくもない人物に会ってしまった。
「久しぶりだなスゥー。元気にしていたか?」
そう言って話しかけてきたのは兄貴だった。
俺は浮かない顔をしながら口を開いた。
「兄貴も元気そうだな。依頼はこの国のサラ様から受けたからそれをこなしに来た。」
「ああ、知ってる。俺がサラ様に頼んだからな。案内しよう」
と言って歩き出した。
はぁ~?ふざけんな!と思いながらも着いていくとモモルク洞窟に着いた。
いよいよ任務か~と思いながら入ろうとすると、兄貴が話しかけてきた。
「スゥー気を付けろよ。命だけは無駄にするなよ」
と言ってモモルク洞窟の中に入って行った。
なんだあいつ?と思いながら後を追った。
洞窟の中に入ってから兄貴は一切口を開かなかった。
こんなに静かな兄貴は見たことない。
心無しかいつにまして険しい顔をしている。
何をそんなに警戒しているんだろ?
この先に何がいるんだ?
そう思いながら兄貴に着いて行くと、突然広い場所に来た。
すると兄貴が腰に下げていた白い刀に手を置いて「来るぞ!」と呟いた。
その瞬間、もの凄い風が吹き荒れた。
思わず腕で顔を覆ってしまった。
それと同時に、体に鋭い痛みが走った。
「!!」
と驚きながら目を見開くと、兄貴は俺を庇うように立っていた。
全身血塗れだ。
「兄貴!大丈夫?」
と言って近寄ろうとすると、「来るな!!まだ終わりじゃない!」と言って刀を抜いた。
なんで俺を護るんだ?
俺は全部押し付けて逃げたのに・・・
俺の事が憎いはずなのに・・・
そう思いながら黒龍を抜いた。
その瞬間、また突風が吹き荒れた。
それと同時に、風に乗って何か鋭い物が飛んで来た。
鋭い物を全部薙ぎ払った。
すると、地面に小刀がカランと音を立てて落ちた。
よし今度は見えたぞ!
そう思いながら、一歩前進した。
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