入厨 ‐いりくりや‐

天野 帝釈

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出入り爺ぃ

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婆ぁの家に帰る道すがら、時々2回目に老婆の家に行った時に会ったあの老人とすれ違う。

前は、会釈をし合う程度だったが、最近は一言二言挨拶を交わす程度にはなった。

こちらに何も言って来ないあたり、あの婆ぁの孫か何かと思っているのかもしれない。



男に疑問を持たないあたり血縁者では無いのだろう。
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