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1.りさ子
浴槽の波
しおりを挟むご飯を食べ少しして、2人でお風呂に入った。
狭い浴槽に2人、向い合せで密着した形になったからか、静かな室内だったからか、ドキドキと波打つ心臓の音が水越しに聞こえてしまうんじゃないかと緊張した。
乳白色の湯が波立って、西岡さんの手がすっと伸びてきた。
頭を撫で、頬、鼻ととおり、唇に触れる。
熱い指先が、私の唇をチョコレートのように溶けてしまうのではないかと思わせる。
顔をあげ、目が合い、見つめ合う。
もう一つの手が伸びてきて両頬に触れる。
恋愛に疎い私でも分かる。
"いい雰囲気"だ
「西岡さん。りさのほっぺたっちょ取れちゃいますぅ~!」
だと思ったのにこの有様。
両頬はぐにぐにといじられ、西岡さんのオモチャ状態。
本人は楽しそう。
「りさちゃんは、ほっぺのことほっぺたっちょって言うの?笑
かわいいね。笑」
「癖です。
お母さんの影響で。。。
そんなことより、西岡さん!女子に可愛いの乱用はダメです!
本気にしちゃいますよ!」
西岡さんはズルイです。
その一言が1番弱いのに。。。
「なんで?
りさちゃん可愛いよ?」
そう言って優しく笑い、方頬をひと撫で
またそうやって私をドキドキさせる。
西岡さんは私の中の母性本能もメスの部分も刺激する。
ズルイ人。
声にならない気持ちが顔に現れる。
「りさ子。おいで」
初めて呼び捨てされた。
嬉しさで西岡さんに勢いよく抱きつく。
西岡さんの胸に耳をくっつけたら、私と同じぐらい心臓がなってた。
「りさ子」
もう1度名前を呼ばれ顔を上げる。
唇が近付いてキスをする。
柔らかい感触が気持ちよくとろける。
「西岡さん。もう1回。」
唇が離れて名残惜しくておねだり。
また可愛いなと一言呟いて、何度も何度も深いキスをした。
そのままの流れで2人、繋がった。
私は声が浴室で響かないように抑えるのに必死だった。
彼はそんな私を面白がっているのか、弱い所を探りあてて、後ろから執拗に攻めてくる。
快感で上手く呼吸が出来ず苦しい。
「きもちい?」
と耳元で囁く彼。
「イジワル。。。」
分かってるくせに。。。
気に入らない答えだったからか、耳を甘噛みされた。
身体がビクリと反応し、力が抜ける。
だが、彼の腰の動きは劣ることを知らない。
「ほら、ちゃんと壁に手ついて。素直な気持ち聞きたいなー」
「西岡さ、ん、きもちぃです!」
「名前で呼んで。昨日、教えたでしよ?」
私の弱い所を見つけ、強く擦る。
「ぁん!せーじさんんん。りさ、壊れちゃぅ!」
「可愛いなー」と呟き、だんだんと激しくなる腰遣い。
そのまま、2人、絶頂を迎え、果てた。
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