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サムウェルレナー

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3.りさ子2

幸せ

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<今日行く]




通知音が鳴り、短い文がLINEで送られてくる




[了解です>
[何食べたいですか?>




素っ気ない返事とは裏腹に、すぐにでも帰りたい程嬉しいりさ子。





誠司さんとはお互いの仕事の都合などで恋人らしいデートとかはほとんどない。
だが、お家でご飯を食べたり、仕事終わりに外で会ったりなど、今のところ順調に幸せ。





<ハンバーグ]





[チーズ入れときます>


既読。




食の好みは子供っぽいものが好き。
そんな彼がまた可愛いくてニヤける。笑





「うさちゃん、ニヤニヤして気持ち悪い。笑
彼氏とイチャイチャするのは帰ってからねー」




3つ年上のまこさん。
彼女には付き合って3日でバレました。。。



「まこさん!声大っきい!」


私の声も大きくてみんな大爆笑



りさ子は誰にも言ってないのに、まこさんの声が大きいせいでフロア全員にバレてしまいました。






「で?いつ彼氏に会わせてくれるの?」




「部長は私の母ですか?
絶対紹介しません」



言えるわけがありません。
仕事相手と付き合ってるだなんて。。。


ましてや、彼は動画界では有名人。
平凡で可愛げもないりさ子と付き合ってるーなんて世間様にバレたら。。。
そう考えるだけでりさ子はウツです。。。





「りさ子!今日は残業しませんので、あしからず!」





ケータイをしまい、業務に戻る。
誠司さんの為にも早く終わらせなきゃと急いで仕事を片付ける。





予言通り6時には仕事を終え、家路へ急ぐ




スーパーで買い物をしてる時もお肉をねているときも頭の中は誠司さんでいっぱい。




早く帰ってこないかなーとウズウズ。







もう少しで完成というところで、タイミングよく玄関のドアが閉まる音がする。
パタパタと走ってお出迎え。





「おかえりなさい!」


「ただいま」


抱き寄せられて軽くキスをする。




頭をポンポンと撫でられて、リビングへと歩いていく彼。
背中越しにほうけづらの私。



ただいまのキスなんて、まるで夫婦みたい。




置いて行かれないように後ろを付いて歩く。





部屋での誠司さんはいつもソファを定位置として座る。
テレビをつけ、スーツを脱ぎ、ワイシャツ1枚でくつろぎ始める。




「ご飯、もうちょっとで炊けます。
待っててくださいね。」





テレビに没頭している誠司さん。





数分して炊飯器の通知音に反応し、ソファから降り、テーブルの前に座って、準備万端と言わんばかりに箸をもつ彼。





私の料理に美味しいと言ってくれる彼。





夜は一緒にお風呂に入り、同じベッドに眠る。





りさ子。
幸せです。




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