朱青半島物語(しゅせいはんとうものがたり)

ナタル

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最終章

確執

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麒麟『龍騎…お前はいつもそうだった…。

必ず俺より慕われて…愛されて…。

「父上」もお前だけ…お前だけ!!💥』



【そうだ…。龍騎…お前が来てから、私の人生が狂ったんだ……。】

(龍騎を見つめながら、心の中で思い…。
昔を思い出す……。)



[麒麟side…。]






__100年前、中宮。

((ガンッ!カンッ!!
(誰かが稽古をしている)

隊員『…雷雅(らいが)様、だいぶ力がついてきましたね…。』

雷雅『そうだろっ…!これも父上に稽古を付けてもらったおかげだっ……!!』



((バギンッ!! 
(そういったと同時に隊員の剣を折る)



隊員『…お見事です。これならさぞかしお父上様がお喜びになるでしょう…!!』
((拍手をしながらそう言う


雷雅『父上は、まだ帰って来ないのか?
【妹や弟】達も待ちわびていると言うのに……。』
(少し寂しげな表情をしながらも話す)


【私の父、『九龍』は東宮の巫女による指揮を執る将軍だった。
民衆の皆は、父上の事を酷く言う者もいたが、そうではない。】


(((タッタッタッ……
(誰かが雷雅に向かって走ってくる)

?『兄様ーっ!!』
(雷雅と違い、髪色が茶色、瞳が赤色の
女の子が走ってくる)

雷雅『うわっ!?…女の子が走って来たらダメだろ?秋明(しゅうめい)』

【父上は、遠征する度に『身寄りのない幼子』を連れてくる。秋明もその1人だ。
秋明は、禁忌の子達が閉じ込められる洞窟に閉じ込められていた。】


秋明『ごめんなさい、兄様。でもね!
これ…!兄様に見せたくて!!』
(目を輝かせながら、花飾りを見せる)


雷雅『綺麗な花飾りだな。母上に教えてもらったのか…?』
((秋明の頭を撫ぜながら、そう問う

秋明『うん!』
(優しい笑顔で答える)


【いつもと変わらない日常…。そう思っていた……。】


(((キギギッ……
(重い扉が開き始める…)


雷雅『秋明、父上が帰ってきたよ!』

秋明『わーいっ!!』
(2人で笑みを浮かべながら、九龍の元に行く)


(((タッタッタッ……


九龍『雷雅、秋明…元気にしていたか?』
(髪色は黒髪の長髪、瞳は紫色をしている)

雷雅『父上、これ見て下さい!秋明が
花飾りを作りましたよ!』
(そう言いながら、秋明を抱き抱え
九龍に見せる)

秋明『父上の為に作ったの!!』
(笑顔でそう言う)

九龍『ありがとう、秋明。君はとても可愛い姫だよ…。』
(そういうと秋明の頭を撫でる)


((チラッ……
(九龍の後ろに、銀髪で瞳が水色の少年が見つめる)


雷雅『…?父上、この子どうしたの?』
(少年を見つめて、九龍の方に顔を向けて問う)

九龍『…この子は、『森の国』にある場所で1人で居たんだ。
今日から、お前の新しい【弟】になるから仲良くしなさい。』
(そういうと、雷雅と背丈を揃えるように目線を合わせ、そう言う)


雷雅『…君、名前は?俺は雷雅。』

?『…龍騎っ……。』

雷雅『よろしくね、龍騎!!仲良くしよう!!』
(優しく微笑みながら、手を差し出す)


龍騎『…うん!!』
(にっこり微笑む)


【龍騎、お前に会うまでは……。】


[麒麟side、完]
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