禁断の扉を開けたのは!?

秋元智也

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気づき始めたら・・・

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怒った風の彼女は自分では立ち上がれず、シャワーを浴びたそうに浴室を眺めた。
「意地を張らないで下さい。連れていきますから。」
なにもしないと約束し恵里香を抱き上げると浴室に連れてゆき体を洗った。
その間中彼女は吉野を眺めていたが何も手を出さないとわかり、少しプライドが揺らいでいるようだった。
「あんたって本当に不感症なんじゃないの?感じないとか?」
背中を流しながら吉野は少し笑って見せた。
「そんな事有るわけないじゃないですか、僕も男です。病院内のトイレで我慢できずに抜くことだって有りますよ。」
くわっと振り向く恵里香に平常心で答えた。
「嘘でしょう?私が魅力的じゃないって訳?・・・言ってくれるわね!ほんとに・・・自信なくすわ。」
「そうですね、なくした方がいいかも知れませんね!演じてるようで嘘っぽいです。」
「あんたってサイテーだわ。」
そう言ったっきり黙り込んでしまった。
せっせと体を洗浄すると備え付けのガウンを着せてソファーに運んだ。
流石に服を着せるわけにもいかず、近くに服を持ってきて手渡した。
「ありがと。それより永田遼って子はどんな子?アイツら、必死で探してるみたいよ。」
「うーん、生意気な少年ですよ。無邪気な笑顔が可愛くも憎たらしくも有りますが。」
「そ、男の子なのよね?」
「そうですね、境遇はあまりよくないようですが・・・それでも幸せになってほしいって思いますね。」
想いを馳せるように微笑む吉野に恵里香は少し焼きもちを覚えた。
「その子とヤったの?」
突然の質問に真っ赤になって否定する吉野は余裕がない様子で分かりやすい反応を返してきた。
「ヤったんだ~どうなの?男同士ってことはアナルに突っ込むんでしょう?汚くない?」
「何を言ってるんですか、洗浄すれば女性と変わらないし、それ以上に・・・いや、何を言い出すんですか!!」
思い出したのか吉野の顔は真っ赤に染まり下半身が少し膨らみを感じた。
それを見逃さず恵里香は素早くそこを握り込んだ。
「うぅっ・・・」
「私で勃たなかった罰よ。変態、ホモ野郎ー!」
大声で叫ぶと手当たり次第近くにあったものを投げ出した。
「待ってください。あうっ・・・」
近くにあった箱が吉野の顔面に当たると暫く悶絶した。
それからは逃げるように部屋を出ていった。


それから恵里香とは病院ですれ違っても何も話すことはなかった。
ただ、たまにエレベーターが一緒になると出てくときに一言。
「変態。」
と付け加えられた。
訂正しようにもすぐに人混みに入ってしまうため何も言えずにいた。
確かに最近はAVはご無沙汰だったことを思い返していた。
夜勤の最中は静かなもので当直医といえど何もない日はゆっくりと出来た。
すると何処かから同僚がAVビデオを引っ張り出してきて上映会を始めたのである。
「どうですか吉野先生も。なかなかいい女優が出てるんですよ!」
「はぁ~まぁ、そうですね。ご一緒します。」
「そうじゃなきゃ、たまには抜いとかないと体に悪いですよーって吉野先生には好い人がいるんでしたっけ?」
茶化すように話しかけてくるが、きっと悪気はないのだろう。
「いませんよ、未だに心寂しい独り身ですよ。」
「あれ、じゃー噂の新城さんとは?」
「なんにもないです。むしろ嫌われてますよ。」
そう言って見せると心底安心したのか同僚は親しげにしてきた。
「じゃー、見ましょう!」
そして始まった上映会。
レイプもののビデオだったらしい。
最初は清楚なお嬢様が段々と乱れていく内容だった。
調教されてゆき色々な器具でイカされて中だしされてしまう。
同僚達はティッシュを片手に近くにゴミ箱を抱えながら見ていた。
吉野だけそれをなんともなしに普通に見ていた。
ベットに押さえつけられる女優、鎖で繋がれ手足をベットの柱で拘束されると丸見えになった穴にバイブを突っ込まれてしまう。
中で振動しているバイブにアンマを近づけられ何度も潮吹きを繰り返した。
すると細いボールの連なった物をアナルに宛がうとゆっくりと埋め込んでいった。
体をひきつらせ頭を左右に何度も振り乱して抵抗をする。
男達の手が女優の乳房を掴むと揉みしだく。
何度も喘ぎ声を漏らしそれに感化されたように、部屋に精液の臭いが充満する。
ーこれが彼だったら・・・ー
吉野は溜め息と共にそんなことを思い起こし、女優に遼の姿を重ね合わせていた。
すると同僚から肩を叩かれてビックリするとティッシュの箱を差し出された。
「何を・・・?」
「使った方がいいですよ!」
そう言って下半身を指差され今まで気づかなかったことを恥じた。
「あ、有難うございます。」
素直に受けとるとチャックを開け自身を取り出した。
中で下着をぐっしょりと濡らし未だに健全な自身に溜め息を漏らすと同僚同様に扱き始めた。
「いつからだろう、こんなに気になっていたなんて・・・」
吉野の見ているものは皆と同じビデオだったが、少し違った妄想をしながら猛る体を鎮めていたのだった。
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