禁断の扉を開けたのは!?

秋元智也

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悪夢の始まり

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会議の後に畑中要治を待っていたのは遼の横にいる長崎議員の秘書を勤めている男だった。
名前は伊東久志といったか、やり手の秘書であったと聞いている。
「彼は伊東久志さん今度の選挙に出馬表明している若手です。そして旧姓荒木渉。すみれさんの息子さんです。そして・・・」
伊東久志に向き直ると遼は逆に畑中要治の方を見させた。
「貴方の実の父親になりますよ。」
「な、どういう事ですか?いきなり話が有ると言われてきてみればこんな茶番に?」
向きになる伊東久志に遼は冷静に問いかける。
「すみれさんは貴方に父親の忘れ形見だと言って渡したものが有りましたよね?」
伊東久志は言葉を詰まらせると首からかけていたメダルを取り出した。
「これは母が大事にしていたので身に付けているだけです。」
「そ、それはっ・・・見せてくれないか?」
畑中要治はそのペンダントを受けとるとしっかりと握りしめた。
「これは確かに別れるときに私がすみれに渡したものだ。間違いない。これは特注で作らせたもので世界でひとつだけの細工品なんだ。」
要治は伊東久志を見つめると手を伸ばした。
しかし、伊東久志の方は気に入らないのかただ睨んでいた。
「永田くんだったよね、悪いけど二人で話させてくれるか?母の復讐なんかしないよ、そんな顔をしないでよ?」
「あぁ、分かった。」
少し不安は残るものの暫く見守ることにした。
30分ほど中で口論があったようだが無事に和解できたのか要治から読み取ると親子関係の修復は無理でも伊東久志の全面バックアップをすることでおとしどころを見つけたらしい。
まぁ、問題はない。
伊東久志とは打ち合わせ通りに事が運んだのを確認すると少し遅れたスケジュールを急がせた。
無事に何とか一日を終えると今日は何事もなく帰宅した。
「今までありがとう。まさかこんな嬉しいことが有るとはな!息子が見つかって、しかも立派な政治家になるために頑張っていたなど、感極まりないよ。それを知れただけでも君には感謝しないとな。何でもして欲しいことがあれば力になろう。それだけは約束するぞ。」
「ありがとうございます。では例の件をお願いします。」
「がははっ、分かっておる。構造を説得することを約束しよう」
にっこりと微笑むと借りの家に戻ってきた。
「お疲れさまでした。後は明日ここを出ていくだけですね?」
「あぁ、眠いっ・・・」
「そうですね。明日は美味しいものでも食べてからゆっくりと帰りますか?」
「うん、そうだな。」
美味しいものに引かれて目を輝かせながら風呂場に向かった。
吉野も荷物整理の為に部屋で片付けを終えると二階の階段を登ろうとして足を止めた。
外が騒がしくなったからである。
「ん?鍵は閉めたし・・・」
そういった側から玄関の鍵が開く音がして勢い良く扉が開いた。
そこには畑中要治の息子の幸司の姿があった。
そして後ろには何人かの男達が入って来ていた。
「おっ、あんたか。遼はどうしたんだよ?一緒にいるんだろ?」
ニヤリと嫌らしい笑いを浮かべると風呂場の方から遼が出て来てしまった。
タイミング悪く吉野と幸司の連れてきた男達の間に出てくると一瞬何が起きたかわからず固まってしまった。
その隙に近くにいた男が遼を見ると腕を掴み壁へと押さえ込んだ。
「えっ・・・うわっ」
「風呂から上がったのか?丁度良かったな、今から遊んでやるよ!送別会をやってやるんだよ。」
顔をひきつらせる遼は、現在ガウンを羽尾ているだけに過ぎなかった。
「離しなさい!」
吉野が前に出ようと踏み出すと、横から鳩尾に蹴りが入りその場に崩れ落ちていた。
「ぐはっ・・・うぅ・・・」
「邪魔はなしだぜ?それともあんたも掘られたいのか?」
いくら若手の医師でもむさ苦しい男である。
仲間内もやめとけよ、と声が飛び交った。
「それも、そうだな。こっちの方がヤりがいがあるってもんだ。」
遼の顎を掴むとガウンの中へと手を滑り込ませる。
「肌もスベスベだし、顔も良いしな。それに、いつもはもの足りなさそうにしてただろう?今日は存分に満足させてやるからなぁ~弄って欲しかっただろう?ここによぁ~」
遼の乳首をぎゅっと摘まむと引っ張りあげた。
「あぁぁぁーーー。いやっ・・・離せっ!」
「もっと、やってくださいって言えよ!」
いきなり膝で遼のお腹を蹴りあげるとそのまま崩れ落ちた。
「運べ。今夜はたっぷりと楽しもうな!いや、これからは・・・だな」
仲間連中をつれて遼を荷物のように担ぐと外の車に乗り込みいつものようにいろんな道具が揃っている屋敷へと向かった。
屋敷につくとガウンを脱がせ裸体のまま体に真っ赤な縄を巻きつけた。
白い肌に真っ赤な縄が映えて美しさを引き称えた。
「ぅ・・・うぅ・・・!」
遼が目を覚ますとそこはいつもセックスを強要される部屋だった。
ーこいつ、頭がないのか・・・いや、これは好都合だ。吉野先生が気づいてくれるかもしれないー
体の自由が効かないことで縛られている事がわかった。
「ちぃっ・・・」
「おー、やっと目が覚めたか?待ってたんだ、勿論起きているときの方が反応がいいからな!」
幸司は嬉々として遼の体を煽るように撫で回す。
性器の根本にはしっかりときつめの縄がかけられており勃起すら許さない。
縄は細かく交差されるように縛られており緩んでこない。
僅かな動きにも至るところが擦れて刺激された。
「・・っー・・・・」
「そうだな、プレゼントが有るんだ。」
そう言うと取り出したのは指輪が入ってそうな小さな箱だった。
中を開くとそこには2つのピアスが入っていた。
小さなルビーのついた物ともうひとつはサファイアが埋め込まれていた。
「やっ、やめろ!」
咄嗟に何をされるかを悟ると体を捻って逃げようとした。
「おいおい、喜んでくれないのか?」
ピアスの穴を開ける器具を片手に持って近づいてくる幸司に遼は頭を何度も振り逃げようと心みるが無駄に終った。
複数の手に押さえつけられ乳首を何度も摘ままれてぷっくりとふくれあがったそこに左右から同時に器具が嵌められる。
「いやだっ、いやっ・・・あっ!」
何度も刺激されて痺れてきた乳首の先端に鋭い痛みが左右同時に伝わってきた。
「~~~~~~!!」
「ほーら、開いたよ。飾ってあげるね?」
幸司は乳首に開けた穴から血が滲み出すのもお構いなしに買ってきたピアスを付け始めた。
左右に色違いの宝石をあしらったピアスを嵌められ痛みと羞恥で涙が伝う。
「嬉しいのかい?」
涙を拭い取ると付けたばかりのピアスを揺らして満足気に眺めていた。
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