好きか?嫌いか?

秋元智也

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第十八話 邪魔者 中編

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ドアが勢いよく開いて現れたのは担任の井上だった。
 
担任 「ちゃんと勉強してるか?」
宮野 「なんで勝手に入って来てるんですか!」
担任 「俺は合鍵作ってあるからな~。進んでるか?」
大和 「それでもおかしいだろ?家に勝手に上がり込んで!でてけよ!」
担任 「ん?その言い方はなんだ?ここは甥っ子の家だからどうしようが
    勝手だろ?それに、佐々木兄がいるのも珍しいな?弟と仲良かっ
    たんじゃないのか?」
宮野 「結弦は友達ですよ。いい加減紛らわしくないですか?」
担任 「あぁ、大いに紛らわしい。問題起こす兄には他のクラスに行って
    欲しかったんだがな~。今回は宮野の成績が気になってな~、こ
    うやって見に来たんだが…、今日は一日中付き合ってやるぞ!」
大和 「はぁ~?嘘だろ!」
宮野 「…!」

いまだに熱を帯びたままの状態なのに、このまま勉強する羽目になるとは
思ってもみなかった。

担任 「窓全開なんだな~。閉めてクーラーのがよくないか?」
宮野 「いえ、健康的でいいかなって…」
担任 「おぉ、さすが宮野!健康を考えてクーラーに頼らないのか!偉い
    偉い!」

まさか、気づかれてはいないだろうけど、こもった匂いを取る為だとは言
えない。

担任 「それにしても…」
宮野 「…何か?」
担任 「いや、宮野お前顔が赤くないか?大丈夫か?」
宮野 「あ…うん、大丈夫。」
大和 「そういや先生ってセックスした事あんの?」
担任 「そりゃもちろんあるぞ。彼女も居るしな!」
大和 「へー意外。どんな女?すぐ股開く様な軽い奴?それとも無理矢理
    開かせるのが好きなの?」

話題は担任の性生活へと変わっていく。
気まずくて、宮野は下へ飲み物を取りに行くと言って出てきた。
すぐにトイレに籠ると一回ヌク事にした。
パンパンになったまま放置されたので苦しかったのだ。
後ろを自分で弄ると前も一緒に扱きあげる。
最近では後ろと一緒に弄らないとイけなくなってきていた。

宮野 「はぁ~。これじゃ、どっちが変態かわかんねーな」

飲み物をとって来ると女性の話で盛り上がっていた。

担任 「お、気がきくな!」
大和 「さんきゅ。」
宮野 「どーも、それで盛り上がってるとこ悪いんだけど、何しに来たん
    だよ?何もしないんだったら帰ってくれね~?」
大和 「守、井上って案外面白いんだな~。聖女っぽい女を無理矢理自分
    のモノにするのが好きだってよ!イヤイヤって言いながら身体は
    喜んでるってのも多いしな?」

そう言って宮野の方を見て来る大和に睨みをきかせると、担任も自分の性癖
を楽しそうに語っていた。

担任 「最後には抱きついて来られた時の満足感はいいぞ~。宮野はまだ
    童貞なのか?」
宮野 「煩い!今、関係ないでしょ?」

ケタケタと笑う大和に苛立ちを覚える。
童貞捨てる前に処女を捨てる事になった原因の相手である。
本当なら、午前中は存分に気持ちよくなる予定だっただけに、腹立たし
かった。

担任 「まぁ、機嫌を治せって!さぁ、なんでも聞いていいぞ?」
宮野 「順番にやってくので静かにして下さい。もしくは下で休んでい
    ては?」
大和 「まぁ、なんとかなるんで帰ってもいいっすよ」
担任 「おいおい、そんなに邪険にしないでくれよ」

それからも机に向かう二人を尻目に宮野にベッドへ上がり込むと大の字
になってうとうとし始めていた。

大和 「なぁ~下でやらね~?」
宮野 「いいけど…どっちの意味で言ってる?」

大和に抱き寄せられるとはっきりと理解した。
 
大和 「もちろん!」
   (さっき少ししか触れられなかったし。この度はもっとちゃんと
    シたい。)

それは宮野も同じだった。
中途半端に触られたままで終わってしまい、自分でヌいてはきたけどそれ
だけじゃ治らないのは若さ故だろう。

そっと、音を立てない様に一階のリビングに移動すると机の上に勉強道具
は広げると後ろから抱きしめられた。
服の中に大和の腕が入って来るのを期待している自分がいた。
さっきも何度も煽られた乳首を後ろから左右両方を抓るとぎゅっと引っ張
ってくる。
首筋に舌が這って来て背中がゾクっとする。

大和 「ここ弱いよな?」
宮野 「んっ…くすぐったいっ…あんっ…なかはっ!」

耳朶を甘噛みすると、中に舌を入れて来る。
我慢できなくて声が漏れる。
その間もズボンに中に手を這わせお尻の割れ目をなぞる様に触られると
身体が反応してしまう。

床に手をつき尻を持ち上げられる。
ズボンは下着と共に剥ぎ取られ恥部が丸見えの状態だった。

大和 「声は抑えろよ?こんな姿見られたくないだろ?」
宮野 「う…うん。」

大和指が中に入って来る。
奥に入るにつれて今までの行為を思い出してしまい、身体中が熱くな
ってくる。

大和 「ん?守これって…」
宮野 「なに?」
大和 「ここって、洗浄した?」
宮野 「あっ…それは…多分するかなって思って…」
大和 「へ~、だったら大丈夫か!」
宮野 「何が?…ひゃっ!ちょっとどこ舐めてるの!」

綺麗に洗浄された肛門の中に舌を入れると入口をかき混ぜる。
指とはまた違った感覚に慌てるが、しっかり抑えられてるせいか身動きが
取れない。

宮野 「ちょっ…やまとっ!…あっ…もういいからっ!」
大和 「しっかり濡らさないときついだろ?それとも、もう欲しくなった?」
宮野 「このっ…変態!」
大和 「声は出すなよ!」

身体を反転させると、真正面から見るとどうしても恥ずかしくなってしまう。
足を開かされるとその間に大和の大きくなったモノが見える。
今からソレが入って来るんだと思うと少し緊張する。

大和 「口は塞いでやらなから安心しろよ?」
宮野 「えっ…待って…んんん!!んっ…!」

唇を重ねると舌を絡めてくる。その間にそそり立ったモノがゆっくりと中へ
と入って来る。さっきより大きくなった状態でぐいぐい奥へと押し込まれる。
全部入り切ったところで、やっと唇が離れた。


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