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陸 告げられる秘事(ひみつ)【上】
《一》愛しい者がくれた導(しるべ)【後】
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「……じゃあ、和彰は……偽物なの? 私が夢のなかで、和彰の姿を期待して見ているだけなの?」
甘い気分から急に悄れた気持ちになりつつも、咲耶は指を伸ばして和彰の頬に触れる。
いやに現実的なぬくもりを感じていた自分自身に、がっかりしてしまう。だが同時に、椿たちのむごい様を思いだし、これが夢であるなら良かったと、咲耶はホッと息をついた。
そんな咲耶の様子をじっと見つめていた和彰が、口を開く。
「お前の夢だが、私は私だ。“魂駆け”で、お前の元にやって来た」
自らの頬にある咲耶の指先を軽く握って言う和彰に、咲耶は疑問に思い訊き返す。
「“魂駆け”って……なに?」
「肉体という器のしがらみから離れ、魂だけの存在となり別の場所へ行くことだ。……お前の魂が、表層よりも深く沈みこんでしまっていたため、来るのが遅れた。
すまなかった」
握られた指先に、力がこめられた。和彰のかすれた声音が言葉以上に悔いているようで、咲耶は笑ってみせる。
「もういいよ、こうして来てくれたから。赦してあげる」
冗談めかして言って、咲耶はふと気づいたことを口にした。
「夢を見てるってことは、私、眠ってるんだよね?」
「ああ」
「タンタンや転々……それに、椿ちゃんがどうしてるか……和彰、知ってる!?」
あいまいだった視界が和彰の出現によりはっきりとしたものになると、咲耶の思考もめまぐるしく動き始める。
これが『夢のなか』であるのなら、現実世界はどうなっているのか。黒衣の男が椿や たぬ吉らを傷つけていないという保証はない。だからこそ、咲耶の不安が先ほどの『悪夢』となって表れたのだろう。
「たぬ吉と転々はお前を護るために生命力を奪われたようだ。椿は……───」
淡々と応えていた和彰が、そこで言いよどんだ。息をつめる咲耶を見据えたのち、先を続ける。
「お前の近くに、在る」
「私の……? 近くって、側にいるって意味?」
「傍らという意味なら違う。───咲耶」
いつも以上に低く堅苦しい響きの声で呼びかけられ、咲耶はとまどって和彰を見返した。
「な、なに……?」
和彰から向けられる、真っすぐすぎる強い眼差し。そこにこめられたものに、漠然とした怖れをいだかされた。
「お前が目覚めた時、私はお前の側にいてやれない。……お前の側に在りたいが無理なのだ。
だから、私の想いをお前の魂に刻んだ」
冷たく長い指が、咲耶の唇をなぞる。
「───赦せ……」
つぶやくように告げられた言葉と共に、伏せられる瞳。見ているこちらが苦しくなるような表情に、咲耶は思わず和彰にしがみついた。
「和彰、何かあったの? 私のところにすぐに来れなかったのは、そのせい!?」
詰め寄る咲耶の髪をいなすようになで、和彰は黙って咲耶を見つめる。青みがかった黒い瞳をのぞいても和彰が謝る本当の理由が解らず、ただただ咲耶の胸は、きしむように痛んだ。
そんな咲耶の前で和彰はいつもの無表情に戻って、淡々と話を続ける。
「幸い、お前の元には犬貴も犬朗も来れるはずだ。お前たちの結びつきは、強固なものだから。目覚めたらまず、あのモノらを呼べばいい」
いつでも呼べと言った自らよりも、配下である眷属を頼れなどと、和彰の口から聞くとは思わなかった。それほどまでに、和彰の置かれている状況は悪いものなのかと、咲耶は勘ぐってしまう。
「……目が覚めたら、犬貴と犬朗を呼ぶわ。それから、椿ちゃんを見つけだして……タンタン達も、助ける。和彰のことは一番最後になっちゃうけど……いい?」
「咲耶、私のことは───」
軽く首を横に振り、咲耶の申し出を拒むしぐさをする和彰に、咲耶は強く言い返す。
「私の所に和彰が来てくれたように、今度は私が和彰の元へ行くから。あなたが託してくれた眷属たちを連れて。だから……待ってて」
和彰は、何かを思うように瞑目した。ややして開けられた瞳は、迷うことなく咲耶を映す。
「……分かった。だが、無茶はするな。そして───お前は、お前の信じることを為せ」
「え?」
「迷う心に付け入れられ、お前は凶夢を見せられたのだ。お前の魂を弱らせるために。だからお前は、お前自身を信じ、為すべきことを為せばいい」
きっぱりと言いきった和彰の唇が咲耶の唇に近づき、触れたと思った瞬間。直前まで感じられたぬくもりが嘘のように、目を開けた咲耶の側には和彰の姿はなかった。
あざやかに咲き乱れる花は変わらずに。辺りは、和彰が現れたときのまま、色彩豊かな情景であるのに。咲耶が心から求めた神獣の化身だけが、その場からいなくなっていた。
(…………大丈夫)
目じりをぬぐって、咲耶は大きく息をつく。
(私には、やらなければならないことがあるんだから)
胸にこみあげたせつなさを追いやって、自らに言い聞かせる。───咲耶に残された、愛しい者がくれた導。
まずは。
(目を、覚まさなきゃ)
そこから、すべてが始まるのだから。
甘い気分から急に悄れた気持ちになりつつも、咲耶は指を伸ばして和彰の頬に触れる。
いやに現実的なぬくもりを感じていた自分自身に、がっかりしてしまう。だが同時に、椿たちのむごい様を思いだし、これが夢であるなら良かったと、咲耶はホッと息をついた。
そんな咲耶の様子をじっと見つめていた和彰が、口を開く。
「お前の夢だが、私は私だ。“魂駆け”で、お前の元にやって来た」
自らの頬にある咲耶の指先を軽く握って言う和彰に、咲耶は疑問に思い訊き返す。
「“魂駆け”って……なに?」
「肉体という器のしがらみから離れ、魂だけの存在となり別の場所へ行くことだ。……お前の魂が、表層よりも深く沈みこんでしまっていたため、来るのが遅れた。
すまなかった」
握られた指先に、力がこめられた。和彰のかすれた声音が言葉以上に悔いているようで、咲耶は笑ってみせる。
「もういいよ、こうして来てくれたから。赦してあげる」
冗談めかして言って、咲耶はふと気づいたことを口にした。
「夢を見てるってことは、私、眠ってるんだよね?」
「ああ」
「タンタンや転々……それに、椿ちゃんがどうしてるか……和彰、知ってる!?」
あいまいだった視界が和彰の出現によりはっきりとしたものになると、咲耶の思考もめまぐるしく動き始める。
これが『夢のなか』であるのなら、現実世界はどうなっているのか。黒衣の男が椿や たぬ吉らを傷つけていないという保証はない。だからこそ、咲耶の不安が先ほどの『悪夢』となって表れたのだろう。
「たぬ吉と転々はお前を護るために生命力を奪われたようだ。椿は……───」
淡々と応えていた和彰が、そこで言いよどんだ。息をつめる咲耶を見据えたのち、先を続ける。
「お前の近くに、在る」
「私の……? 近くって、側にいるって意味?」
「傍らという意味なら違う。───咲耶」
いつも以上に低く堅苦しい響きの声で呼びかけられ、咲耶はとまどって和彰を見返した。
「な、なに……?」
和彰から向けられる、真っすぐすぎる強い眼差し。そこにこめられたものに、漠然とした怖れをいだかされた。
「お前が目覚めた時、私はお前の側にいてやれない。……お前の側に在りたいが無理なのだ。
だから、私の想いをお前の魂に刻んだ」
冷たく長い指が、咲耶の唇をなぞる。
「───赦せ……」
つぶやくように告げられた言葉と共に、伏せられる瞳。見ているこちらが苦しくなるような表情に、咲耶は思わず和彰にしがみついた。
「和彰、何かあったの? 私のところにすぐに来れなかったのは、そのせい!?」
詰め寄る咲耶の髪をいなすようになで、和彰は黙って咲耶を見つめる。青みがかった黒い瞳をのぞいても和彰が謝る本当の理由が解らず、ただただ咲耶の胸は、きしむように痛んだ。
そんな咲耶の前で和彰はいつもの無表情に戻って、淡々と話を続ける。
「幸い、お前の元には犬貴も犬朗も来れるはずだ。お前たちの結びつきは、強固なものだから。目覚めたらまず、あのモノらを呼べばいい」
いつでも呼べと言った自らよりも、配下である眷属を頼れなどと、和彰の口から聞くとは思わなかった。それほどまでに、和彰の置かれている状況は悪いものなのかと、咲耶は勘ぐってしまう。
「……目が覚めたら、犬貴と犬朗を呼ぶわ。それから、椿ちゃんを見つけだして……タンタン達も、助ける。和彰のことは一番最後になっちゃうけど……いい?」
「咲耶、私のことは───」
軽く首を横に振り、咲耶の申し出を拒むしぐさをする和彰に、咲耶は強く言い返す。
「私の所に和彰が来てくれたように、今度は私が和彰の元へ行くから。あなたが託してくれた眷属たちを連れて。だから……待ってて」
和彰は、何かを思うように瞑目した。ややして開けられた瞳は、迷うことなく咲耶を映す。
「……分かった。だが、無茶はするな。そして───お前は、お前の信じることを為せ」
「え?」
「迷う心に付け入れられ、お前は凶夢を見せられたのだ。お前の魂を弱らせるために。だからお前は、お前自身を信じ、為すべきことを為せばいい」
きっぱりと言いきった和彰の唇が咲耶の唇に近づき、触れたと思った瞬間。直前まで感じられたぬくもりが嘘のように、目を開けた咲耶の側には和彰の姿はなかった。
あざやかに咲き乱れる花は変わらずに。辺りは、和彰が現れたときのまま、色彩豊かな情景であるのに。咲耶が心から求めた神獣の化身だけが、その場からいなくなっていた。
(…………大丈夫)
目じりをぬぐって、咲耶は大きく息をつく。
(私には、やらなければならないことがあるんだから)
胸にこみあげたせつなさを追いやって、自らに言い聞かせる。───咲耶に残された、愛しい者がくれた導。
まずは。
(目を、覚まさなきゃ)
そこから、すべてが始まるのだから。
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