1 / 1
1章
1 事故
しおりを挟む
「堀口窓佳?」
「窓佳だよ・・・。ほら、5年1組の・・・。」
明らかに嫌そうな表情をした菊地美優に同級生の井上絵理香はテンパりぎみだ。
「でもさー。井上さんって堀口さんと仲良いじゃん。」
「な、仲は良いけど・・・!」
「じゃあさ。言っといてくんない?」
「え・・・?何を?」
「快斗君と隣の席になったからって調子乗るんじゃないよって。絶対だよ!」
「あ・・・あ、う、うん。」
学校からの帰り道、1人で歩いていた美優は突然現れた不良グループに目を見開く。
「!?。な・・・何であんた達がここへ!?」
そのなかの1人がニヤリと笑った。
「そりゃあ決まってるでしょ。明日の上流の文化祭に向けて下見よ。」
「下見?何か事件をおこしそうなんですけど。」
その時後ろから足音が聞こえてきた。
「あれ?美優?」
「何であんたここにいんの?」
「え・・・。わ、私は、待ち合わせだよ。」
「ふーん。」
疑わしげな顔をしている大山美穂の隣でグループのリーダー格の長岡春香が不良グループを見る。
「でも美優。この人達どう見てもあの有名な不良グループじゃない?」
「あー!北川町を根城にしてるって言う?」
「そうそう。」
不良グループのリーダー、坂本イロハは、春香と美穂にゆっくりと近づいた。
「ちょっとあんた達。」
どきつい香水の匂いに2人は顔をしかめた。・・・が、春香がはっ!とした表情になった。
「今はもうあそこ根城にしてないから。次のターゲットはココだよ。」
怪しげに笑うイロハに春香が聞いた。
「じゃあ聞くけど、美優とどういう関係?」
イロハがああ、と言った。
「元メンバーだよ。」
美優が青ざめた。
「は?美優が元メンバー?あんた冗談やめてよ。」「美優が元メンバーだなんて信じらんない!?」
春香と美穂は必死に美優をかばう。
「じゃあ本人に聞いてみたら?」
イロハはさらっと言った。春香と美穂は立ち尽くしているいる美優に視線を向けた。
「美優。この人が言ってること本当?」「・・・。」
「何か返事してよ。」
「・・・ん。」
「なに?聞こえない。」
「うん。そうだよ・・・。」
「そんな・・・!?」
イロハが得意げに言った。
「私の言った通りでしょ!」
美穂は美優を見るなり顔をしかめた。
「どうして言ってくれなかったのよ!元不良だなんて。グループの格が下がるじゃん。あんた明日からハブクからね。」
美穂の言葉に美優は青ざめた。
「あら、美優おかえり。」
「ただいま。」
「どうしたの?顔色悪いけど。」
「だ、大丈夫だよ。」
美優は家に着くなり母親に顔色の悪さを指摘され、多いに焦った。母、久美に一言、言って、2階に上がった。
(どうしよう。明日からハブクだなんて。)
そう、グループには順位があるのだ。グループのリーダー、春香ならグループ内の順位で言うと、Aランク。Bランクが美穂、ユウ。Cランクが美優と真緒。Dランクが、杏、優奈だ。春香のグループは学校の中でも上位のグループ。だからこそ、下のグループに手本を見せなければならない。グループの中では下の者は上の者には逆らえない。これが全てのグループのきまりだ。
「窓佳だよ・・・。ほら、5年1組の・・・。」
明らかに嫌そうな表情をした菊地美優に同級生の井上絵理香はテンパりぎみだ。
「でもさー。井上さんって堀口さんと仲良いじゃん。」
「な、仲は良いけど・・・!」
「じゃあさ。言っといてくんない?」
「え・・・?何を?」
「快斗君と隣の席になったからって調子乗るんじゃないよって。絶対だよ!」
「あ・・・あ、う、うん。」
学校からの帰り道、1人で歩いていた美優は突然現れた不良グループに目を見開く。
「!?。な・・・何であんた達がここへ!?」
そのなかの1人がニヤリと笑った。
「そりゃあ決まってるでしょ。明日の上流の文化祭に向けて下見よ。」
「下見?何か事件をおこしそうなんですけど。」
その時後ろから足音が聞こえてきた。
「あれ?美優?」
「何であんたここにいんの?」
「え・・・。わ、私は、待ち合わせだよ。」
「ふーん。」
疑わしげな顔をしている大山美穂の隣でグループのリーダー格の長岡春香が不良グループを見る。
「でも美優。この人達どう見てもあの有名な不良グループじゃない?」
「あー!北川町を根城にしてるって言う?」
「そうそう。」
不良グループのリーダー、坂本イロハは、春香と美穂にゆっくりと近づいた。
「ちょっとあんた達。」
どきつい香水の匂いに2人は顔をしかめた。・・・が、春香がはっ!とした表情になった。
「今はもうあそこ根城にしてないから。次のターゲットはココだよ。」
怪しげに笑うイロハに春香が聞いた。
「じゃあ聞くけど、美優とどういう関係?」
イロハがああ、と言った。
「元メンバーだよ。」
美優が青ざめた。
「は?美優が元メンバー?あんた冗談やめてよ。」「美優が元メンバーだなんて信じらんない!?」
春香と美穂は必死に美優をかばう。
「じゃあ本人に聞いてみたら?」
イロハはさらっと言った。春香と美穂は立ち尽くしているいる美優に視線を向けた。
「美優。この人が言ってること本当?」「・・・。」
「何か返事してよ。」
「・・・ん。」
「なに?聞こえない。」
「うん。そうだよ・・・。」
「そんな・・・!?」
イロハが得意げに言った。
「私の言った通りでしょ!」
美穂は美優を見るなり顔をしかめた。
「どうして言ってくれなかったのよ!元不良だなんて。グループの格が下がるじゃん。あんた明日からハブクからね。」
美穂の言葉に美優は青ざめた。
「あら、美優おかえり。」
「ただいま。」
「どうしたの?顔色悪いけど。」
「だ、大丈夫だよ。」
美優は家に着くなり母親に顔色の悪さを指摘され、多いに焦った。母、久美に一言、言って、2階に上がった。
(どうしよう。明日からハブクだなんて。)
そう、グループには順位があるのだ。グループのリーダー、春香ならグループ内の順位で言うと、Aランク。Bランクが美穂、ユウ。Cランクが美優と真緒。Dランクが、杏、優奈だ。春香のグループは学校の中でも上位のグループ。だからこそ、下のグループに手本を見せなければならない。グループの中では下の者は上の者には逆らえない。これが全てのグループのきまりだ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
神様の手違いで、おまけの転生?!お詫びにチートと無口な騎士団長もらっちゃいました?!
カヨワイさつき
恋愛
最初は、日本人で受験の日に何かにぶつかり死亡。次は、何かの討伐中に、死亡。次に目覚めたら、見知らぬ聖女のそばに、ポツンとおまけの召喚?あまりにも、不細工な為にその場から追い出されてしまった。
前世の記憶はあるものの、どれをとっても短命、不幸な出来事ばかりだった。
全てはドジで少し変なナルシストの神様の手違いだっ。おまけの転生?お詫びにチートと無口で不器用な騎士団長もらっちゃいました。今度こそ、幸せになるかもしれません?!
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこからいろいろな人に愛されていく。
作者のキムチ鍋です!
不定期で投稿していきます‼️
19時投稿です‼️
義兄のために私ができること
しゃーりん
恋愛
姉が亡くなった。出産時の失血が原因だった。
しかも、子供は義兄の子ではないと罪の告白をして。
入り婿である義兄はどこまで知っている?
姉の子を跡継ぎにすべきか、自分が跡継ぎになるべきか、義兄を解放すべきか。
伯爵家のために、義兄のために最善の道を考え悩む令嬢のお話です。
裏の顔ありな推しとの婚約って!?
花車莉咲
恋愛
鉱業が盛んなペレス王国、ここはその国で貴族令嬢令息が通う学園であるジュエルート学園。
その学園に通うシエンナ・カーネリアラ伯爵令嬢は前世の記憶を持っている。
この世界は乙女ゲーム【恋の宝石箱~キラキラブラブ学園生活~】の世界であり自分はその世界のモブになっていると気付くが特に何もする気はなかった。
自分はゲームで名前も出てこないモブだし推しはいるが積極的に関わりたいとは思わない。
私の前世の推し、ルイス・パライバトラ侯爵令息は王国騎士団団長を父に持つ騎士候補生かつ第二王子の側近である。
彼は、脳筋だった。
頭で考える前に体が動くタイプで正義感が強くどんな物事にも真っ直ぐな性格。
というのは表向きの話。
実は彼は‥‥。
「グレース・エメラディア!!貴女との婚約を今ここで破棄させてもらう!」
この国の第二王子、ローガン・ペレス・ダイヤモルト様がそう叫んだ。
乙女ゲームの最終局面、断罪の時間。
しかし‥‥。
「これ以上は見過ごせません、ローガン殿下」
何故かゲームと違う展開に。
そして。
「シエンナ嬢、俺と婚約しませんか?」
乙女ゲームのストーリーにほぼ関与してないはずなのにどんどんストーリーから離れていく現実、特に何も目立った事はしてないはずなのに推しに婚約を申し込まれる。
(そこは断罪されなかった悪役令嬢とくっつく所では?何故、私?)
※前作【悪役令息(冤罪)が婿に来た】にて名前が出てきたペレス王国で何が起きていたのかを書いたスピンオフ作品です。
※不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる