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婚約破棄ですか?では、あなたの幸せ壊させていただきます。
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「シェリーナ・ヴィンド・アーステナ。貴様との婚約を破棄する!!」
春の夜会、開始直後に投じられた爆弾発言にその場が静まりかえった。
元凶は会場である大ホールの真ん中でふんぞり返っている見た目だけは麗しいステライト王国の第一王子リックだ。
コツコツ、と靴音を響かせリックとそのエスコートを受けている名も知らぬ令嬢の前に現れたのは事の元凶の婚約者、シェリーナ・ヴィンド・アーステナ大公家令嬢だった。
「今、なにかおっしゃいました?」
シェリーナは嫋やかに微笑み、尋ねる。
「申し訳ございません、私、友人と話しておりましてまったく聞いておりませんでしたの。もう一度言っていただけますか?」
言外に聞かなかったことにしてやる、と伝えるシェリーナの裏の言葉をリックは読み取ることができなかった。
額面通りにしか受け取れない男なのである。
「ああ、何度でも言ってやろう!お前との婚約を破棄する!!」
ついに、結局言ってしまったリックにシェリーナは深いため息をついた。
「ちなみに、ですが。理由はいかがなさるお気で?」
「ふん!お前は私の愛するミリアーナを嫉妬に狂い虐めた!そんな性根の悪い女に王妃の座は渡せない!」
リックはシェリーナに言い放つ。
「まぁ、いやだ。国王陛下が王命で下された婚約であるというのにあなたの一存で覆せるとも?そもそも、ミリアーナという女性は一体どなたですの?残念ですけど私、存じ上げませんわ。」
シェリーナは困ったように言う。
「なんと白々しい!さんざん虐めたくせに、この性悪女が!」
一国の第一王子ともあろう人の口から出てくる言葉にシェリーナは頬をひきつらせた。
「ミリアーナは彼女だ。忘れたとは言わせないぞ!」
リックは自分がエスコートしていた令嬢の腰を優しく抱く。
「まぁ、いやだ。第一王子ともあろう方がそんな言葉遣いをなさるだなんて。嘆かわしいですわ。」
シェリーナはミリアーナの存在を無視し、ただ嘆かわしそうに首をふる。
「お、お前!!ミリアーナを無視する気か!!」
リックが顔を真っ赤にして怒る。
「そうです!ひどいですよシェリーナさん!私、すっごく辛かったのに!謝ってくれればそれでいいんです。」
失礼にも大公家令嬢であるシェリーナのことをさん付けで呼ぶミリアーナに他の生徒たちは冷たい視線を注ぐ。
礼儀作法からして下位貴族、もしくは下位貴族の庶子と思われるミリアーナにシェリーナのことをさん付けで呼ぶことは許されない。
いくら学院が身分の平等をうたっていたとしても礼儀のれの字もない令嬢に身分の平等も何もなかった。
それを理解していないのがミリアーナだった。
シェリーナはミリアーナに一瞥もくれずにただリックを見つめて言った。
「冗談はほどほどになさって?生徒会主催の夜会はデビュタントの練習でもあるのです。特に今日は春の夜会、卒業パーティーでもありますのよ?このような重要な場所で些か配慮に欠けた行為をするあなたに王は務まりませんね。」
シェリーナがクスクスと笑うと他の生徒たちが嘲笑する。
「貴様!!ふざけるのも大概にしろ!ミリアーナを虐め、無視するだけでは飽き足らず、未来の、次期王である私まで侮辱するというのか!!」
激昂したリックは怒鳴りつけた。
「まぁ、なんてお怖いこと。感情の制御するまともにできない方が一体なにを言っているのか。」
シェリーナは呆れたように言う。
「なっ!?」
リックが絶句する。
「そもそも、あなた王太子ではないでしょう?あなたはただの第一王子ですのよ?国王陛下からの寵愛も持たぬ側妃の子がなぜ、一体どのようにして王の座につこうというのです?いくら何でも無理がありますわ。あなたの成績ではどんなに背伸びしてもせいぜい宰相補佐が限界では?あら、失礼しましたわ。宰相補佐の方に失礼でしたわ。」
シェリーナの言葉にリックとミリアーナはそろって呆ける。
他の生徒たちは面白そうに眺めている。
「まぁ、そういえば。ミリアーナさん、でしたっけ?私が彼女を無視する理由でしたわよね?」
「そ、そうだ!!お前は学院がうたっている身分の平等に反した行動ばかりとっているではないか!」
ミリアーナの話になった途端威勢が良くなったリックにシェリーナは心底呆れる。
「簡単な話ですわ。礼儀作法のれの字もない令嬢になぜ私の方から声をかけなければなりませんの?ここは夜会ですの。先ほども言いましたけれど生徒会主催の夜会はデビュタントの練習ですの。当然ここでは身分の平等なんて関係ありませんわ。夜会ですもの、身分の平等なんてありましたら大変なことになるでしょう?まさか、あなた。夜会のルールご存じないの?」
シェリーナが初めてミリアーナを見る。
びくりと肩を震わせたミリアーナは震える声で言った。
「し、知るわけないじゃん!!」
シェリーナは哀れなものを見る目でミリアーナを見た。
「あなたの親御さんはとても素晴らしい心を持ったお方ですのね。学院にこんなマナーのなっていない令嬢を入学させるだなんて。家格が知れますわ。」
「わ、私のことを馬鹿にするのは好きにして!でも私のお父様とお母様のことを馬鹿にするのはやめて!」
ミリアーナは泣きそうな表情で言う。
「まぁ、あなた。勘違いはよしてくださる?私は礼儀作法も教えられなかったあなたのご両親の人でなしさを嘆いたのですわ。」
「え・・・。わ、私のことまさか、知ってるの?」
ミリアーナは怯えたような表情になる。
「おい!シェリーナ!貴様、ミリアーナをこんなに怯えさせて!」
「あなたは黙ってらして。」
シェリーナはリックを黙らせる。
「当然、こんな間抜けで馬鹿であろうと一応は婚約者ですの。婚約者に親しいものができたとなれば調べるのが当然でしょう?ミリアーナ・ロイス男爵令嬢さん?」
シェリーナは続ける。
「まさか、あなたが庶子だとは思ってもみませんでしたが、まぁ妥当と言ったところですわね。令嬢にしては礼儀作法がなんていなさすぎるのですから。庶子と言われれば納得してしまいますわ。」
シェリーナの言葉にリックは目を剥いた。
「おい!待て!!ミリアーナ、お前庶子だったのか!?」
「な、なによ!!庶子で何か悪い?」
ミリアーナは半泣きでリックを睨みつける。
「庶子なら先に言えよ!お前と付き合うことなんて絶対になかったのに。」
「は?聞かれてないことべらべらしゃべるわけがないでしょ!」
ミリアーナは怒鳴りつける。
「シェリーナ!私が悪かった。頼む、婚約破棄は取り消そう!私ともう一度やり直してもらえないか?」
ミリアーナを無視して、リックはシェリーナの前に土下座する。
王子の尊厳も威厳も何もかもかなぐり捨てていた。
目を細めてリックを見つめていたシェリーナは微笑んだ。
「まぁ、いやだ。冗談はよしてくださる?私、浮気者はお断りですの?復縁なんてもっての外ですわ。」
「そ、そこを何とか!!」
食い下がるリックにシェリーナは鋭く言う。
「しつこいですわ!私、しつこい男って嫌いなの。」
顔を背けたシェリーナはそのまま絶望に顔を歪ませたミリアーナのもとに行った。
「ミリアーナさん、ちょっとよろしいかしら?」
「なによ!私をあざ笑って楽しいわけ!?」
ミリアーナはきっとシェリーナを睨みつける。
「やめてちょうだいミリアーナさん。私、あなたとお話があるの。あなた、その様子だとロイス男爵家で不当な扱いを受けていらしたのではなくて?正直に言ってくださいませ。」
シェリーナの言葉にミリアーナは目を見開き震える。
「な、なんで、知ってるの?」
「やっぱりそうだったのですね。一度、魔術の授業で一緒になりましたでしょう?その時、あなた腕をあげたときに顔を顰めていたから気になっていたの。調べてみたらこれがでてくるでてくる。虐待に汚職。叩けばいくらでも埃がでそうだわ。」
シェリーナが微笑む。
「ねぇ、ミリアーナさん。あなた、私のところに来ませんこと?根は素直ですもの。それに口も堅そうですわ。優良物件も紹介してあげますわ。それも差別のない良いお方をね。」
「ど、どうして、私にそこまでよくしてくれるんですか!?」
ミリアーナが尋ねるとシェリーナは目を閉じた。
「あなたの本当のお母様、ロレーナ様は私の母の友人でしたの。ロレーナ様は実は亡国アギトの元第三王女ですのよ?」
「はえ?」
きょとんとするミリアーナ。
シェリーナはその姿をロレーナと重ねていた。
「本当にそっくりですのね・・・。一目見てわかりましたわ。」
「あ、あの・・・。私のお父さんってどこにいるんですか?」
ミリアーナはおずおずと尋ねた。シェリーナは優しく微笑んだ。そして、ミリアーナの目をしっかりと見て言った。
「我が国の聖騎士団長様ですわ。」
それからミリアーナは聖騎士団長、アルムのもとで過ごし、シェリーナは約束通り優良物件を紹介した。
ステライト王国の第二王子という超優良物件を。
シェリーナは、その後大陸最強と名高いアルバンス帝国の皇太子に嫁ぎ、二人とも幸せに暮らした。
一方のリックは国王から見放され、南の塔に幽閉されている。
春の夜会、開始直後に投じられた爆弾発言にその場が静まりかえった。
元凶は会場である大ホールの真ん中でふんぞり返っている見た目だけは麗しいステライト王国の第一王子リックだ。
コツコツ、と靴音を響かせリックとそのエスコートを受けている名も知らぬ令嬢の前に現れたのは事の元凶の婚約者、シェリーナ・ヴィンド・アーステナ大公家令嬢だった。
「今、なにかおっしゃいました?」
シェリーナは嫋やかに微笑み、尋ねる。
「申し訳ございません、私、友人と話しておりましてまったく聞いておりませんでしたの。もう一度言っていただけますか?」
言外に聞かなかったことにしてやる、と伝えるシェリーナの裏の言葉をリックは読み取ることができなかった。
額面通りにしか受け取れない男なのである。
「ああ、何度でも言ってやろう!お前との婚約を破棄する!!」
ついに、結局言ってしまったリックにシェリーナは深いため息をついた。
「ちなみに、ですが。理由はいかがなさるお気で?」
「ふん!お前は私の愛するミリアーナを嫉妬に狂い虐めた!そんな性根の悪い女に王妃の座は渡せない!」
リックはシェリーナに言い放つ。
「まぁ、いやだ。国王陛下が王命で下された婚約であるというのにあなたの一存で覆せるとも?そもそも、ミリアーナという女性は一体どなたですの?残念ですけど私、存じ上げませんわ。」
シェリーナは困ったように言う。
「なんと白々しい!さんざん虐めたくせに、この性悪女が!」
一国の第一王子ともあろう人の口から出てくる言葉にシェリーナは頬をひきつらせた。
「ミリアーナは彼女だ。忘れたとは言わせないぞ!」
リックは自分がエスコートしていた令嬢の腰を優しく抱く。
「まぁ、いやだ。第一王子ともあろう方がそんな言葉遣いをなさるだなんて。嘆かわしいですわ。」
シェリーナはミリアーナの存在を無視し、ただ嘆かわしそうに首をふる。
「お、お前!!ミリアーナを無視する気か!!」
リックが顔を真っ赤にして怒る。
「そうです!ひどいですよシェリーナさん!私、すっごく辛かったのに!謝ってくれればそれでいいんです。」
失礼にも大公家令嬢であるシェリーナのことをさん付けで呼ぶミリアーナに他の生徒たちは冷たい視線を注ぐ。
礼儀作法からして下位貴族、もしくは下位貴族の庶子と思われるミリアーナにシェリーナのことをさん付けで呼ぶことは許されない。
いくら学院が身分の平等をうたっていたとしても礼儀のれの字もない令嬢に身分の平等も何もなかった。
それを理解していないのがミリアーナだった。
シェリーナはミリアーナに一瞥もくれずにただリックを見つめて言った。
「冗談はほどほどになさって?生徒会主催の夜会はデビュタントの練習でもあるのです。特に今日は春の夜会、卒業パーティーでもありますのよ?このような重要な場所で些か配慮に欠けた行為をするあなたに王は務まりませんね。」
シェリーナがクスクスと笑うと他の生徒たちが嘲笑する。
「貴様!!ふざけるのも大概にしろ!ミリアーナを虐め、無視するだけでは飽き足らず、未来の、次期王である私まで侮辱するというのか!!」
激昂したリックは怒鳴りつけた。
「まぁ、なんてお怖いこと。感情の制御するまともにできない方が一体なにを言っているのか。」
シェリーナは呆れたように言う。
「なっ!?」
リックが絶句する。
「そもそも、あなた王太子ではないでしょう?あなたはただの第一王子ですのよ?国王陛下からの寵愛も持たぬ側妃の子がなぜ、一体どのようにして王の座につこうというのです?いくら何でも無理がありますわ。あなたの成績ではどんなに背伸びしてもせいぜい宰相補佐が限界では?あら、失礼しましたわ。宰相補佐の方に失礼でしたわ。」
シェリーナの言葉にリックとミリアーナはそろって呆ける。
他の生徒たちは面白そうに眺めている。
「まぁ、そういえば。ミリアーナさん、でしたっけ?私が彼女を無視する理由でしたわよね?」
「そ、そうだ!!お前は学院がうたっている身分の平等に反した行動ばかりとっているではないか!」
ミリアーナの話になった途端威勢が良くなったリックにシェリーナは心底呆れる。
「簡単な話ですわ。礼儀作法のれの字もない令嬢になぜ私の方から声をかけなければなりませんの?ここは夜会ですの。先ほども言いましたけれど生徒会主催の夜会はデビュタントの練習ですの。当然ここでは身分の平等なんて関係ありませんわ。夜会ですもの、身分の平等なんてありましたら大変なことになるでしょう?まさか、あなた。夜会のルールご存じないの?」
シェリーナが初めてミリアーナを見る。
びくりと肩を震わせたミリアーナは震える声で言った。
「し、知るわけないじゃん!!」
シェリーナは哀れなものを見る目でミリアーナを見た。
「あなたの親御さんはとても素晴らしい心を持ったお方ですのね。学院にこんなマナーのなっていない令嬢を入学させるだなんて。家格が知れますわ。」
「わ、私のことを馬鹿にするのは好きにして!でも私のお父様とお母様のことを馬鹿にするのはやめて!」
ミリアーナは泣きそうな表情で言う。
「まぁ、あなた。勘違いはよしてくださる?私は礼儀作法も教えられなかったあなたのご両親の人でなしさを嘆いたのですわ。」
「え・・・。わ、私のことまさか、知ってるの?」
ミリアーナは怯えたような表情になる。
「おい!シェリーナ!貴様、ミリアーナをこんなに怯えさせて!」
「あなたは黙ってらして。」
シェリーナはリックを黙らせる。
「当然、こんな間抜けで馬鹿であろうと一応は婚約者ですの。婚約者に親しいものができたとなれば調べるのが当然でしょう?ミリアーナ・ロイス男爵令嬢さん?」
シェリーナは続ける。
「まさか、あなたが庶子だとは思ってもみませんでしたが、まぁ妥当と言ったところですわね。令嬢にしては礼儀作法がなんていなさすぎるのですから。庶子と言われれば納得してしまいますわ。」
シェリーナの言葉にリックは目を剥いた。
「おい!待て!!ミリアーナ、お前庶子だったのか!?」
「な、なによ!!庶子で何か悪い?」
ミリアーナは半泣きでリックを睨みつける。
「庶子なら先に言えよ!お前と付き合うことなんて絶対になかったのに。」
「は?聞かれてないことべらべらしゃべるわけがないでしょ!」
ミリアーナは怒鳴りつける。
「シェリーナ!私が悪かった。頼む、婚約破棄は取り消そう!私ともう一度やり直してもらえないか?」
ミリアーナを無視して、リックはシェリーナの前に土下座する。
王子の尊厳も威厳も何もかもかなぐり捨てていた。
目を細めてリックを見つめていたシェリーナは微笑んだ。
「まぁ、いやだ。冗談はよしてくださる?私、浮気者はお断りですの?復縁なんてもっての外ですわ。」
「そ、そこを何とか!!」
食い下がるリックにシェリーナは鋭く言う。
「しつこいですわ!私、しつこい男って嫌いなの。」
顔を背けたシェリーナはそのまま絶望に顔を歪ませたミリアーナのもとに行った。
「ミリアーナさん、ちょっとよろしいかしら?」
「なによ!私をあざ笑って楽しいわけ!?」
ミリアーナはきっとシェリーナを睨みつける。
「やめてちょうだいミリアーナさん。私、あなたとお話があるの。あなた、その様子だとロイス男爵家で不当な扱いを受けていらしたのではなくて?正直に言ってくださいませ。」
シェリーナの言葉にミリアーナは目を見開き震える。
「な、なんで、知ってるの?」
「やっぱりそうだったのですね。一度、魔術の授業で一緒になりましたでしょう?その時、あなた腕をあげたときに顔を顰めていたから気になっていたの。調べてみたらこれがでてくるでてくる。虐待に汚職。叩けばいくらでも埃がでそうだわ。」
シェリーナが微笑む。
「ねぇ、ミリアーナさん。あなた、私のところに来ませんこと?根は素直ですもの。それに口も堅そうですわ。優良物件も紹介してあげますわ。それも差別のない良いお方をね。」
「ど、どうして、私にそこまでよくしてくれるんですか!?」
ミリアーナが尋ねるとシェリーナは目を閉じた。
「あなたの本当のお母様、ロレーナ様は私の母の友人でしたの。ロレーナ様は実は亡国アギトの元第三王女ですのよ?」
「はえ?」
きょとんとするミリアーナ。
シェリーナはその姿をロレーナと重ねていた。
「本当にそっくりですのね・・・。一目見てわかりましたわ。」
「あ、あの・・・。私のお父さんってどこにいるんですか?」
ミリアーナはおずおずと尋ねた。シェリーナは優しく微笑んだ。そして、ミリアーナの目をしっかりと見て言った。
「我が国の聖騎士団長様ですわ。」
それからミリアーナは聖騎士団長、アルムのもとで過ごし、シェリーナは約束通り優良物件を紹介した。
ステライト王国の第二王子という超優良物件を。
シェリーナは、その後大陸最強と名高いアルバンス帝国の皇太子に嫁ぎ、二人とも幸せに暮らした。
一方のリックは国王から見放され、南の塔に幽閉されている。
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