竜に育てられた子

1章

ヴィカのステータス

ヴィカが驚いたような表情をした。「こんなに体力とか魔力が高い人はじめて見た。ちなみに私はこんな感じよ。ステータス。」するとハルの時と同じように透明な板が出てきた。

名前　　　　ヴィカ・クロスウェル
種族　　　　金竜族
職業　　　　カヴィ村（竜族の村）の村長
体力　　　　5555/5555
魔力　　　　6524/6666
属性　　　　風属性（LV.5），火属性（LV.9）
　　　　　　水属性（LV.3）
加護　　　　火の精霊の加護
使い魔　　　ルーラ（フェンリル）
称号　　　　？？？


「ハルみたいに空間属性を持っている人は魔族のエリートなんだよ。」ハルはヴィカの言葉に目を丸くした。「空間属性だとは思わなかった。」ヴィカは頬えんで言った。「私と一緒に来ない？私の村は大きいから学校もあるの。学校に入学しない？」ハルは少し考えるようなそぶりを見せた。「学校行ってみたい。」ハルのその言葉にヴィカは嬉しそうな表情をすると言った。「ハルはこの国ウィルキンソン皇国の第１皇女だから学校に通っている貴族の子供達に将来のために使わせられるかもしれないから気をつけてね。」ハルとヴィカはハルの住んでいた町を出てヴィカの村に歩いて行った。途中でいろいろな魔物に会った。でもハルが気づく前にヴィカが倒していた。魔物の他に精霊王にも会った。普通精霊王は人が好きではないので人前に出ることはないと言ってヴィカが驚いていた。「ハルー。久しぶり。元気だった？」水の精霊王はそう言ってハルに引っ付いて離れなかった。すると森の中から他の精霊王らも出てきた。「エル、ナナ、ルル、ミミ、ルアー。久しぶり。で他のみんなは？」すると水の精霊王エルが答えた。「おふざけなやつとバカは行きたいって言ったけどなにやらかすか分かんないから置いてきた。」ハルは精霊王達にきいた。「エル達は私達と一緒に行きたいの？」するとよく聞いてくれましたと言わんばかりに火の精霊王ナナが言った。「私達は一緒に行きたい！さっきみんなで相談してたの。」ハルはヴィカを見て聞いた。「ヴィカさん。この子達連れて行ってもいい？」ヴィカは笑って言った。「別にいいよ。」ハルは精霊王達を見て言った。「いいよ。面白そうだし。他のみんなも呼んで来て。」精霊王達はいい子の返事をした。「「「「「はーい❗️」」」」」精霊王達は他の精霊王を呼びに行った。