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三話 男は大体バカ
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名前 ?????
レベル 1
種族 豚鬼
スキル 《健康》《吸収》《隠密》
《統率》《斧術》《剛腕》
《生命力感知》《タフネス》
称号 異界からの迷いし魂 特異種 進化者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
進化で手に入れたスキルは《タフネス》だ、《生命力感知》はいつの間にか手に入れていた、スキルの取得条件は経験だと思ったのだが、違うのだろうか?
《タフネス》・・・生命力上昇
《生命力感知》・・・生命力を感知する事が出来る
「よし!決めた!ここを攻略しよう!」
自分は記憶がなく、ゾンビや大型犬程のネズミが出る世界だ、持って強力で恐ろしいモンスターも出るだろう、なら力が必要だ、最低でも自分の身を守れる程度にはそれに自分は人間ではなくなっている、今後何があるか分からない、だからレベルを上げて進化してスキルを得る。ダンジョンならば敵には困らないだろう。レベルが上げやすいはずだ。それに何故か腹が減らない、人外になった弊害だろうか?
それから俺はレベルを上げる事に専念した、ゾンビが出る階層ではレベルが上がらなくなれば次の階層へ、またレベルが上がらなくなれば次の階層に降りる事を繰り返し、遂に20階層に辿り着いた。
20階層に降りて直ぐ、目の前には見たこともないような輝きを放つ不思議な金属で作られた大きな扉が鎮座していた。扉に様々な特徴のある人が描かれている、角をもつ者、翼をもつ者、ヒレをもつ者、獣の耳をもつ者など多種多様だ。恐らくこれがダンジョンボスへの扉なのだろう。
「不気味だ……」
思わずこぼれた言葉、だが、その言葉を出しても誰も不思議がらないであろう謎の威圧感がその扉にはあった。
「挑む前に休憩と装備とステータスの確認をしなきゃな」
現在の装備は、普段着のジャージに謎のオーラを発する石斧だ、この石斧、ゾンビを倒した際に入手した石斧だがいつの頃か不気味な赤黒い謎のオーラを発し始めた、あまり使いたくはなかったが武器がこれしかない為仕方なく使っている。それに何故か他の敵を倒しても魔石だけで斧が出ることがなかったのだ。次にステータスだ。
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名前 ?????
レベル 25
種族 豚鬼
スキル 《健康》《吸収》《隠密》
《統率》《斧術》《剛腕》
《生命力感知》《タフネス》
《体術》《気配感知》
称号 異界からの迷いし魂 特異種 進化者
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前回と違うのはレベルが25に上がっているのと、スキルを2つ手に入れる事ができた事だ。
《体術》・・・体を使う事が出来る証
《気配感知》・・・気配を感知出来る
《体術》の方はいつの間にか手に入っていた、《気配感知》は敵を探すのに集中していたら手に入れる事が出来た、スキルは出来るようになったらスキルとしてステータスに表記される様な気がするが《生命力感知》に関しては出来るようにはなっていないはずなのだが、何故かステータスにのっている、ステータスとスキルの謎が深まるばかりだ。
30分程休憩し、いよいよボス戦に挑む。
「ふぅー、いよいよか……今までの相手は大分楽に倒せるようになったが、ボスは違うだろ、気合い入れるか」
威圧感満載の扉を開き中に入る、中は大きな円形になっており中央には鬼がいた、ファンタジーでいう、オーガと言うやつだろうか?
ボディビルダーの究極形態みたいな筋肉の塊に右手にはその辺の木を引っこ抜き邪魔な枝を取ったような大きな棍棒を地面につけながら此方を睨みつけていた。
「あれが……20階層のボス……」
10mの距離までゆっくりと近づき、オーガと対峙する。オーガは此方を睨みつけるだけでまだ動かない。ゆっくりと深呼吸をし、覚悟を決める。
「ふぅ~……やるか」
目の前にいるが静かに気配を消していく、今までの経験からどうやら《隠密》は目の前にいても多少意味がある事がわかったのだ、気配を消し始めはゆっくりと相手に近づくにつれ早く走りながら相手の側面に向かう、しかし、オーガも接近してくる敵にただ睨みつけるだけではなく、大きな咆哮を上げながら棍棒を此方に向かって叩きつけてくる。
「グガァァー!」
棍棒をスライディングで交わした直後、後ろでドゴーン!と大きな音が鳴った、チラリと見ると軽くクレーターができている。
「なんつうバカ力だよ!当たったら一撃かもしれねえ!だが、今がチャンス!」
スライディングからすぐさま立ち直り《隠密》を解く、オーガが此方に目を向けた瞬間また《隠密》状態になった、オーガは此方を瞬間的に見失う、攻撃の直後と合わさり大きなスキができる。そのスキを見逃さず、首に力を入れて大きく振りかぶる。
「グギャー!」
オーガは悲鳴を上げながら倒れた、どうやら首の骨に直撃させた事で一撃で殺せたようだ。
「はぁ…幸運だったな、まさか一撃で死ぬとは長期戦を覚悟してたんだが」
突然力が流れてくるのを感じる、オーガが消えるようだ、どうやらこのダンジョンの法則なのか、力が流れて此方に流れた後に相手が煙のように消え、ドロップ品が現れるのだ、ダンジョンボスのオーガのドロップ品は大きな魔石と何かの牙の首飾りだった。
「なんだ?…首飾り?かっこいいしつけとこ」
つける理由がバカみたいだが、男は大体バカなので問題ないだろう、首飾りをつけた後、魔石を飲み込む、魔石が出るたび毎回飲み込んでいたから随分となれたしまった。
名前 ?????
レベル 1
種族 豚鬼
スキル 《健康》《吸収》《隠密》
《統率》《斧術》《剛腕》
《生命力感知》《タフネス》
称号 異界からの迷いし魂 特異種 進化者
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進化で手に入れたスキルは《タフネス》だ、《生命力感知》はいつの間にか手に入れていた、スキルの取得条件は経験だと思ったのだが、違うのだろうか?
《タフネス》・・・生命力上昇
《生命力感知》・・・生命力を感知する事が出来る
「よし!決めた!ここを攻略しよう!」
自分は記憶がなく、ゾンビや大型犬程のネズミが出る世界だ、持って強力で恐ろしいモンスターも出るだろう、なら力が必要だ、最低でも自分の身を守れる程度にはそれに自分は人間ではなくなっている、今後何があるか分からない、だからレベルを上げて進化してスキルを得る。ダンジョンならば敵には困らないだろう。レベルが上げやすいはずだ。それに何故か腹が減らない、人外になった弊害だろうか?
それから俺はレベルを上げる事に専念した、ゾンビが出る階層ではレベルが上がらなくなれば次の階層へ、またレベルが上がらなくなれば次の階層に降りる事を繰り返し、遂に20階層に辿り着いた。
20階層に降りて直ぐ、目の前には見たこともないような輝きを放つ不思議な金属で作られた大きな扉が鎮座していた。扉に様々な特徴のある人が描かれている、角をもつ者、翼をもつ者、ヒレをもつ者、獣の耳をもつ者など多種多様だ。恐らくこれがダンジョンボスへの扉なのだろう。
「不気味だ……」
思わずこぼれた言葉、だが、その言葉を出しても誰も不思議がらないであろう謎の威圧感がその扉にはあった。
「挑む前に休憩と装備とステータスの確認をしなきゃな」
現在の装備は、普段着のジャージに謎のオーラを発する石斧だ、この石斧、ゾンビを倒した際に入手した石斧だがいつの頃か不気味な赤黒い謎のオーラを発し始めた、あまり使いたくはなかったが武器がこれしかない為仕方なく使っている。それに何故か他の敵を倒しても魔石だけで斧が出ることがなかったのだ。次にステータスだ。
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名前 ?????
レベル 25
種族 豚鬼
スキル 《健康》《吸収》《隠密》
《統率》《斧術》《剛腕》
《生命力感知》《タフネス》
《体術》《気配感知》
称号 異界からの迷いし魂 特異種 進化者
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前回と違うのはレベルが25に上がっているのと、スキルを2つ手に入れる事ができた事だ。
《体術》・・・体を使う事が出来る証
《気配感知》・・・気配を感知出来る
《体術》の方はいつの間にか手に入っていた、《気配感知》は敵を探すのに集中していたら手に入れる事が出来た、スキルは出来るようになったらスキルとしてステータスに表記される様な気がするが《生命力感知》に関しては出来るようにはなっていないはずなのだが、何故かステータスにのっている、ステータスとスキルの謎が深まるばかりだ。
30分程休憩し、いよいよボス戦に挑む。
「ふぅー、いよいよか……今までの相手は大分楽に倒せるようになったが、ボスは違うだろ、気合い入れるか」
威圧感満載の扉を開き中に入る、中は大きな円形になっており中央には鬼がいた、ファンタジーでいう、オーガと言うやつだろうか?
ボディビルダーの究極形態みたいな筋肉の塊に右手にはその辺の木を引っこ抜き邪魔な枝を取ったような大きな棍棒を地面につけながら此方を睨みつけていた。
「あれが……20階層のボス……」
10mの距離までゆっくりと近づき、オーガと対峙する。オーガは此方を睨みつけるだけでまだ動かない。ゆっくりと深呼吸をし、覚悟を決める。
「ふぅ~……やるか」
目の前にいるが静かに気配を消していく、今までの経験からどうやら《隠密》は目の前にいても多少意味がある事がわかったのだ、気配を消し始めはゆっくりと相手に近づくにつれ早く走りながら相手の側面に向かう、しかし、オーガも接近してくる敵にただ睨みつけるだけではなく、大きな咆哮を上げながら棍棒を此方に向かって叩きつけてくる。
「グガァァー!」
棍棒をスライディングで交わした直後、後ろでドゴーン!と大きな音が鳴った、チラリと見ると軽くクレーターができている。
「なんつうバカ力だよ!当たったら一撃かもしれねえ!だが、今がチャンス!」
スライディングからすぐさま立ち直り《隠密》を解く、オーガが此方に目を向けた瞬間また《隠密》状態になった、オーガは此方を瞬間的に見失う、攻撃の直後と合わさり大きなスキができる。そのスキを見逃さず、首に力を入れて大きく振りかぶる。
「グギャー!」
オーガは悲鳴を上げながら倒れた、どうやら首の骨に直撃させた事で一撃で殺せたようだ。
「はぁ…幸運だったな、まさか一撃で死ぬとは長期戦を覚悟してたんだが」
突然力が流れてくるのを感じる、オーガが消えるようだ、どうやらこのダンジョンの法則なのか、力が流れて此方に流れた後に相手が煙のように消え、ドロップ品が現れるのだ、ダンジョンボスのオーガのドロップ品は大きな魔石と何かの牙の首飾りだった。
「なんだ?…首飾り?かっこいいしつけとこ」
つける理由がバカみたいだが、男は大体バカなので問題ないだろう、首飾りをつけた後、魔石を飲み込む、魔石が出るたび毎回飲み込んでいたから随分となれたしまった。
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