現代詩集 電脳

lil-pesoa

文字の大きさ
上 下
3 / 31

眉間に鈍痛

しおりを挟む
眉間に鈍痛 鈍痛 鈍痛

今日は太陽がサボタージュしたので、一日中真っ暗闇だった。

占星術師は、ヨハネス・ケプラーの書物を捨て去った。

文弱な青年は、2ヶ月ぶりに窓を開けて、真っ暗闇の白昼へ散歩に出かけた。

僕は、眉間の鈍痛を意識しながら、こんな事を考えた。

「永遠の存在に知性は宿らない。もしも宿っていたならば、永遠である事を選ばないからだ。」

そんな事を考えて、そうして、すぐに忘れてしまった。
しおりを挟む

処理中です...