現代詩集 電脳

実験的自己滅裂

恐れるな、自分だけの空間、明日には忘れてしまえ。
救う、救うよ、絶対救う。これは旅、俺だけの俺、誰も通さない、ここから先へは。
嘘つきはどこか、なんにも考えちゃいない。わからないんだバカだから。
自尊心はどこか、ガラスよりもガラスのハート、弱っちいのよ、本当に。見下してるよね、見下されてるよね。
生きるのって死ぬより悲しい。
無くしたリモコンは、部屋中ひっくり返せば見つかるけれど、心ってやつはそうもいかない。1人って怖いよ。助けてよ。でも頑張ったじゃない。あんなに弱かったのに、普通になれた。でも嘘もついたじゃない。適合だけが、僕のテーマだったのかもね。だってずるいよ、勝てっこないよ。何回負けたんだろうね、俺。仕方ないじゃない。潜って潜って、何が見える？心が見つからないよ。
とにかく泣きたくないし、怒られたくないし、そうだ、あの失望した目、あれが向けられるのはキツいよ。頑張れると思うけれど、どこまでやれるかはわからない。とにかく怖いよ。俺は俺を信じてあげられないんだ。怒る気力もないよ。バカにされて生きてきたもんね。
頭がいいとは思えないな、意志も弱いし、変態だよ。何にも想像せずに女と話せたらなあ。
口真似ばっかりしてきたよね。人間っぽい何かだよね、俺って。だって何にも思わないもん。
目に映るもの全て。綺麗とか好きとか、皆んな本当なの？
時々気持ち悪くなるアレ、正体不明だよ。人と違いたいかな、わからないよ。エロいし上と下ばっかり見るし怖がりだし、飽き性というよりは、情熱不足かな、めんどくさいよ、考え方って、なんだよ。
人って考えてるのかな。反射と感覚と、辻褄合わせと、セロトニンの分泌量と、あとは遺伝の恐怖心、勇気、記憶力。それらをごちゃ混ぜにしたのが「思考」だと思うよ。考えるって、どこにあるんだ。知ってるか知らないかだよね、結局。
俺が多すぎて絞れないし、分析できないよ。どんな俺もいるんだ。世間知らずだよね。天邪鬼だし、なんにも思いつかないよ。頭痛いよ。今は友達も家族もいらないよ。サラリーマンじゃいられないよ。小説はハッキリ言って嫌いだよ。俺って運が悪いんだ。
根暗っていうけどさ、そうじゃない奴は異常だよ。仕事と家族のことしか考えないなら、楽だよな。他人なんてどうでもいいよ。
どうでもいいんだけど、やらなきゃと思って書いてるだろ？
矛盾って本当多いよ、センスないよ。何にもできないよ、俺。何かしたことあったかな。単純にさ、言葉の鋭さと、見抜く力の強さに惹かれて読んだんだ、太宰とか詩とか。なんでそんなもん好きなんだろうね。
見るって、できてるのかな、俺。
花見て、本当に、心の底から、嘘偽りなく、神に誓って、なんの乖離もなく、一直線に、キレイって思う人、どんくらいいるのかな？
キレイって思いたくて、思ってる人は偽物だよ。
感受性って、どこのどいつだよ。でもなんか見つけたいと思う。どんな些細な事でも、あと心の底から泣きたいね。納得しながら受け入れながらここぞとばかりに泣きたいよ。皆んな強くっていいね。パクリ虫なんだ俺って。弱かったからそうするのが染み付いちゃった。物は盗んだ事ないけどね、言葉と性格は、盗んだかも。眠たいんだよね、面白くないし、笑い合えないよ。劣等って、何回頭をよぎったかな。自分がイタかったから、他人のイタさに敏感なんだ。だから見下すんだろうね。
残酷なことも、愛に溢れたことも出来るよ、人間モドキだもの。
だけどどっちも心の底からの行為じゃない気がするんだ。
興味ないよ。うまい飯は好きだし、いい文章を見つけたら興奮するし、好みの音楽を聞かせてくれるミュージシャンを格好いいと思うし、JOJOもずっと読んでいたいけど、けど、興味ないよ全部。そういう人間風の何かなんだ俺は
。俺のやろうとしていることは多分やり続ければ達成できるよ、でもそれは夢じゃないし、利己というか、自己顕示欲というか、露出狂？もっと上等な気持ちも少しはあるけどね。金きらいだけど金欲しいよ。女きらいだけど女にモテたいよ。小説きらいだけど小説書きたいよ。闘争心ないけど、あるよ。びっくりするほど、醜いな。矛盾矛盾、考えてるフリしちゃってさ、愚か者だよ。びっくりするほど、弱いな。本当ごめん。嘘つきなんだ俺、ゴメンゴメン。よく「本当に思ってる？」って言われるよ。バレちゃってるね、俺が俺になろうと振る舞ってるのが。やっぱ適合か。最後にこれだけ。
今まで俺が生んで、腐らせてしまった全ての文章達に、ごめんなさい。
もっと強く、つまりは、悪人になって、戻ってくるよ。必ず甦らせてあげるよ。さようなら。