魔王になりたい魔法使い

キェイ!

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魔法学校

音魔法

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ウーーーーーーーーー
でかい音がなった。レリーフが、
「九時か?長かった~!」
と伸びをした。ザイールが、
「終わったのはいいけど森の出口がわからないからどうしましょう。」
と質問した。
すると木の上にいる三人のうち一人が、
「あいつら~!よくも木に縛りやがったな!なんとか脱出でにたぜ!とりあえず俺の副魔法で騙したぜ!しかもこいつら出口がわからないらしいぜ!笑笑」
と笑っていた。シードが、
「音のした方は、どっちから鳴ったっけ?」
と聞くとレリーフが、
「こっちだ。」
と指差し、三人で歩き始めた。
「そっちは、逆だぜ?迷え迷え!」
と、木の上で見ていた男が小声で言った。
三人は歩いていると小さい魔物が出た。レリーフが風で吹き飛ばした。ザイールが、
「余裕ね!私たちもレベルが上がってきてるかな?」
と聞いた。レリーフが、
「さあね!でも、入った時よりは、上がってる気がするよ。」
と言った。シードも、
「そうだね。この小さい魔物に三人係だったもんね!」
と言った。ザイールが、
「にしても遠いわね!近くで聞こえた気がするんだけど…。」
と疑問を抱いた。
「ゲッ!」
三人とも驚いた。そして、一人が、
「あいつら結構迷ってるな。へへ。」
とクスクス笑った。そしてザイール達を見てみるとザイールがこっちを不思議そうに見ていた。
「な…なんだ?」
小声で言った。レリーフが
「おーい!リーダー!どした??」
と聞くとザイールが、
「な…なんでもない!気のせい!」
と言い、レリーフとシードに走って追い付いた。レリーフが、
「リーダーの言う通りかもしれん。出口が見当たらない。」
と言いうとザイールが、
「さっきも通った気がするけど…」
と疑問を抱いていた。シードが、
「こっちは、違うと思う。ザイールと同じ意見でさっきも通ったと思うよ。」
と言い、レリーフが、
「え??音は、こっちからしたぞ?」
と混乱していた。レリーフは、指をさし
「おい!あの三人どもを縛ってた縄がほどけてるぞ!」
と大声で言った。ザイールが、
「本当ね。さっきの音もあの人たちかしら。」
と、言った。
「やべ!?」
と男が焦りだした。
焦ったからか木が少し揺れた。
「ん?」
とザイールは、見逃さなかった。
「どうかしたか?」
レリーフが聞くとザイールが、
「なんでもない…。」
と不思議そうに言った。レリーフが、
「とりあえず、あの三人を探すか?」
と聞くとシードが、
「いや、まずは、出口を探したほうが…」
と、考え出した。そして、
「あの三人なら出口を知ってるかも」
と思い付いた。レリーフが、
「あの三人が?」
と聞くとシードが、
「わからないけどその可能性はある!」
と言った。その途端でかい魔物が出てきた。
三人組が、
「うわっ!」
と驚いた!レリーフが、
「ヤバイぞ!今日一でかい魔物だ!」
と叫んだ。シードが、
「夜だからしょうがないよ!」
と大声で言った。レリーフが、
「リーダー!どうする?」
と聞いた。ザイールが、
「そうね!六人で協力するわよ!」
と叫んだ。レリーフが、
「わかった!……ん?六…人?」
とキョトンとした目でザイールを見た。ザイールは、空を飛び木の上にいた三人組を落とした。
「うわぁぁぁぁあ!!」
叫びながら落ち、
ドスッ!
と、しりもちをついた。ザイールが、
「あんた達も協力しなさい!」
と怒ると、レリーフが、
「なんでだよ!俺たちだけで…無理だな。」
と言った。三人組が、
「ふざけるな!俺たちは関係ないだろ!そっちで片付けろよ!」
と怒るとザイールが、
「はぁ。こんな腰抜けに頼んだ私がバカだった。」
と後悔していた。シードが、
「しょうがないよ!僕たちだけでやろ!」
と言い、レリーフと一緒に空を飛んだ。ザイールは、
「そうね!」
と言い空を飛んだ。
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