回胴遊技物語

紅藍

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プロローグ

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 -パチスロとは
     いわゆる風営法における第4号営業店(パチンコ店等)に設置されるスロットマシンに似た遊技機のことである。法律上は「回胴式遊技機」と称する。
     現在のパチンコ店に設置されているパチスロは保安通信協会(通称:保通協)によって行われている型式試験に適合しているれっきとした「健全な」機械である。
     日本初のパチスロは1964年にセガと太東貿易(現タイトー)の共同会社である「株式会社オリンピア」によるものである。(現存するオリンピアとは無関係である)
    なお現在ホールに設置されているパチスロは2018年以降に登場した6号機と2022年以降に登場したスマスロである。
    とこんな堅苦しい話は置いといて今現在のユーザーは爆速、大量獲得というワードが大好きである。そのため各社いかに早く、大量の出玉獲得の契機を作れるかに尽力しているであろう。
 「甲鉄城のカバネリ」「ヴァルヴレイヴ」「スマスロ北斗の拳」「からくりサーカス」など時速5000枚近くの機械が当たり前に存在する時代。
    ここにもまた1人、その速さに脳を焼かれた男が……普段は建設業の職人として働いている-泉蒼真。仕事終わりの楽しみとしてパチスロを打っている。
   今日も仕事終わりにマイホで「スマスロ北斗の拳」を打っている。
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