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家族の団らん
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今日は12月1日。家族皆で、クリスマスツリーの飾りつけをする日です。
ナターシャ(8才)は、3日前からこの日を楽しみにしていました。
「今年は私が1番上のお星様をつけたいな。」
そう思ったのでこの3日間、いつもよりうんといい子にしていました。
兄のニック(12才)と弟のルーク(5才)も同じ気持ちなのか、いつもより兄弟げんかの少ない3日間でした。
毎年この日にはお父さんは仕事を早く終えて帰って来てくれます。みんなで夕食を食べた後は、いよいよお待ちかねのクリスマスツリーの飾りつけです。
玄関の所に、もみの木は置いてあります。クレイ家は玄関を入ってすぐのところが吹き抜けになっているので、もみの木を置きやすいのです。お父さんとお母さんが段ボールを持ってきました。
中を覗くと段ボールの中には、キラキラしたクリスマスオーナメントがいっぱい入っています。
ー最初は、赤いボールからつけよう。
ナターシャは待ちきれなくて、きらきらした赤いボールを手に取りました。とその時、お父さんがこんな提案をしました。
「みんな、今年のクリスマスツリーの飾りつけはね。今までとやり方を変えて、ちょっとずつしていこうと思うんだ。」
「「「ちょっとずつ?」」」
子どもたちは、お父さんの言っている意味が分からなくてきょとんとした表情でお父さんの顔を見ました。
「そうだよ。クリスマスはどんな日か覚えているかい?」
「イエス・キリストの誕生のお祝いをする日。」
ニックが真っ先に答えます。
「えーとねえ、イエス様はみんなに優しかったの。だから生まれてきてくれてありがとうの気持ちなんだよ。」
ルークはイエス様がみんなに優しいところが大好きです。
「聖書のイエス様について書いてあるところを読む日!」
ナターシャも元気よく答えました。
「そうだね。次の質問だよ。イエス様は、わたしたちにどんな贈り物をしてくださったか知ってるかな?」
「う~ん、病気の人を治したよ。治すだけじゃなくて、その人の心に寄り添ってあげたって、教会の先生が言ってた。」
「いっぱい歩いて疲れてもねえ、みんなに優しかった。」
「私たちが天国に帰れるように贖い(あがない)をしてくださったわ。」
「そうだね。イエス様は、みんなに優しい御方だ。私たちの祈りを聞いて、私たちの心まで癒してくださる。私たちが天国に帰って、家族で永遠に仲良く暮らすにはどうしたらいいか方法を準備してくださったね。だから、わたしたちには希望があるんだ。イエス様は、わたしたちが協力したり、助け合ったりして仲良くなるのをすごく喜んでくださるよね。」
「「「「うん。」」」
ニック、ルーク、ナターシャの返事が重なりました。
「だから、今年のクリスマスはね、イエス様が私たちにたくさんの贈り物をしてくださったことへの感謝の気持ちを込めて、イエス様が喜んでくださることをしようと思うんだ。誰かに親切にしたり、助けたりしたら、1個ずつクリスマスオーナメントを飾っていこうと思うんだ。」
「1番上の星を最初につけてもいいの?」
ルークが好奇心いっぱいの表情で尋ねました。
ーもしそうだったら、だれよりも早くいいことしなくちゃ。
ルークの質問を聞いてナターシャはそわそわした気分になりました。
お父さんは、子どもたちが星を飾るのを楽しみにしているのをよく知っています。ウインクして次のように返事をしました。
「1番上の星は、ツリーが完成したらみんなで飾ろう。お父さんとお母さんは上の方から飾っていくから、ニックとルークとナターシャは下の方から飾っていこう。3人ともこの計画についてどう思う?」
「イエス様へのプレゼントだね。分かったやるよ。」
ニックは少し考えて答えました。
「お兄ちゃんがするなら、ぼくもするー。」
ルークが元気よく言いました。
「私も。」
「みんなが賛成してくれて嬉しいよ。」
お父さんがにこにこして言いました。
ナターシャはあることを思いつきました。それで思い切ってお父さんに聞いてみました。
「お父さんあのね、この3日、いい子にしてたの。だから、その分を今日つけてもいい?」
「お母さんどう思う?」
お父さんはお母さんの方を振り返って聞きました。
「ふふふ。この3日は、3人ともけんかをあまりしなかったわね。テレビも約束の時間で切ってたし、お風呂にもすぐに入ってたわ。1人、3つずつ付けていいんじゃないかしら。」
お母さんは、ほほ笑んでいいました。
「「「やったあ。」」」
3人は思い思いにクリスマスオーナメントを3つずつ選んで飾りました。
「僕は、天使のとトナカイと水色のボール!」
ルークが真っ先に3つ選びました。
「私は、赤いボールと白いボールと女の子のにするわ。」
ナターシャはお気に入りの3つを選びました。
「うーんどうしようかな。」
ニックは、しばらく考えてステッキを3つ選びました。
9つのクリスマスオーナメントが付いた飾られたもみの木は、少しだけかわいくなりました。
ーよーし。いっぱいいいことをして、クリスマスツリーを素敵にするわ。
ナターシャは、そう心に決めました。
ナターシャ(8才)は、3日前からこの日を楽しみにしていました。
「今年は私が1番上のお星様をつけたいな。」
そう思ったのでこの3日間、いつもよりうんといい子にしていました。
兄のニック(12才)と弟のルーク(5才)も同じ気持ちなのか、いつもより兄弟げんかの少ない3日間でした。
毎年この日にはお父さんは仕事を早く終えて帰って来てくれます。みんなで夕食を食べた後は、いよいよお待ちかねのクリスマスツリーの飾りつけです。
玄関の所に、もみの木は置いてあります。クレイ家は玄関を入ってすぐのところが吹き抜けになっているので、もみの木を置きやすいのです。お父さんとお母さんが段ボールを持ってきました。
中を覗くと段ボールの中には、キラキラしたクリスマスオーナメントがいっぱい入っています。
ー最初は、赤いボールからつけよう。
ナターシャは待ちきれなくて、きらきらした赤いボールを手に取りました。とその時、お父さんがこんな提案をしました。
「みんな、今年のクリスマスツリーの飾りつけはね。今までとやり方を変えて、ちょっとずつしていこうと思うんだ。」
「「「ちょっとずつ?」」」
子どもたちは、お父さんの言っている意味が分からなくてきょとんとした表情でお父さんの顔を見ました。
「そうだよ。クリスマスはどんな日か覚えているかい?」
「イエス・キリストの誕生のお祝いをする日。」
ニックが真っ先に答えます。
「えーとねえ、イエス様はみんなに優しかったの。だから生まれてきてくれてありがとうの気持ちなんだよ。」
ルークはイエス様がみんなに優しいところが大好きです。
「聖書のイエス様について書いてあるところを読む日!」
ナターシャも元気よく答えました。
「そうだね。次の質問だよ。イエス様は、わたしたちにどんな贈り物をしてくださったか知ってるかな?」
「う~ん、病気の人を治したよ。治すだけじゃなくて、その人の心に寄り添ってあげたって、教会の先生が言ってた。」
「いっぱい歩いて疲れてもねえ、みんなに優しかった。」
「私たちが天国に帰れるように贖い(あがない)をしてくださったわ。」
「そうだね。イエス様は、みんなに優しい御方だ。私たちの祈りを聞いて、私たちの心まで癒してくださる。私たちが天国に帰って、家族で永遠に仲良く暮らすにはどうしたらいいか方法を準備してくださったね。だから、わたしたちには希望があるんだ。イエス様は、わたしたちが協力したり、助け合ったりして仲良くなるのをすごく喜んでくださるよね。」
「「「「うん。」」」
ニック、ルーク、ナターシャの返事が重なりました。
「だから、今年のクリスマスはね、イエス様が私たちにたくさんの贈り物をしてくださったことへの感謝の気持ちを込めて、イエス様が喜んでくださることをしようと思うんだ。誰かに親切にしたり、助けたりしたら、1個ずつクリスマスオーナメントを飾っていこうと思うんだ。」
「1番上の星を最初につけてもいいの?」
ルークが好奇心いっぱいの表情で尋ねました。
ーもしそうだったら、だれよりも早くいいことしなくちゃ。
ルークの質問を聞いてナターシャはそわそわした気分になりました。
お父さんは、子どもたちが星を飾るのを楽しみにしているのをよく知っています。ウインクして次のように返事をしました。
「1番上の星は、ツリーが完成したらみんなで飾ろう。お父さんとお母さんは上の方から飾っていくから、ニックとルークとナターシャは下の方から飾っていこう。3人ともこの計画についてどう思う?」
「イエス様へのプレゼントだね。分かったやるよ。」
ニックは少し考えて答えました。
「お兄ちゃんがするなら、ぼくもするー。」
ルークが元気よく言いました。
「私も。」
「みんなが賛成してくれて嬉しいよ。」
お父さんがにこにこして言いました。
ナターシャはあることを思いつきました。それで思い切ってお父さんに聞いてみました。
「お父さんあのね、この3日、いい子にしてたの。だから、その分を今日つけてもいい?」
「お母さんどう思う?」
お父さんはお母さんの方を振り返って聞きました。
「ふふふ。この3日は、3人ともけんかをあまりしなかったわね。テレビも約束の時間で切ってたし、お風呂にもすぐに入ってたわ。1人、3つずつ付けていいんじゃないかしら。」
お母さんは、ほほ笑んでいいました。
「「「やったあ。」」」
3人は思い思いにクリスマスオーナメントを3つずつ選んで飾りました。
「僕は、天使のとトナカイと水色のボール!」
ルークが真っ先に3つ選びました。
「私は、赤いボールと白いボールと女の子のにするわ。」
ナターシャはお気に入りの3つを選びました。
「うーんどうしようかな。」
ニックは、しばらく考えてステッキを3つ選びました。
9つのクリスマスオーナメントが付いた飾られたもみの木は、少しだけかわいくなりました。
ーよーし。いっぱいいいことをして、クリスマスツリーを素敵にするわ。
ナターシャは、そう心に決めました。
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