私はバーで強くなる

いりん

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第4章 アキダクトとスクリュードライバー

副リーダー

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ー翌日

出社すると、また課長がいなかった。

秋山さんに確認したところ、
風邪気味だから今週いっぱい休みたいと連絡があったそうだ。

ー本当に風邪なのだろうか。
他の人だと信じられるが課長だと信じられないな。

部長から呼び出され、
「副リーダーの課長が今週来れないようなので、副リーダーを違う人に任せたいんだ。

こんな状況で申し訳ないんだけど、
佐々木さんお願いできないかな?」

ー正直かなり遅れているこの状況から、
副リーダーとして進めるのは大変だ。

でも、『時の流れに身を任せて』か…
これもある意味チャンスかもしれない。

「わかりました」


私は副リーダーを引き受けることにした。

今回のプロジェクトは何段階かあり、
まず最初の段階としては、
取引先へのプレゼンだった。

ここを突破しないと、次の段階にも進めない。

そしてここが突破できれば、
とりあえず一段落つき、一旦仕事が落ち着く。

その後、
取引先からの具体的な条件の返事の回答が返ってから、また次の段階に進むことができる。

そのため、
私は先週からプレゼンの資料作りなどを手伝っていた。

しかし、
今日取引先にまだ日程を伝えてくなく、プレゼンの日時が決まっていなかったことがわかった。

取引先との日時のやり取りは、
他の部署の仕事だが、
なんど課長に確認しても、
『まだいつ資料できるかわからない…』
の一点張りで、日時を決められなくて困っていたらしい。

ー普通日時を決めて、
それを締め切りに資料を作るしかないんだけどね…

とりあえず取引先を待たせているということで、一週間後にプレゼンすることに決めた。

正直なかなか時間がなくて厳しいのだが、
他の仕事は秋山さんが進めてくれ、
山本も山本の後輩も企画を手伝ってくれることになった。

ーやるしかない。
必死にみんなで仕事をすすめた。


ー久々に終電まて仕事したな。

返ってきて電気をつけると、
先週片付けたおかげで、自分好みの部屋になっていた。

今までは帰ってきて、
汚い部屋を見ると更に疲れたけど、
綺麗な部屋を見ると安心するな。

先週の自分に感謝し、
急いでお風呂に入り、寝る支度をした。
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