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5話
「危ない!!」
まだスキルを使ったことがなかったが、一か八か。
あいはスキルを発動した。
(アリーシア・カルター二!)
咄嗟に思い浮かべたのは最近読んでいたネット小説の主人公。
小説によれば彼女も変身を使っていた。
このスキルは思い浮かべたものに変身できるため、あいはアリーシアが無双している姿を想像してスキルを発動した。
「お願い、みんなを守って!」
その言葉と同時に魔法を発動する。
初めて使うため成功するかわからなかったが、無事に魔法は発動し、子供たちを囲むように透明な壁が出来上がった。
その直後、大きな生き物の爪が壁に当たり、キーンという音が辺り一体に響いた。
攻撃を受けてもあいが作った壁は壊れなかった。
(よかったー、ぶっつけ本番だったけど思った通りにできた)
子供たちが安全になったことを確認して、あいはこの大きな生き物を倒すことに専念する。
「鑑定」
ジャイアントベアー(闇)
体が大きいのが特徴。
爪は非常に硬く、なんでも切り裂ける。
(うわぁー、デカすぎだしなんか強そう)
そんなことを思っていると、邪魔されて怒ったジャイアントベアーがあいに狙いを変えて再び攻撃してきた。
「おっと」
爪がかすれるギリギリで後退し避ける。
そしてそのまま距離を取るように後ろへと移動した。
〈あやかー、離れるからその子達よろしくー〉
あやかの頭にあいの声が響いてきた。
離れていてとても声が聞こえるとは思えない。
幻聴か、とも思ったがまずは子供たちの安全を最優先にと自分に言い聞かせて、恐怖で怯えている子供たちのところへ駆け寄った。
「大丈夫?
今お姉さんが倒してくれるからね、もう大丈夫だよ」
声をかけられて安心したのだろうか。
固まっていた3人の子供たちは一斉に泣き出した。
「大丈夫、大丈夫」
「っ……おねえ……さん……負けちゃう……」
1番上の子に見える男の子が泣きながらあいの心配をしていた。
「大丈夫、あいは強いからね! きっとすぐに倒してくれるよ!」
「ほんとに?」
「うん!」
子供たちの前では笑顔を見せているが、内心とても心配していた。
何より、この世界に来てからまだ1時間も経っていない。
魔法を使いなれていないのに強そうな敵と遭遇して、1人で戦っている。
そんなあいを遠くから見て、心配せずにはいられなかった。
それにどう倒せばいいのかわかっていないのだろうか。
攻撃を全くしないで防戦一方である。
ジャイアントベアーの攻撃が当たっているようには見えないが、避けるのにも限界があるだろう。
(あい、負けないでね)
まだスキルを使ったことがなかったが、一か八か。
あいはスキルを発動した。
(アリーシア・カルター二!)
咄嗟に思い浮かべたのは最近読んでいたネット小説の主人公。
小説によれば彼女も変身を使っていた。
このスキルは思い浮かべたものに変身できるため、あいはアリーシアが無双している姿を想像してスキルを発動した。
「お願い、みんなを守って!」
その言葉と同時に魔法を発動する。
初めて使うため成功するかわからなかったが、無事に魔法は発動し、子供たちを囲むように透明な壁が出来上がった。
その直後、大きな生き物の爪が壁に当たり、キーンという音が辺り一体に響いた。
攻撃を受けてもあいが作った壁は壊れなかった。
(よかったー、ぶっつけ本番だったけど思った通りにできた)
子供たちが安全になったことを確認して、あいはこの大きな生き物を倒すことに専念する。
「鑑定」
ジャイアントベアー(闇)
体が大きいのが特徴。
爪は非常に硬く、なんでも切り裂ける。
(うわぁー、デカすぎだしなんか強そう)
そんなことを思っていると、邪魔されて怒ったジャイアントベアーがあいに狙いを変えて再び攻撃してきた。
「おっと」
爪がかすれるギリギリで後退し避ける。
そしてそのまま距離を取るように後ろへと移動した。
〈あやかー、離れるからその子達よろしくー〉
あやかの頭にあいの声が響いてきた。
離れていてとても声が聞こえるとは思えない。
幻聴か、とも思ったがまずは子供たちの安全を最優先にと自分に言い聞かせて、恐怖で怯えている子供たちのところへ駆け寄った。
「大丈夫?
今お姉さんが倒してくれるからね、もう大丈夫だよ」
声をかけられて安心したのだろうか。
固まっていた3人の子供たちは一斉に泣き出した。
「大丈夫、大丈夫」
「っ……おねえ……さん……負けちゃう……」
1番上の子に見える男の子が泣きながらあいの心配をしていた。
「大丈夫、あいは強いからね! きっとすぐに倒してくれるよ!」
「ほんとに?」
「うん!」
子供たちの前では笑顔を見せているが、内心とても心配していた。
何より、この世界に来てからまだ1時間も経っていない。
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そんなあいを遠くから見て、心配せずにはいられなかった。
それにどう倒せばいいのかわかっていないのだろうか。
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