クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚

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21話

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 突然目の前に現れてあい以外の6人は驚いたようだった。
 その様子を見ていた女性はあいに向かって微笑みながら言う。

「あなたはいいチートスキルを貰ったんだね」

「!!」

 その言葉を聞いて、この人はきっと助けてくれる人だと、そう確信した。
 そして女性は口を開き、

「あなた達は異世界からきたの?」
 
 と、直球で聞いてきた。
 どストレートで聞かれた質問にみんなは驚きつつも警戒した。
 そんな警戒心丸出しの様子を見て、何故か分からないけどうんうん、と頷きながら再び驚きの一言を発した。

「私帰り方知ってるけど、着いてくる?」

「えっ、本当に?」

「うん」

 しかし、みんなは異世界人につけこもうとするやつがいることを知ったため未だに警戒していた。
 それもそうだろう。
 突然現れて何も話していないのに突然「帰り方を知っている」なんて都合の良すぎる話を聞かされたら疑わないわけが無い。
 
 そして少しの間沈黙が流れる。
 
 その間あいを除く6人の間で念話が行われていた。

<どうする?>
<どう考えても怪しいでしょ>
<でも本当に帰れるならこのチャンスは逃せない>
<………>
 信用したいけど根拠がない。
 
 異世界に関することはあいが1番よく知っているため、念話で判断が出来なかった6人は返答をあいに任せた。

「お願いします」

 あいから発せられたのはただその一言だけ。

「うん、了解。
それじゃあ早速テレポートしまーす!」

 と言って女性は返答を待たずにテレポートをした。
 


 周りは木で覆われていた森だったはずなのに、一瞬のうちに何も無い草原に変わる。

「あっ、ちょっと魔物倒してくるからここで待っててー」

 と、女性は駆け出してしまった。
 残ったのは1匹の狼と7人。

「………着いてきて、大丈夫だったの?」

 あやかが思っていたことを口にした。

「うん。
私あの人のこと信用していいと思う。」
「どうして?」
「あの人さっきチートスキルって言ってた。
この世界でチートなんて言葉は存在しないはずだから、多分あの人も転生者か、何かしら異世界と関係ある人だと思うんだよね」

「ピンポーン」

 と後ろから急に声が聞こえた。

「おまたせ~、あなたの言う通り私は日本からの転生者だよ」

 あっという間に戻ってきてしれっと重要なことを言う。
 しかし、その言葉でみんなは安心したようだった。

「いや~、みんなちゃんと警戒してて偉いね。
異世界人は何かと強いひとばっかりだから狙われやすいんだよ。
まぁそもそも見つけられないことの方が多いけど」

「そうなんですね」

「あっ、そういえばあなた達伊達の森高校の生徒さん?」

 またまた驚きの一言。
 なんで知ってるの?という言葉は胸の内に留めておく。
 はぁ、今日は驚かされてばかりで疲れる1日だ。
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