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4話 誕生パーティー
良く晴れた青空の下、屋外に作られた誕生パーティーの会場で、美しくドレスアップした本日の主役である、友人のオメガ女性にデシルはにこやかに声をかけ、ほっそりとした手を取り優雅にキスをして、お祝いの言葉を贈った。
「お誕生日おめでとう、ミラドル! 君はいつでも綺麗だけれど、今日は一段と輝いて見えるね! パーティーに招待してくれてありがとう!」
「うふふっ… ありがとう、デシル! こちらこそ、あなたが来てくれて嬉しいわ! それにしても素敵ね! 遠くから、デシルを見た時… どこかの国の王子様かと思ってしまったわ!」
「あはははっ! それは褒め過ぎだよ、ミラドル!」
デシルもオメガだが、友人のミラドルは女性のオメガなので、招待客たちの視線を気にして、いつも学園でする気さくな挨拶ではなく、礼儀正しく紳士らしい挨拶をしたのに… 当の友人ミラドルは明るい笑顔とともに、デシルに抱き付きギュッ… とハグをする。
優しい友人ミラドルは、エスコート無しのデシルが、屈辱を感じていても、ミラドルとの友情を大切に思いパーティーに出席したことを気にして…
『他の誰よりも、親友のデシルが私の誕生日に来てくれて嬉しい!!』 …と招待客たちに、態度で猛アピールしているのだ。
もちろん見せかけではなく、心からミラドルはデシルが来て喜んでいる。
いざパーティーが始まってみると、デシルを絶対に1人にしないようにと、ミラドルが手配してくれたおかげで、思っていたほど屈辱的な気分を味わうこともなく、ホッ… とする。
王立騎士団に務めるミラドルの兄パルケとその奥方、美人オメガの従弟たち、それにデシルとミラドルの学友たちにその婚約者たちと… 常にデシルは、わやわやと陽気にさわぐ明るい人たちの中で守られ、パーティーを心から楽しむことが出来た。
夕方になり、そろそろ誕生パーティーも終わり近くなった頃、ミラドルの兄パルケに、王立騎士団に務める同僚の騎士を紹介された。
「初めまして、レセプシオン伯爵家のサリダと申します」
サリダは礼儀正しくデシルの手を取り、キスを落とすと… 紺色の瞳をやわらげて微笑んだ。
茶色の髪はすっきりと短く切りそろえられ、全体的にサリダは落ち着いた雰囲気を持っている。
そして、ジッ… と見つめられると、思わずデシルの頬がピンクに染まってしまうほど、サリダは美形で… 動きは騎士らしくキビキビとしているのに、不思議と優雅に見えて、フリオと婚約していなければ、一目惚れしてしまったかもしれないとデシルが思うほどである。
「・・・・・・」
それにしても、僕より年上の人なのに、少しも威張ってないし… まだ学生でオメガの僕に対して、初対面のせいかすごく礼儀正しくされてる感じがする!
うわぁ~ 素敵な人だなぁ~! こんな騎士に護られたりしたら、僕なら、1日中そわそわしてしまいそう!
デシルと話している最中も、少し離れた場所から独身のオメガたちがチラチラとサリダを盗み見ては、頬を染めてひそひそと内緒話をしている。
恐らくデシルと、同じ気持ちなのだろう。
※イメージ補強用、サリダのイラストです。イメージ違っていたら、すみません!
ふんわりとこんな感じということで、後は脳内変換でお願いします(笑)
連載中は後半になってようやく描き上がったので、34話の次に入れましたが…
完結後にこちらにも入れることにしました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます(・´з`・)
「お誕生日おめでとう、ミラドル! 君はいつでも綺麗だけれど、今日は一段と輝いて見えるね! パーティーに招待してくれてありがとう!」
「うふふっ… ありがとう、デシル! こちらこそ、あなたが来てくれて嬉しいわ! それにしても素敵ね! 遠くから、デシルを見た時… どこかの国の王子様かと思ってしまったわ!」
「あはははっ! それは褒め過ぎだよ、ミラドル!」
デシルもオメガだが、友人のミラドルは女性のオメガなので、招待客たちの視線を気にして、いつも学園でする気さくな挨拶ではなく、礼儀正しく紳士らしい挨拶をしたのに… 当の友人ミラドルは明るい笑顔とともに、デシルに抱き付きギュッ… とハグをする。
優しい友人ミラドルは、エスコート無しのデシルが、屈辱を感じていても、ミラドルとの友情を大切に思いパーティーに出席したことを気にして…
『他の誰よりも、親友のデシルが私の誕生日に来てくれて嬉しい!!』 …と招待客たちに、態度で猛アピールしているのだ。
もちろん見せかけではなく、心からミラドルはデシルが来て喜んでいる。
いざパーティーが始まってみると、デシルを絶対に1人にしないようにと、ミラドルが手配してくれたおかげで、思っていたほど屈辱的な気分を味わうこともなく、ホッ… とする。
王立騎士団に務めるミラドルの兄パルケとその奥方、美人オメガの従弟たち、それにデシルとミラドルの学友たちにその婚約者たちと… 常にデシルは、わやわやと陽気にさわぐ明るい人たちの中で守られ、パーティーを心から楽しむことが出来た。
夕方になり、そろそろ誕生パーティーも終わり近くなった頃、ミラドルの兄パルケに、王立騎士団に務める同僚の騎士を紹介された。
「初めまして、レセプシオン伯爵家のサリダと申します」
サリダは礼儀正しくデシルの手を取り、キスを落とすと… 紺色の瞳をやわらげて微笑んだ。
茶色の髪はすっきりと短く切りそろえられ、全体的にサリダは落ち着いた雰囲気を持っている。
そして、ジッ… と見つめられると、思わずデシルの頬がピンクに染まってしまうほど、サリダは美形で… 動きは騎士らしくキビキビとしているのに、不思議と優雅に見えて、フリオと婚約していなければ、一目惚れしてしまったかもしれないとデシルが思うほどである。
「・・・・・・」
それにしても、僕より年上の人なのに、少しも威張ってないし… まだ学生でオメガの僕に対して、初対面のせいかすごく礼儀正しくされてる感じがする!
うわぁ~ 素敵な人だなぁ~! こんな騎士に護られたりしたら、僕なら、1日中そわそわしてしまいそう!
デシルと話している最中も、少し離れた場所から独身のオメガたちがチラチラとサリダを盗み見ては、頬を染めてひそひそと内緒話をしている。
恐らくデシルと、同じ気持ちなのだろう。
※イメージ補強用、サリダのイラストです。イメージ違っていたら、すみません!
ふんわりとこんな感じということで、後は脳内変換でお願いします(笑)
連載中は後半になってようやく描き上がったので、34話の次に入れましたが…
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ここまで読んで下さり、ありがとうございます(・´з`・)
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