29 / 44
27話 エイジの願いと長い指。 ※R18
しおりを挟む相模が膝を掴みスラリとした足を大きく開き、マキさえ自分で見たことの無い蜜壺の内側を、指で開きじっくりと目で犯した。
「ああっ!ヤダよぉ…エイジさん、そんなに見ないでぇ――っ!!」
慌ててマキが恥ずかしい場所を、掌で隠そうとするが…
「私のモノを見ているダケだ、マキ」
穏やかで優し気な声だが、相模はもっとよく見せろと、マキの足を更に大きく開いた。
「あっ! エイジさん、意地悪しないで…!」
<何でこんなに意地悪なんだ? エイジさんは何故、怒っているの?!>
マキの肌に触れる手は丁寧で、乱暴ではないけれど…
相模自身のギラギラ光る切れ長の瞳や、言葉が野蛮さを含んでいて、何年も会わなかったせいか、知らない人みたいで、少しダケ怖かった。
「諦めろマキ、コレも可愛さ余って、憎さ百倍と言うヤツさ! 今夜だけは絶対に私の願いを先に叶えてもらうからな!」
長い指を蜜壺に差し入れグリグリと内壁を擦られながら、太腿の付け根を相模は甘噛みをして…
ヂュッ…! ヂュッ…! と強く吸う。
「んん…っ! エイジさん、エイジさん!! ああっ… ああ…んん…」
長い指で擦られた内壁から生まれた、ヂクッ… ヂクッ… とした疼きのような気持ち良さが、マキに甘い声を上げさせ、抵抗する気持ちを忘れさせてしまう。
クチュ… クチュ… チュク…ッ… チュチュ… クチュウ… クチュッ…
相模の指が動く度に、マキの蜜壺から淫密がしたたり、淫らな音が大きく響く。
自分の秘部から、卑猥なその音がするのかと思うと、マキは恥かしくて耳を塞ぎたくなるのに…
蜜壺の奥で動く、相模の指がマキに与える刺激が…
<ああ… エイジさんに僕の恥ずかしい場所を、たくさん触っている…! エイジさんが本当に僕を奪おうとしてるっ…!! どうしよう嬉しい――っ!!!」
「マキ… 上手だ! このまま力を抜いて、もっと気持ち良くなるから…」
「あっ! エイジさん…っ! もうダメッ…! エイジさん…っ! ダメッ… ふうっんん…っ…んんっ!!!」
蜜壺の奥の指の刺激で、ムズムズと我慢できなくなり…
マキは羞恥をかなぐり捨てて、自分のオメガ特有の華奢なペニスを掴み、夢中で扱く。
プチュ… プチュッ… プチュプチュッ… プチュッ… クチュ… プチュ…
「マキ! ダメじゃないか、1人で遊んだら… 悪い子だな!」
甘い声で相模は責めるが…
マキが自分のペニスを夢中で扱く姿を、ご馳走を目の前にした猛獣のようなギラギラと光る目で熱心に見つめ続けた。
「ああっ! ああ! あああっ! 我慢できないよぉ… エイジさん!! あっんん…ああっ…」
プチュッ… プチュッ… プチュプチュ… プチュ… プチュチュッ…
「マキのココに触れると、中がギチギチに締まる… 気持ち良いか?」
「んんっ… イイ! んんんっ… エイジさんの指… 気持ちイイ!! ああっ… んん…」
相模に尋ねられ素直に、マキは頷いた。
夢中で手を動かすマキに合わせるように、相模もマキの蜜壺を長い指で激しく突いた。
クチュクチュ… チュク…ッ…チュッ… チュチュッ… クチュウ… チュッ…
プチュッ…チュプッ… チュプッ… プチュプチュ… プチュッ… チュプ…
ヌルヌルに濡らした手で、マキが夢中で自分のペニスを扱く音と…
トロトロと溢れる淫密を掻き混ぜるように、相模が蜜壺の奥を指で突く音が混ざり合う。
「エイジさん…! エイジさん…! 出るよぉ…っ… ああ――――っ!!!!」
豪華な相模のスウィートルームに、マキは甲高い、よがり鳴く声を響かせ、華奢なペニスから白濁を吐き出した。
10
あなたにおすすめの小説
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
禁書庫の管理人は次期宰相様のお気に入り
結衣可
BL
オルフェリス王国の王立図書館で、禁書庫を預かる司書カミル・ローレンは、過去の傷を抱え、静かな孤独の中で生きていた。
そこへ次期宰相と目される若き貴族、セドリック・ヴァレンティスが訪れ、知識を求める名目で彼のもとに通い始める。
冷静で無表情なカミルに興味を惹かれたセドリックは、やがて彼の心の奥にある痛みに気づいていく。
愛されることへの恐れに縛られていたカミルは、彼の真っ直ぐな想いに少しずつ心を開き、初めて“痛みではない愛”を知る。
禁書庫という静寂の中で、カミルの孤独を、過去を癒し、共に歩む未来を誓う。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる
七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。
だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。
そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。
唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。
優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。
穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。
――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
大嫌いだったアイツの子なんか絶対に身籠りません!
藤吉めぐみ
BL
国王の妾の子として、宮廷の片隅で母親とひっそりと暮らしていたユズハ。宮廷ではオメガの子だからと『下層の子』と蔑まれ、次期国王の子であるアサギからはしょっちゅういたずらをされていて、ユズハは大嫌いだった。
そんなある日、国王交代のタイミングで宮廷を追い出されたユズハ。娼館のスタッフとして働いていたが、十八歳になり、男娼となる。
初めての夜、客として現れたのは、幼い頃大嫌いだったアサギ、しかも「俺の子を孕め」なんて言ってきて――絶対に嫌! と思うユズハだが……
架空の近未来世界を舞台にした、再会から始まるオメガバースです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる