Sランクギルドから追放されたEXランク陰陽師は新人達を凄腕に育てる〜え?戻ってこい?だから俺がいなくなったら困るのお前らだって言ったじゃん〜

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即ざまぁ編

2、疾風迅雷のサポート


「え~~俺はブレーメンズ所属、陰陽師のエクティスウォーカー、仲の良いやつにはエクスって呼ばれてます、どうもよろしくです」

「俺は剣士のコギー・コルウス、一応この『疾風迅雷』のリーダーをやっている」

「私は魔法使いのメリー・リリス」

「私は盗賊のモギー・カイトス、よろしく」

男と女2人となかなかに男としては肩身が狭そうなパーティーだ、早速ダンジョンへ入る前に取り敢えず自己紹介を済ませておく俺達。

「まさかとは思うが、一回エクティスが回復スキルを使えるかどうかを確認させてくれないか、それとどのくらいまで回復できる?」

「せめて中級クラスぐらいは使えないとお荷物………」

「だねぇ~流石にそのくらいは治してもらわないとーー」


「えっと、俺も詳しくないから自分がどのくらいの実力なのかわからないが………取り敢えず腕をくっつけるぐらいはできるかな」

「「「え??」」」

「………もしかして最低条件すら満たしてないか?」

「う、嘘言うなよ!!、腕をくっつけるって………そんなの帝級レベルのスキルじゃん!!、あり得るわけ………」

「ーーー嘘じゃねぇよ、じゃ試しに見てみるか?、ーーーーよっと」

「ーーーなっっ、何やってんのあんた!!!!」

俺は自身の実力の実験台として自分の右腕を斬り飛ばす。

「ーーー来い『天后』、我、ここに癒しを望む『ヒール』」

俺が呟き、天后を自身に憑依させ、回復スキルの腕前を高める、そして右腕がニョキニョキ生えてくる。

「ーーーほら、どうだ?」

「「「それはくっつくじゃなくて生えてきてるだろ!!!!」」」

三人に異口同音で突っ込まれる俺。

「ーーー取り敢えず、及第点以上だという事はわかった………特に一日一回しか使えないとか、そういうデメリットもないんだね?」

「ああ、別にない」

「………しかも今のただのヒール?初級スキルなのに……」

「ま、まぁ、実力はあるみたいだね」

驚愕しながらも俺の力を認める三人、そのままダンジョンへ入っていく。

「じゃあ先頭がモギー、いつも通り罠感知と敵感知を頼む、次が僕、その次がメリー、そして最後がエクティス………で良いかな?」

「「「オーケー」」」

「それじゃあ入るか……」

俺達はダンジョンを探索していく………。

「ーーーよし、みんな僕に続いて……安全ーーーキャッーーー、な、何するむグッッッーー??!!」

「ちょ、ちょっとエクティス、何してるんだい?」

「………どういうつもり?」

「ーーー全員静かに」

「ーーーー???」

俺は斥候役のモギーの手を引っ張り、物陰にいる自身の背後へと移動させる、彼女が抗議しようとするも俺が口を抑え、物理的に黙らせる。

その後他のメンバーからも糾弾されるが、囁き声で全員に静止を求め、静寂がその場を包む。

「………何よ、何も起きないじゃない……」

「………見ろ」

「なッッッーー、あれはビックフッド………あの巨体でありながら隠密能力も高い強敵…………あのまま進んでたら戦闘は避けられなかった……」

「どうする?リーダー、戦うか?、それともこのままやり過ごすか…………」

「………やり過ごそう、アイツとやるのはリスクがデカすぎる」

「了解、来い『太陰』、我望む、潜む影『隠形』」

俺は自身に太陰を憑依させ、闇属性スキルを高め、パーティー全員に隠密スキルをかけ、敵に見つかりづらくす。

「ーーーいったみたいだね…………聞いときたいんだけど、なんで本職のモギーすら気づかない程の隠密能力を持っているビックフッドに君が気付けたんだい?」

「………念には念を入れといたのさ………出て来い、『木霊』」

俺は札を何枚かその場にばら撒ける、札が地に着いた瞬間、デフォルメした人型へと変身、それぞれが歩き出す。

「なーー、何だいそれ???!」

「式神、こいつらを五十体ぐらい先行させてたのさ、もちろんこいつらにも弱いが隠密スキルをかけといたのでそうそう見つからない……」

「ご、五十体?!!?、そりゃまたすごい……」

「あ、ありがとう、私のミスでパーティーが危険に晒される所だった……」

「気にしないで、偶々俺がフォロー出来ただから………俺が失敗しそうな時はフォロー頼むぜ」

「あ、う、うん……♡」

(………ちょっとかっこいいかも)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「安全だと思うんだけど……エクティスはどう思う?」

「あーー、そっちはやめた方がいい魔物が潜んでる」

「宝箱あったよーー開けても大丈夫かなエクス?」

「少し離れててくれ、今から『木霊』に開けさせる」

…………何だかさっきのビックフッドを感知した後、何にでも意見を仰がれる、特にモギーからが多い。

「………ふん、二人ともそんな簡単に信用しちゃって……私はそう簡単には騙されないんだから………男なんてみんな下品なんだから………」

(………聞こえてるんだけど………まぁいいか、どうせ今日一日だけだから全員と仲良しになる必要はない)

そんなこんなで先へと進んで行く俺達。

「いやぁ~~こんなに楽に進めてるのに、こんな深い階層まで来れたのは今日が初めてだよ、ありがとうなエクティス」

「うんうん、そうだねぇ~サンキューエクス♡」

「そりゃ身に余る光栄………だけど、ダンジョン探索は一瞬の気の緩みが死に直結してくる……最後まで気を抜くなよ?」

「やっぱ硬いねエクスは~~」

「そうそう、エクティスがいればは百人力さ~ワハハハ」

「………リーダーがそんなんで大丈夫なのか?」

気を緩みまくる二人に注意をするも聞く耳を持たない………。

「ふん、なによ……」

「全く少しはメリーさんを見習ってくれ……ーーーーッッッッッ??!、伏せろメリー!!!」

「ヘッッ?キャッーーー?!!、何すんの………」

俺は不意にメリーを押し倒す、吃驚したメリーは少し憤慨するも、そのご頭の上へを通過した魔法弾をみて怒りが鎮火する。

「怪我はないか?メリー?」

「だ、大丈夫よ、あ、ありがとう………私より貴方の方がひどい怪我をしてるじゃない」

「うん?、こんなもんかすり傷さ……来い『天后』、我望む、ここに癒しを『ヒール』」

肩に掠っていたのか焼け爛れている、しかしこんなもの即治せる、俺は『天后』を憑依させ、即傷を治す。

「どういうことだ、なぜエクティスの感知を掻い潜れたんだ?」

「わからん、けど言っただろ?、気を抜き過ぎるなって……」

「ゲッッーーー、しかもワイバーンじゃん、どうしてこんなところに………」

「くそ、逃げようにもさっきの魔法弾の弾速と射程、威力を考えるにケツを見せた瞬間に撃ち抜かれる、倒すしかない」

「で、でもワイバーンなんか倒せるわけがない」

「………来い『朱雀』」

俺は十二天将、朱雀を憑依ではなく実体化させる………結構疲れるのだが、また何もしてないとか言われてしまうのも癪なので実体化させた。

「「「へ?、何この鳥」」」

「焼き払え」

『ーーー我望む、粛清の業火、神火不知火!!!!』

朱雀は炎を纏ったと思ったら、ワイバーンに向けて全てを焼き尽くす業火を叩きつける、途中の床は全て焼け爛れ、天井すらも融解させながら視界が埋め尽くさせれる業火を避ける術はなく、ワイバーンを焼き尽くす。

「よし、サンキューな朱雀」

「………不出来な竜モドキが主人に逆らうからそうなる」

目の前に広がるワイバーンを倒した証明、ドロップがパーティーメンバーに配られる。


「よし、うんじゃ、先行こうか」

「「「いえ、今日はここまでで大丈夫です」」」

「へ?」

「ワイバーンの素材が手に入ったならもう切り上げでいいよな!!」

「そうだね、ガッポガッポだね!!」

「………そ、そうか……まぁ依頼主がそういうなら是非もない……来い『太常』、我望む、空駆け間を越えろ『テレポート』」

「「「へ?」」」

俺は太常の力を憑依させ、空間系スキルの腕前を高め、一気にギルド会館の近くへ転移する。

「よし、じゃあさようなら」

「ちょ、ちょっと待ってくれエクス!!」

「うん、何?」

「今何をした……いや、これから打ち上げやるんだが、エクスもこないか?」

「いいのか?俺が行っても?」

「「むしろきて欲しいのよ!!!」」

「おおう、そうか、じゃあ遠慮なく……」
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