21 / 30
新入生歓迎会
21
しおりを挟む
午前の授業が終わった。
いつもなら中庭に行ってふゆくんとご飯を食べるんだけど、いつも教室で食べている副会長が転校生がいるから食べづらいと言うので、急遽生徒会室で食べることになった。
ふゆくんにそのことを伝えると、笑顔でいっておいでと言われたから、生徒会室でふゆくんの手作り弁当を食べて過ごした。
午後の授業も終わり、先生からの頼まれごとをこなして生徒会室に行くとおれ以外の生徒会メンバーが集まって会議をしていた。
「遅かったな。ハル」
「今新入生歓迎会の話をしていたところなんですよ」
「ていうか新入生である僕たちが新入生歓迎会を執り行うってなんだろうねw」
「まあ、それはしょうがないでしょう。それより何をやるかも決めなくてはならないのですが」
「今出てきた案はー、」
「ダンスパーティーとー、スタンプラリーとー、」
「「鬼ごっこ!!」」
「双子ちゃんは鬼ごっこがイチオシなんだよね~?」
「「そうなの~!」」
「だってー、」
「鬼ごっこ、」
「「面白そうじゃん!」」
「私はスタンプラリーがいいですね。準備も楽ですし」
「俺はダンスパーティーだな。俺も準備が楽だからっていう理由だが」
「僕たちの意見で決まりそうだけどはるちゃん、どうする?」
「おに…ご…こが…い…い」
「鬼ごっこがいいんだ!ちょっと意外だったかも」
「じゃあ、多数決で鬼ごっこにするか」
「ええ。そうですね」
新入生歓迎会で鬼ごっこをやることになったんだ!
中等部にやった時、すごく楽しかったから、今回も楽しめるといいな。
「さてと、鬼ごっことなると準備が大変になってくるな…」
「鬼と逃走者につける装置は使い回しのものがあるのでいいとして、一番の問題は警備と景品についてですね…」
「警備は僕達だけじゃなくて風紀にも関わることだから今度風紀と会議を開くことを…双子、伝えといてくれるか?」
「「あいあいさー!」」
「で、会議で顔を合わせるのは嫌だが生徒会からは俺と侑也、ハルが参加で風紀からは」
「「いいんちょーと、ふくいいんちょーでいいでしょ?」」
「ああ」
「では景品についてはどうしますか?」
「とりあえずは食堂の無料券10枚とかでいいんじゃない?」
「それだけなのもどうかと思うので、あまりやりたくはありませんが中等部の頃と同じように…」
「おねが…なん…でも…き…けん…?」
「そうですね…お願いなんでも聞く券は私たちに被害が来る可能性もありますが何よりも不満が出ません。それに、これがなかった場合なぜないのかなどと聞かれそうですしね…」
「なんて面倒な景品を作ってんだよ誰かさんは…」
「この学園の遠い卒業生ですね…」
れおとゆうが遠い目をしていた。
いつもなら中庭に行ってふゆくんとご飯を食べるんだけど、いつも教室で食べている副会長が転校生がいるから食べづらいと言うので、急遽生徒会室で食べることになった。
ふゆくんにそのことを伝えると、笑顔でいっておいでと言われたから、生徒会室でふゆくんの手作り弁当を食べて過ごした。
午後の授業も終わり、先生からの頼まれごとをこなして生徒会室に行くとおれ以外の生徒会メンバーが集まって会議をしていた。
「遅かったな。ハル」
「今新入生歓迎会の話をしていたところなんですよ」
「ていうか新入生である僕たちが新入生歓迎会を執り行うってなんだろうねw」
「まあ、それはしょうがないでしょう。それより何をやるかも決めなくてはならないのですが」
「今出てきた案はー、」
「ダンスパーティーとー、スタンプラリーとー、」
「「鬼ごっこ!!」」
「双子ちゃんは鬼ごっこがイチオシなんだよね~?」
「「そうなの~!」」
「だってー、」
「鬼ごっこ、」
「「面白そうじゃん!」」
「私はスタンプラリーがいいですね。準備も楽ですし」
「俺はダンスパーティーだな。俺も準備が楽だからっていう理由だが」
「僕たちの意見で決まりそうだけどはるちゃん、どうする?」
「おに…ご…こが…い…い」
「鬼ごっこがいいんだ!ちょっと意外だったかも」
「じゃあ、多数決で鬼ごっこにするか」
「ええ。そうですね」
新入生歓迎会で鬼ごっこをやることになったんだ!
中等部にやった時、すごく楽しかったから、今回も楽しめるといいな。
「さてと、鬼ごっことなると準備が大変になってくるな…」
「鬼と逃走者につける装置は使い回しのものがあるのでいいとして、一番の問題は警備と景品についてですね…」
「警備は僕達だけじゃなくて風紀にも関わることだから今度風紀と会議を開くことを…双子、伝えといてくれるか?」
「「あいあいさー!」」
「で、会議で顔を合わせるのは嫌だが生徒会からは俺と侑也、ハルが参加で風紀からは」
「「いいんちょーと、ふくいいんちょーでいいでしょ?」」
「ああ」
「では景品についてはどうしますか?」
「とりあえずは食堂の無料券10枚とかでいいんじゃない?」
「それだけなのもどうかと思うので、あまりやりたくはありませんが中等部の頃と同じように…」
「おねが…なん…でも…き…けん…?」
「そうですね…お願いなんでも聞く券は私たちに被害が来る可能性もありますが何よりも不満が出ません。それに、これがなかった場合なぜないのかなどと聞かれそうですしね…」
「なんて面倒な景品を作ってんだよ誰かさんは…」
「この学園の遠い卒業生ですね…」
れおとゆうが遠い目をしていた。
10
あなたにおすすめの小説
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
目立たないでと言われても
みつば
BL
「お願いだから、目立たないで。」
******
山奥にある私立琴森学園。この学園に季節外れの転入生がやってきた。担任に頼まれて転入生の世話をすることになってしまった俺、藤崎湊人。引き受けたはいいけど、この転入生はこの学園の人気者に気に入られてしまって……
25話で本編完結+番外編4話
どうしてそうなるんだよ!!!
藤沢茉莉
BL
俺様な会長、腹黒な副会長、無口な書記、双子の庶務……不本意ながら生徒会役員に選ばれてしまった見た目不良なお人好し主人公が、バラバラな生徒会をなんとかまとめようと奮闘する話。
多忙のため少々お休み中。
誤字脱字ほか、気になる箇所があれば随時修正していきます。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる