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エピローグ0 日本の終始
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「なぁ、幸せか。■■■」
「…。」
星空が見える夜の日だった。私は幼かった。なぜか自分の名前も誕生日も生きがいも本当の意味ですべてを忘れてしまった。思い出すのは兄さんと一緒に星を見たあの日の一コマだけ。
「カチッ」「スゥーー」「フゥーーー」。
私はタバコを右手で持ち、左手には少し小さい本を持っていた。
揺り椅子に座りながら砂時計のわずかな音が聞こえる空間、床が軋む音や雷が直で聞こえるほど古い空き家。普通の人ならこんな場所すぐ出ていきたいのだろうが、むしろ私は安らいでいた。
こんなにおっとりとしている私だが、ちゃんと私には目標、良い言い方をすれば"夢"を持っている。
だけどそれはもう少しあなたたちと仲良くなってから話すことにしよう。
「ビーーー」
おや、インターフォンがなったみたいだ。
最近のインターフォンとは音が全然違うからインターフォンなのか分からなかったでしょ。
お客様を待たせてる訳にもいかないのでそろそろ出よう。
私は玄関前の扉を開けた。そこには警官と後ろに
はアメリカのえふびーなんとか?の組織に良く似た人達がいた。
「…どうやらパーティーをしに来た訳じゃないみたいだね」
私がふっ…と手を上げようとしたその瞬間、回りにいた人たち全員が拳銃を向けた。
さすがにあの出す早さに私は呆気にとられた。
「動いたらこの引き金を引くぞ」
ずっと愛想笑いを私は続けていた。自分でも分かる。今の私の顔は笑っている表情にも見えるし、悲しい表情にも見える顔をしているはずだ。
それを見て警官たちは冷や汗をダラダラとかいていた。私はその言葉を聞いてつい本音を漏らしてしまった。
「なっさけない…」
「ひっ…!」
私の言葉を聞いた一人のはしっこの警官は腰を抜かした。
それを見て私はやりすぎた。謝ろうと一歩を踏み外してしまった。そして一人の警官は私の脇腹を狙って
「バアァンッ!!」
腹に痛みを感じる。あぁ、もう私は終わりだ。
薄々皆さんも感づいているだろうけど私は普通の人なんだ。
殴られれば痛みは分かるしもちろん今も銃弾の鉛を腹に喰らってとてつもなく激痛を電撃よりも早く脳に信号が走るくらい普通なんだ。
「はぁ… ハァァ…」
そんなことを真剣に答えてたら段々頭が痺れだしてきたよ。
「ピーン」
そこからだ。僕が記憶がないのは。若い人に聞こえる周波数が直接脳から聞こえた感覚だった。
真っ暗な暗闇だった。そこには空き家の砂時計の音も床の音も全てが鳴らないまるで宇宙のような気がした。
少し神秘的な気がしたんだ。とっても怖いくせにそう思えた。
「……んっ。……うぅ〰️。」
僕は目が覚めた。いや、いま思えば覚めてしまったが正解かな。
とてもぼんやりしている。木で茶色の家がにごって見えて、ものをつかむこともやっとだ。
僕が目を覚ましたのは空き家の中の揺り椅子に座ってる所だった。
「あれ…僕っていったい…………………………………僕?」
そこで僕は一つ思い出したことがあった。
「そうか…!僕は男だったんだ……!」
いまみんな僕のことをバカな人、少し虚言癖のある人間だと思ったでしょ。なんだこいつとか思ったでしょ。
でもそれは僕も同じだよ。僕は男か女なのかすら分からなかった理由をまずは知りたいし、なにしろここまで記憶がないのが異常すぎる。
それになんで僕は空き家の揺り椅子に座りながら座っているんだろうか。
誰かがここまで運んで寝かしてくれたとか?それとも僕は二重人格?警官がいたのは全て幻覚?
色々なことを考えてみたけどやっぱどれもしっくり来なかったんだ。
これが僕が僕であることに気づいた、または日本の終始の始まりでもあった……
「なぁ、■■■。幸せか。」
「……」
「…………」
「………………」
「どうだろうね。半分幸せで半分◇□※&だよ」
「…。」
星空が見える夜の日だった。私は幼かった。なぜか自分の名前も誕生日も生きがいも本当の意味ですべてを忘れてしまった。思い出すのは兄さんと一緒に星を見たあの日の一コマだけ。
「カチッ」「スゥーー」「フゥーーー」。
私はタバコを右手で持ち、左手には少し小さい本を持っていた。
揺り椅子に座りながら砂時計のわずかな音が聞こえる空間、床が軋む音や雷が直で聞こえるほど古い空き家。普通の人ならこんな場所すぐ出ていきたいのだろうが、むしろ私は安らいでいた。
こんなにおっとりとしている私だが、ちゃんと私には目標、良い言い方をすれば"夢"を持っている。
だけどそれはもう少しあなたたちと仲良くなってから話すことにしよう。
「ビーーー」
おや、インターフォンがなったみたいだ。
最近のインターフォンとは音が全然違うからインターフォンなのか分からなかったでしょ。
お客様を待たせてる訳にもいかないのでそろそろ出よう。
私は玄関前の扉を開けた。そこには警官と後ろに
はアメリカのえふびーなんとか?の組織に良く似た人達がいた。
「…どうやらパーティーをしに来た訳じゃないみたいだね」
私がふっ…と手を上げようとしたその瞬間、回りにいた人たち全員が拳銃を向けた。
さすがにあの出す早さに私は呆気にとられた。
「動いたらこの引き金を引くぞ」
ずっと愛想笑いを私は続けていた。自分でも分かる。今の私の顔は笑っている表情にも見えるし、悲しい表情にも見える顔をしているはずだ。
それを見て警官たちは冷や汗をダラダラとかいていた。私はその言葉を聞いてつい本音を漏らしてしまった。
「なっさけない…」
「ひっ…!」
私の言葉を聞いた一人のはしっこの警官は腰を抜かした。
それを見て私はやりすぎた。謝ろうと一歩を踏み外してしまった。そして一人の警官は私の脇腹を狙って
「バアァンッ!!」
腹に痛みを感じる。あぁ、もう私は終わりだ。
薄々皆さんも感づいているだろうけど私は普通の人なんだ。
殴られれば痛みは分かるしもちろん今も銃弾の鉛を腹に喰らってとてつもなく激痛を電撃よりも早く脳に信号が走るくらい普通なんだ。
「はぁ… ハァァ…」
そんなことを真剣に答えてたら段々頭が痺れだしてきたよ。
「ピーン」
そこからだ。僕が記憶がないのは。若い人に聞こえる周波数が直接脳から聞こえた感覚だった。
真っ暗な暗闇だった。そこには空き家の砂時計の音も床の音も全てが鳴らないまるで宇宙のような気がした。
少し神秘的な気がしたんだ。とっても怖いくせにそう思えた。
「……んっ。……うぅ〰️。」
僕は目が覚めた。いや、いま思えば覚めてしまったが正解かな。
とてもぼんやりしている。木で茶色の家がにごって見えて、ものをつかむこともやっとだ。
僕が目を覚ましたのは空き家の中の揺り椅子に座ってる所だった。
「あれ…僕っていったい…………………………………僕?」
そこで僕は一つ思い出したことがあった。
「そうか…!僕は男だったんだ……!」
いまみんな僕のことをバカな人、少し虚言癖のある人間だと思ったでしょ。なんだこいつとか思ったでしょ。
でもそれは僕も同じだよ。僕は男か女なのかすら分からなかった理由をまずは知りたいし、なにしろここまで記憶がないのが異常すぎる。
それになんで僕は空き家の揺り椅子に座りながら座っているんだろうか。
誰かがここまで運んで寝かしてくれたとか?それとも僕は二重人格?警官がいたのは全て幻覚?
色々なことを考えてみたけどやっぱどれもしっくり来なかったんだ。
これが僕が僕であることに気づいた、または日本の終始の始まりでもあった……
「なぁ、■■■。幸せか。」
「……」
「…………」
「………………」
「どうだろうね。半分幸せで半分◇□※&だよ」
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