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第八話
相反するもの
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カレッジの処分が保留になったニコは、エマと一緒に馬車に乗って、城の敷地内にある騎士団長の邸宅に帰還する。城門の前に着くとラインハルトは用事があると言って、いつものようにすぐ居なくなった。
「私はニコの事を…何も知らなかったんだと思い知らされたわ…」
「僕が…母さんに…何も話してなかったから…」
「それでいつもお腹が空いていたのね?育ち盛りだからだと思っていたわ」
「ゾエを食べないと…インキュバスは死んでしまうって…サキュバスのお姉さんに言われた…」
「このまま…誰ともキスしないと…ニコは死んでしまうの?」
「うん…。多分…、父さんも…ゾエを食べずにいて…弱ってたから」
「じゃあ…私のゾエを…食べなさい?」
「それだと母さんが…死んでしまう…」
「ニコが死んでしまうより…マシよ?」
「本当の母さんが…死んでしまった後…父さんから言われたんだ…。僕がゾエを食べ過ぎたから…母さんは死んだって…」
「あなたの死んだお母さんも…その事は知ってたんでしょ?」
「うん…父さんが説明したから…知ってるはずなのに…お腹が空いたら…僕に…いつもキスしてくれて…」
「私も一緒よ?あなたが死ぬくらいなら自分が死ぬ方を選ぶわ…」
「僕も…母さんが死ぬくらいなら…餓死する方を選ぶよ」
「ニコ…。お願いだから…そんな事…言わないで?」
「母さん…合鍵を僕に返して?二度と僕には会いに来ないで…家賃も僕が払うから」
「家賃くらいは…払ってあげるわよ?」
「鸚鵡の鳥籠も…渡してくれる?もう連絡を取る事は…ないと思うから…」
「確か鸚鵡はお友達にあげるって言ってたわね。もしかして女の子のお友達?」
「うん、ペネロープ・ムーアって言う学年二位の成績の子なんだ」
「その子の事が好きなのね?」
「好きなのか…わからないけど…一緒にいると…キスしたくて堪らなくなる…」
「食欲なのか恋愛感情なのかわからないのね?」
「でも多分…母さんと一緒にいる時も…同じ気持ちだから…好きなんだと思う」
「カーティス先生のおかげで色々とわかって良かったわ」
「カーティス先生は何だか苦手だよ…」
「でもずっとあなたを味方してくれてたわよ?」
「僕は…カーティス先生より…キャンベル先生の方が好きかな…」
「あの生徒指導の先生、ヒステリックでイヤミな感じだったけど、ニコはキャンベル先生の方が好きなのね…」
「キャンベル先生も…本当は…僕の事…嫌ってないみたいだし…」
「えっ…ニコはそんな事がわかるの?」
「うん…怒ってる時はアドレナリンの匂いがするんだけど…ハグしたらドーパミンの匂いに変わった」
「魔族は人間よりも嗅覚が優れてるのかしら?」
「人間の嗅覚は犬よりも…劣ってるから…魔族はもっと嗅覚が鋭い…」
「ペネロープ・ムーアって子はニコの事、好きなのかわかるの?」
「ペニーは多分…僕と一緒にいると…セロトニンの匂いがしたから…幸せだと思ってるよ?」
「隠しててもニコには全部わかっちゃうのね…。羨ましい能力だわ!」
「母さんとキスした時も…セロトニンが出てた」
「ふふふ…本当はあの時、ニコにキスされて嬉しかったの…」
「口では嫌がってても…僕には匂いで…わかるよ?」
「私がもう少し若かったら…ね?」
「僕がもし…母さんと結婚したとしても…多分…周りの人から…悪口をいっぱい言われるし…、ラインハルト様が…怒りそうだな…」
「ラインハルト様は、そんな事で怒ったりしないわよ?」
「ううん…ラインハルト様は…母さんの事が…好きだから…」
「それ本当?あのラインハルト様が…まさか!」
「ラインハルト様は…母さんと一緒にいると…セロトニンが出てる…」
「ゾエは食べなくて本当に大丈夫?」
「母さんとキスした事…ラインハルト様には絶対に言わないで…」
「口が裂けても言えないわ…」
ニコがアパートに戻ると、ニコの部屋の前でペニーが膝を抱えて座り込んでいた。
「あれ…ペニー?そんなところで…どうしたの」
「ニコ!カレッジを退学にされたの?」
「ううん…保留になった」
「良かった!ニコがいないと講義でわからないところがあっても教えてくれる人が居ないの」
「ペニーは…ヒーラーを目指してるはずなのに…どうして今日は…闇魔法の講義を受けてたの?」
「光魔法の講義を受けても、ちんぷんかんぷんなのよ…」
「確かに…光魔法は…難しいからね…」
「ニコがいないと勉強、教えてもらえないし、闇魔法の講義の方が良いかなって…」
「光魔法と闇魔法は…同じ時限に別の棟で授業があるからね…。片方しか受けられないや…」
「入試は四元素魔法の問題だったから全部わかったけど…。このままだと成績が落ちて…来年は奨学金が出なくなるかもって焦ってる…」
「えっ…成績が落ちると…奨学金って出なくなるの?国王様は…本当にケチだな…」
「うん…学年総合順位が二十位以内が条件なの」
「ペニーなら…二十位以内なんて…楽勝じゃないかな?」
「光魔法の単位を落としたら…どうしたら良いのかわからない…」
「じゃあ僕も…光魔法の講義に出るから…一緒に行こうよ?」
「えっ?でもキャンベル先生とニコは犬猿の仲でしょ…」
「キャンベル先生は…僕の事…嫌いじゃないと思うよ?」
「どうしてそう思うのよ?ニコの事、目の仇にしてたじゃない!」
「キャンベル先生と…ペニーはよく似てるから」
「私…あんなヒステリックに見える?」
「ううん…心が綺麗なところが似てるんだよ?」
「ありがとう…。私の事をそう言って褒めてくれるのはニコだけよ?」
「アルバイトまで…まだ時間があるから…勉強会でもする?」
「その前にお腹が空いたから何か食べたいわ…」
「じゃあ…何か作るけど…何が良い?」
「私、カルボナーラが好きなんだけど作れる?」
「カルボナーラ?簡単だよ…」
「やったぁ!ニコが旦那さんだと奥さんはラクできるわね?」
ニコはパスタを大鍋で茹でながら、別の小鍋でミルクを火にかけると、塩胡椒で味付けしてチーズをおろし金ですりおろし、火を止め、パスタが茹で上がると、フライパンの上にオリーブオイルを垂らし、一口サイズのベーコンを炒めて、ホワイトソースをからめると、皿に盛り付けてから卵黄を乗せた。
「すごい!レストランのまかないで食べたパスタより美味しいわ」
「あのレストランのパスタ…アルデンテじゃなかったから…茹で過ぎてた」
「アルデンテって、パスタに芯が少し残ってる感じだっけ?」
「うん…。それが一番…美味しいパスタの茹で加減のはず…」
腹拵えが済むとテーブルを拭き、ペニーは光魔法の教科書を開いた。
「難しい…。どうして回復魔法って…、こんなにややこしいの?」
「攻撃魔法の方が…簡単だよね?」
「見た目は派手なのに…簡単だなんて」
「結界の張り方とかも…載ってるね?」
「結界の呪符の模様も…覚えるのが難しいのよ」
「複雑な模様だからね…僕も象形文字は苦手だよ?」
「この模様は…何の呪符だったっけ…」
「確か象形文字の解答は…教科書の一番後ろにあったよね…」
ニコは光魔法の教科書の呪符の象形文字一覧表にブックチャームを挟む。
「やっぱり…闇魔法の呪符とは…模様が違うなぁ…」
「確か闇魔法は呪いとか掛けたりするのよね?」
「うん…迷いの森にも方向感覚がおかしくなる呪いがかけてあるから…帰れなくなるんだよ」
「それを解除するのって確か光魔法なのよね?」
「光魔法は…闇魔法と対になってるから…回復魔法を無効化する…呪符とかあるよ」
「それは何だか嫌な呪符ね…」
「毒をかける闇魔法があるけど…、毒を消す光魔法があるだろ…」
「全部、逆になってるんだ?光と闇の魔法って」
「火と水も逆になってるし…、風と土もそうだよ…」
「私、風と土のどちらを取るかも迷ってて一度取得したら、片方は取れなくなるじゃない?」
「ヒーラー目指すなら…土の方が良いと思う…」
「そうよね。それで悩んでたの。ニコが使ってるの見たら風も良いなって…。救急患者を運ぶ時とかに使えるし…」
「僕は洗濯物を乾かしたくて…風にしただけだから…火の魔法と合体させて…温風にしてる」
「良いなぁ。私は家事とか全然、上手くできないから…。洗濯物を干すのも嫌い…」
「水と土も勉強する…。覚えておくとあとで役に立ちそうだし…」
「普通は逆属性の片方だけ講義に出るものでしょ?」
「同じ時限に逆属性の授業を…、別の棟でやるからね…」
「ニコと別の属性を取ると、二年生になってから、わからなくなって困りそうで…」
「火と風と闇はもうわかってるから…授業聞いてると眠くなってくるんだよ…」
「今日も寝てたもんね?闇魔法講義中」
「カーティス先生の喋り方は…胡散臭くて眠くなるんだ」
「カーティス先生はわかりやすくて良い授業だと思うんだけど…」
「僕の母さんも…キャンベル先生より…カーティス先生の方が好きみたい」
「カーティス先生はニコの事が、お気に入りみたいよ?」
「男から好かれても…嬉しくないよ?」
「私はニコの事を…何も知らなかったんだと思い知らされたわ…」
「僕が…母さんに…何も話してなかったから…」
「それでいつもお腹が空いていたのね?育ち盛りだからだと思っていたわ」
「ゾエを食べないと…インキュバスは死んでしまうって…サキュバスのお姉さんに言われた…」
「このまま…誰ともキスしないと…ニコは死んでしまうの?」
「うん…。多分…、父さんも…ゾエを食べずにいて…弱ってたから」
「じゃあ…私のゾエを…食べなさい?」
「それだと母さんが…死んでしまう…」
「ニコが死んでしまうより…マシよ?」
「本当の母さんが…死んでしまった後…父さんから言われたんだ…。僕がゾエを食べ過ぎたから…母さんは死んだって…」
「あなたの死んだお母さんも…その事は知ってたんでしょ?」
「うん…父さんが説明したから…知ってるはずなのに…お腹が空いたら…僕に…いつもキスしてくれて…」
「私も一緒よ?あなたが死ぬくらいなら自分が死ぬ方を選ぶわ…」
「僕も…母さんが死ぬくらいなら…餓死する方を選ぶよ」
「ニコ…。お願いだから…そんな事…言わないで?」
「母さん…合鍵を僕に返して?二度と僕には会いに来ないで…家賃も僕が払うから」
「家賃くらいは…払ってあげるわよ?」
「鸚鵡の鳥籠も…渡してくれる?もう連絡を取る事は…ないと思うから…」
「確か鸚鵡はお友達にあげるって言ってたわね。もしかして女の子のお友達?」
「うん、ペネロープ・ムーアって言う学年二位の成績の子なんだ」
「その子の事が好きなのね?」
「好きなのか…わからないけど…一緒にいると…キスしたくて堪らなくなる…」
「食欲なのか恋愛感情なのかわからないのね?」
「でも多分…母さんと一緒にいる時も…同じ気持ちだから…好きなんだと思う」
「カーティス先生のおかげで色々とわかって良かったわ」
「カーティス先生は何だか苦手だよ…」
「でもずっとあなたを味方してくれてたわよ?」
「僕は…カーティス先生より…キャンベル先生の方が好きかな…」
「あの生徒指導の先生、ヒステリックでイヤミな感じだったけど、ニコはキャンベル先生の方が好きなのね…」
「キャンベル先生も…本当は…僕の事…嫌ってないみたいだし…」
「えっ…ニコはそんな事がわかるの?」
「うん…怒ってる時はアドレナリンの匂いがするんだけど…ハグしたらドーパミンの匂いに変わった」
「魔族は人間よりも嗅覚が優れてるのかしら?」
「人間の嗅覚は犬よりも…劣ってるから…魔族はもっと嗅覚が鋭い…」
「ペネロープ・ムーアって子はニコの事、好きなのかわかるの?」
「ペニーは多分…僕と一緒にいると…セロトニンの匂いがしたから…幸せだと思ってるよ?」
「隠しててもニコには全部わかっちゃうのね…。羨ましい能力だわ!」
「母さんとキスした時も…セロトニンが出てた」
「ふふふ…本当はあの時、ニコにキスされて嬉しかったの…」
「口では嫌がってても…僕には匂いで…わかるよ?」
「私がもう少し若かったら…ね?」
「僕がもし…母さんと結婚したとしても…多分…周りの人から…悪口をいっぱい言われるし…、ラインハルト様が…怒りそうだな…」
「ラインハルト様は、そんな事で怒ったりしないわよ?」
「ううん…ラインハルト様は…母さんの事が…好きだから…」
「それ本当?あのラインハルト様が…まさか!」
「ラインハルト様は…母さんと一緒にいると…セロトニンが出てる…」
「ゾエは食べなくて本当に大丈夫?」
「母さんとキスした事…ラインハルト様には絶対に言わないで…」
「口が裂けても言えないわ…」
ニコがアパートに戻ると、ニコの部屋の前でペニーが膝を抱えて座り込んでいた。
「あれ…ペニー?そんなところで…どうしたの」
「ニコ!カレッジを退学にされたの?」
「ううん…保留になった」
「良かった!ニコがいないと講義でわからないところがあっても教えてくれる人が居ないの」
「ペニーは…ヒーラーを目指してるはずなのに…どうして今日は…闇魔法の講義を受けてたの?」
「光魔法の講義を受けても、ちんぷんかんぷんなのよ…」
「確かに…光魔法は…難しいからね…」
「ニコがいないと勉強、教えてもらえないし、闇魔法の講義の方が良いかなって…」
「光魔法と闇魔法は…同じ時限に別の棟で授業があるからね…。片方しか受けられないや…」
「入試は四元素魔法の問題だったから全部わかったけど…。このままだと成績が落ちて…来年は奨学金が出なくなるかもって焦ってる…」
「えっ…成績が落ちると…奨学金って出なくなるの?国王様は…本当にケチだな…」
「うん…学年総合順位が二十位以内が条件なの」
「ペニーなら…二十位以内なんて…楽勝じゃないかな?」
「光魔法の単位を落としたら…どうしたら良いのかわからない…」
「じゃあ僕も…光魔法の講義に出るから…一緒に行こうよ?」
「えっ?でもキャンベル先生とニコは犬猿の仲でしょ…」
「キャンベル先生は…僕の事…嫌いじゃないと思うよ?」
「どうしてそう思うのよ?ニコの事、目の仇にしてたじゃない!」
「キャンベル先生と…ペニーはよく似てるから」
「私…あんなヒステリックに見える?」
「ううん…心が綺麗なところが似てるんだよ?」
「ありがとう…。私の事をそう言って褒めてくれるのはニコだけよ?」
「アルバイトまで…まだ時間があるから…勉強会でもする?」
「その前にお腹が空いたから何か食べたいわ…」
「じゃあ…何か作るけど…何が良い?」
「私、カルボナーラが好きなんだけど作れる?」
「カルボナーラ?簡単だよ…」
「やったぁ!ニコが旦那さんだと奥さんはラクできるわね?」
ニコはパスタを大鍋で茹でながら、別の小鍋でミルクを火にかけると、塩胡椒で味付けしてチーズをおろし金ですりおろし、火を止め、パスタが茹で上がると、フライパンの上にオリーブオイルを垂らし、一口サイズのベーコンを炒めて、ホワイトソースをからめると、皿に盛り付けてから卵黄を乗せた。
「すごい!レストランのまかないで食べたパスタより美味しいわ」
「あのレストランのパスタ…アルデンテじゃなかったから…茹で過ぎてた」
「アルデンテって、パスタに芯が少し残ってる感じだっけ?」
「うん…。それが一番…美味しいパスタの茹で加減のはず…」
腹拵えが済むとテーブルを拭き、ペニーは光魔法の教科書を開いた。
「難しい…。どうして回復魔法って…、こんなにややこしいの?」
「攻撃魔法の方が…簡単だよね?」
「見た目は派手なのに…簡単だなんて」
「結界の張り方とかも…載ってるね?」
「結界の呪符の模様も…覚えるのが難しいのよ」
「複雑な模様だからね…僕も象形文字は苦手だよ?」
「この模様は…何の呪符だったっけ…」
「確か象形文字の解答は…教科書の一番後ろにあったよね…」
ニコは光魔法の教科書の呪符の象形文字一覧表にブックチャームを挟む。
「やっぱり…闇魔法の呪符とは…模様が違うなぁ…」
「確か闇魔法は呪いとか掛けたりするのよね?」
「うん…迷いの森にも方向感覚がおかしくなる呪いがかけてあるから…帰れなくなるんだよ」
「それを解除するのって確か光魔法なのよね?」
「光魔法は…闇魔法と対になってるから…回復魔法を無効化する…呪符とかあるよ」
「それは何だか嫌な呪符ね…」
「毒をかける闇魔法があるけど…、毒を消す光魔法があるだろ…」
「全部、逆になってるんだ?光と闇の魔法って」
「火と水も逆になってるし…、風と土もそうだよ…」
「私、風と土のどちらを取るかも迷ってて一度取得したら、片方は取れなくなるじゃない?」
「ヒーラー目指すなら…土の方が良いと思う…」
「そうよね。それで悩んでたの。ニコが使ってるの見たら風も良いなって…。救急患者を運ぶ時とかに使えるし…」
「僕は洗濯物を乾かしたくて…風にしただけだから…火の魔法と合体させて…温風にしてる」
「良いなぁ。私は家事とか全然、上手くできないから…。洗濯物を干すのも嫌い…」
「水と土も勉強する…。覚えておくとあとで役に立ちそうだし…」
「普通は逆属性の片方だけ講義に出るものでしょ?」
「同じ時限に逆属性の授業を…、別の棟でやるからね…」
「ニコと別の属性を取ると、二年生になってから、わからなくなって困りそうで…」
「火と風と闇はもうわかってるから…授業聞いてると眠くなってくるんだよ…」
「今日も寝てたもんね?闇魔法講義中」
「カーティス先生の喋り方は…胡散臭くて眠くなるんだ」
「カーティス先生はわかりやすくて良い授業だと思うんだけど…」
「僕の母さんも…キャンベル先生より…カーティス先生の方が好きみたい」
「カーティス先生はニコの事が、お気に入りみたいよ?」
「男から好かれても…嬉しくないよ?」
応援ありがとうございます!
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