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第3章 栄光と屈辱のルカンドマルア

●第38話 裁判

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 翌日。俺、裁判所に連れてかれる。

 ルカンドマルアにおける裁判のシステムがどうなっているかの設定を、作者がちゃんと練っていない状態で裁判に突入してしまったので、今から慌てて裁判所に人員をドラッグ&ドロップして配置する。
 ええと、まず原告アイツ……被告おれ……あと、裁判長。ええと……裁判官は、数名だからコピーして貼り付けっと、……証人もいい感じに中央に配置して、傍聴人はもっと多いから、ある程度増やしたら複数選択してまるっとコピーして2倍に…………カツ丼を差し入れる刑事? これは裁判所にはいない(し、エグゼルアにカツ丼はない)ので削除……っと。

 お待たせしました。実行!

 裁判長とおぼしき人物が、
「それでは、ルカンドマルア憲法第512条、ならびにルカンドマルアナントカ法第1024条、カントカ法第2048条に基づき、ガイトゾルフ侮辱事件についての裁判を行う!」
 とか言って、その後告訴の内容が読まれた。うわーやっぱり設定が練り切れてない。

「被告人カギン・ダティモスは、原告たるガイトゾルフ、サーイ・ライガの神聖なる戴冠式において、原告の記念すべき初演説を遮り、当該式典を『時間の無駄』などと侮辱した……」
 と、ここまで読まれて時点で証人やら傍聴人やらがテンション上げ上げで叫んだ。
「なんてヤツだ!」
「この男を許すな!」
「十字架につけろ!」

「静粛に!」と、裁判長がお決まりのトンカチみたいなので叩いた。

「それでは、今から証人の者たちに、当時の様子を証言してもらう。1人目!」

「アイツは、『あーあ、時間のムダだなこりゃ、そんなことより、さっさとじーさんを見つけてほしーんだけどなー』などとぬかしていました」
 その証言を聞いて「あの素晴らしい式典を、『時間の無駄』だと!? なんてひどいことを言うやつだ!」と叫ぶ者がいた。

「静粛に、証人2人目!」

「あの不届き者は、『あーあ、時間のムダだなこりゃ、そんなことより、さっさとじーさんを見つけてほしーんだけどなー』などと呟いていました」
「あの晴れ舞台を『時間の無駄』だと!? なんてひどいことを言うやつだ!」

「証人3人目!」

「このならず者は、『あーあ、時間のムダだなこりゃ、そんなことより、さっさとじーさんを見つけてほしーんだけどなー』などとほざいてました」
「あの……すごくいいイベントを『時間の無駄』だと!? なんてひどいことを言うやつだ!」

「証人4人……

「裁判長、この裁判、時間の無駄だと思います。私、この男から言われたことに何も気に留めることはないし、それより、私は早く愛する家族を見つけなければならないんです。……もしどうしても、この男に罰を与えたいのなら、国外追放あたりが妥当ではないでしょうか」
「この裁判を『時間の無駄』だと!? なんてひどいことを言うやつだ……ん?あれ?」

 証人4人目の代わりに口を挟んだのは、「原告」だった。

 裁判長は、
「うむ……そうだな、時間の無駄かもしれん。原告がそう望まれるなら、そうするのが妥当だろう」

 えええーーー?なんだこのグダグダな裁判システム。作者の設定が甘かったせいにしておこう。

「そうだそうだ! 時間の無駄だ!」と聴衆たち。ちなみにさっき「この裁判を『時間の無駄』だと!? なんてひどいことを言うやつだ」と言った人、どうやらガイトゾルフへの侮辱と見なされたので捕まったようだ。もう、何がなんだか。


「判決!被告人、カギン・ダティモスは、本国ルカンドマルアから無期限追放し、再入国を禁じる!」
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