甘味食して、甘淫に沈む

箕田 はる

文字の大きさ
25 / 55

25

しおりを挟む
 首筋に唇が落ち、躊躇うことなく痕が残される。唇が下に流れ、直接的に突起に触れた。
 酷く焦らされたこともあり、春信は思わず嬌声を上げる。舌で嬲られながら、清次の手が痛いぐらいに張り詰めている竿へと延びる。そこはすっかりと濡れていて、触られるだけで目眩がするほどに過敏になっていた。
「……凄い濡れてるね」
 清次の指摘に、濡れていた肌が更に熱を持つ。羞恥と罪悪感に春信は「早く」と急かす。
 これ以上責められては、おかしくなってしまいそうだった。
「まだだよ。ボクは十年以上もこの日を待ちわびていたんだからね」
 肋や腹部に唇が落ちる。汗の浮いた肌を舐められ、そのまま下肢へと降りる。
「え、あっ……そんな」
 悶え苦しむように張っていた竿の頂に、舌が這わされる。あまりの強い刺激に、春信は清次の頭をどかそうと藻掻く。
「間違って噛んでしまうかもしれないよ」
 そんな脅しをかけられ、春信は動きを止める。
「でも……そんなとこを……」
 明臣にも、そんなことをされたことがない。春信自身もしたことがなかった。それを抵抗もなくやってのける清次に春信は戸惑う。
 だが、そんな動揺すらも打ち消すように、清次が春信の滾りを愛撫する。熱い口腔に包まれ、与えられる激しい快感に耐えきれず春信は「離して」と訴えかける。
 だが、それは叶えられることなく、最後まで手と口で導かれるようにして、吐き出してしまう。
 荒い息を繰り返し、春信は焦点の定まらない目で清次を見遣る。彼は艶っぽい仕草で口元を指先で拭っていた。
「随分、溜まっていたみたいだね」
 さらりとそんなことを口にし、清次の指が春信の後ろに回る。
「君ので充分そうだな」と言いつつ、ゆっくりと指が入り込んでいく。
「アッ……まだイったばかりなのに……」
 指を締め付けるように、臀部に力がこもる。まだ全身には先ほどの悦楽の余韻が残っている。
「悪いが、ボクも限界なんでね」
 清次は容赦なく、中に指を押し込む。中を広げるようにして攪拌され、それから一点を集中的に責め立てられる。
「ああっ――ッ」
 今までにない強い衝動に、春信は嬌声を上げる。何が起きたか分からないうちに、前からは透明な液体が腹に飛び散る。
「これは凄い。初めて見たよ。そんなに良かったのかい?」
 嬉々とした様子の清次の声すら、放心状態の春信には届かない。
 足を抱えられると、さっきとは比べものにならない程の質量が襲いかかってくる。
「もう、いやだっ」
 春信は涙を零し、首を振る。自分の身体がおかしくなってしまったようで、恐怖していた。
「大丈夫。優しくするから」
 清次が宥めるように、春信の涙を拭う。だが、やめる気はないようで強大な怒張は中に押し入ってくる。
 奥まで入り込んだそれが中を穿ち、春信の止める気力さえねじ伏せる。揺さぶられる度に、春信は嬌声を上げて身悶えるしかなかった。
 清次が覆い被さるようにして、汗で湿った身体を重ねる。
「愛してるよ。春信」
 耳朶を嵌み、春信の奥まで腰を埋める。熱が吐き出される脈動を春信は体内で感じるも、清次は腰を引こうとはしない。
 そのまま、再び動き出したことで、春信は恐怖する。
 終わりの見えない快楽に春信はただ、溺れていくことしか出来なかった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった

ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン モデル事務所で メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才 中学時代の初恋相手 高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が 突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。 昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき… 夏にピッタリな青春ラブストーリー💕

稀代の英雄に求婚された少年が、嫌われたくなくて逃げ出すけどすぐ捕まる話

こぶじ
BL
聡明な魔女だった祖母を亡くした後も、孤独な少年ハバトはひとり森の中で慎ましく暮らしていた。ある日、魔女を探し訪ねてきた美貌の青年セブの治療を、祖母に代わってハバトが引き受ける。優しさにあふれたセブにハバトは次第に心惹かれていくが、ハバトは“自分が男”だということをいつまでもセブに言えないままでいた。このままでも、セブのそばにいられるならばそれでいいと思っていたからだ。しかし、功を立て英雄と呼ばれるようになったセブに求婚され、ハバトは喜びからついその求婚を受け入れてしまう。冷静になったハバトは絶望した。 “きっと、求婚した相手が醜い男だとわかれば、自分はセブに酷く嫌われてしまうだろう” そう考えた臆病で世間知らずなハバトは、愛おしくて堪らない英雄から逃げることを決めた。 【堅物な美貌の英雄セブ×不憫で世間知らずな少年ハバト】 ※セブは普段堅物で実直攻めですが、本質は執着ヤンデレ攻めです。 ※受け攻め共に、徹頭徹尾一途です。 ※主要人物が死ぬことはありませんが、流血表現があります。 ※本番行為までは至りませんが、受けがモブに襲われる表現があります。

陥落 ー おじさま達に病愛されて ー

ななな
BL
 眉目秀麗、才ある青年が二人のおじさま達から変態的かつ病的に愛されるお話。全九話。  国一番の璃伴士(将棋士)であるリンユゥは、義父に温かい愛情を注がれ、平凡ながらも幸せな日々を過ごしていた。  そんなある日、一人の紳士とリンユゥは対局することになり…。

「ねぇ、俺以外に触れられないように閉じ込めるしかないよね」最強不良美男子に平凡な僕が執着されてラブラブになる話

ちゃこ
BL
見た目も頭も平凡な男子高校生 佐藤夏樹。 運動神経は平凡以下。 考えていることが口に先に出ちゃったり、ぼうっとしてたりと天然な性格。 ひょんなことから、学校一、他校からも恐れられている不良でスパダリの美少年 御堂蓮と出会い、 なぜか気に入られ、なぜか執着され、あれよあれよのうちに両思い・・・ ヤンデレ攻めですが、受けは天然でヤンデレをするっと受け入れ、むしろラブラブモードで振り回します♡ 超絶美形不良スパダリ✖️少し天然平凡男子

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!

夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。  ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公

処理中です...