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スターリング領の夜明け
領にも僕自身にもやってきた新しい夜明け。
アンディと言う大空を手に入れ、今僕は空高く舞い上がる鷹だ!と言ったら「せいぜいスズメじゃないか?」と言われたのには納得していない。
変わった事と言ったら、アンディの僕を見る目にそこはかとない熱を感じられるようになったことと、以前よりもちょっとだけ素直に甘えられるようになったことぐらい。
ポールといえば、伯爵さまのお屋敷で頂いてきたジャストサイズのお仕着せに袖を通し、それは見事な執事見習いに変貌を遂げている。ここに来る直前、ヒューさんに髪を切ってもらったのもグッドタイミングというべきか。
執事と言っても、幸いここには財政面、領地の管理に関してはまさに前世から手慣れている(ゲームね)アンディが居るため、ポールの仕事は家政の管理だ。
今はまだ三人しか居ないけど使用人の統括、ワインも含めた食材の手配、衣服の手入れ、屋敷の維持、セキュリティ管理、最後に来客対応。これくらいかな?
因みに僕もアンディも身の回りのお世話は必要ないから身支度の手伝いはお父様だけだね。
そのポールだが、彼が内に秘めた本当の感情はわからないというのが正直なところ。
だけど実際、あの審査中ポールとアンディが顔を会わせたのはたった二回。
だからここは黙って彼の言葉を信じようと思う。
そしてもうひとつ驚いたのは、デイビッドがポールの作戦に気付いて、これといった打ち合わせもないのにポールのサポートしてたっていう驚愕の事実だ…
「あのデイビッドが…」
「ふふ、彼は言葉ほど冷たい人ではありませんね」
「知ってるけどだからってまさか…」
言われれ見れば確かに。
デイビッドは僕がポールの存在に焦るよう何度も何度も念を押していた。恐るべしデイビッド…
「…僕は果報者だね。こんなにも良い友人たちに恵まれて」
「オリヴィエ様だからですよ」
そう言って微笑むポールは聖母のようだ。
この笑顔こそまさに、伯爵領から帰ったばかりのアンディを裏山に引っ張っていったときのあの顔。
ああ…ポールはあの一週間に僕が何を考えどう動くか、なにもかもわかったうえで僕を見送ったのか…
フゥ…「やっぱり何枚も上手だなぁ」
「お褒めいただき光栄です」ニコ
そんなポールが我が家の執事見習いだなんて…もう薔薇色の未来しかないよ!
さて、そんなスターリングの屋敷は現在尋常じゃない緊張感に包まれている。
緊張の理由は主に当主の書斎。
そこではアンディがお父様に伯爵領での報告をしているところだ。
因みに緊張しているのは僕ね。何を話してるんだろう…
「僕も行ったほうが…」ウロウロ
「落ち着いてくださいオリヴィエ様」
「けどでも…」オロオロ
「心配いりませんオリヴィエ様」
と、その時…
「ポール!そこに居るかね!」
「はい旦那様」
「すぐにオリヴィエを呼びなさい」
「畏まりました」
きたー!
ついに運命の三者面談。
僕は恐る恐るその扉に手を掛けた。
「オリヴィエ、今しがた聞いたのだがお前がアンディ君と恋仲になったというのは本当かね」
「はい。まだつい先日のことですが」
「こうなることを恐れていたよ、私は」
お父様の深いため息。でもその表情から怒りや失望は感じられない。
「…すみませんお父様。でも僕は…」
「まあ待ちなさいオリヴィエ」
「はいお父様…」
「私が恐れていたものがわかるねオリヴィエ」
「僕とアンディの立場、身分のことですね」
「そうだ。だがこれも仕方がないのだろうね。私は父でありながらお前に何もしてやれなかった。お前を肉付きのよい薔薇色の頬をもつ貴公子に戻してくれたのはアンディ君なのだから」
悲し気に下がる眉尻。お父様は日に日にやせ細っていく僕を見て、自分を責めていらしたのだろう。
「お父様…。それでも僕はお父様が大好きですよ。お父様は優しい方です」
「だが無能だ。そんなことは自分が一番わかっている」
ああ…、僕のネガティブは前世仕込みかと思えばどうやら遺伝もあったらしい。いやだなぁ、肩に背負った暗雲がそっくりだよ。
「いいえ子爵。子爵には学ぶ機会と環境がなかっただけです。現に一からお教えした治水の指揮は上手くとっておいでではないですか」
「そうかね?」
「村民への管理指導もなかなかのものですよ。ご存じですか?村長は子爵を手本にしているのですよ」
「ほ、ほう?」テレ
おおっ!アンディがお父様を転がしている!これがトップ営業マンの手練手管か…
「あー、ウホン!とにかくだ。私に口出しする資格があるとは思っていない。アンディ君は申し分のない男だ」
「お、お父様」パァァァ
「だが私は貴族だ。守らねばならぬ矜持が、体裁がある」
「お、お父様…」シオシオシオ…
「嫡男であり、かつ王子妃審査の最終まで残ったオリヴィエを平民位のアンディ君においそれと嫁がせることはできないのだよ」
お父様の言うことはごもっともだ。ここが貴族の家で僕が嫡男である限り、いくらここが貧乏な田舎の小さな子爵家でもさすがに平民位との婚姻は嘲笑の的だ。歓迎されないだろう。悲しいかなそれが貴族のルールというもの…
「アンディ君、それでだね。先ほどの話しは本当に可能なのかね」
おや?この雰囲気は…何やら風向きが変わったように感じる。
「ええもちろん。私は数年以内に名誉騎士爵をもらってみせます」
名誉騎士爵ー!ア、アンディ!もしかしてだから?これって僕のためになの?僕のために準貴族になってくれるの?
貴族はしがらみが多くて面倒だって言ってたのに…
ポワポワポワ~ン「アンディ…♡」
「いいかね。現在オリヴィエには王子妃審査の最終候補者ということで財も名もない子爵領でありながら幾つかの釣書がきているのだよ」
えぇ⁉ は、初耳なんだけど…
「スターリング子爵、恐らくそれらは乗っ取りに近いものです。甘言に騙され先走りませんよう」
「わ、わかっている。…もちろん分かっているとも…」
お父様の目が泳いでいる…
「と、とと、とにかく!だからこそ二年だアンディ君。力無き私に抑えきれるのはどう頑張っても二年が限度だ」
「わかりました。二年以内に私は騎士爵になってみせましょう」
お父様から頭ごなしに反対されなくて良かった。領も村人も捨ててデイビッドのように駆け落ち…なんて僕には無理だから。
だからって騎士爵か…
「大丈夫なのアンディ…。あまり無理しないで欲しいな…」
「なに言ってるんだ。こんなの全然ありだあり。むしろ燃えてきた」
あれ?アンディは楽しそうだ。
そう言えばアンディはここへ来た当初、絶望的な帳面を見ながら妙にテンション高かったっけ。どうやら彼は難易度の高さがヤル気に直結するタイプのようだ。
「ところで作戦はあるの?」
「ある。何もないのにこんな大口叩くわけないだろ。まあ任せとけ」ポン
た、頼もしーい!さすがは僕の騎士様!
アンディ大好き!
アンディと言う大空を手に入れ、今僕は空高く舞い上がる鷹だ!と言ったら「せいぜいスズメじゃないか?」と言われたのには納得していない。
変わった事と言ったら、アンディの僕を見る目にそこはかとない熱を感じられるようになったことと、以前よりもちょっとだけ素直に甘えられるようになったことぐらい。
ポールといえば、伯爵さまのお屋敷で頂いてきたジャストサイズのお仕着せに袖を通し、それは見事な執事見習いに変貌を遂げている。ここに来る直前、ヒューさんに髪を切ってもらったのもグッドタイミングというべきか。
執事と言っても、幸いここには財政面、領地の管理に関してはまさに前世から手慣れている(ゲームね)アンディが居るため、ポールの仕事は家政の管理だ。
今はまだ三人しか居ないけど使用人の統括、ワインも含めた食材の手配、衣服の手入れ、屋敷の維持、セキュリティ管理、最後に来客対応。これくらいかな?
因みに僕もアンディも身の回りのお世話は必要ないから身支度の手伝いはお父様だけだね。
そのポールだが、彼が内に秘めた本当の感情はわからないというのが正直なところ。
だけど実際、あの審査中ポールとアンディが顔を会わせたのはたった二回。
だからここは黙って彼の言葉を信じようと思う。
そしてもうひとつ驚いたのは、デイビッドがポールの作戦に気付いて、これといった打ち合わせもないのにポールのサポートしてたっていう驚愕の事実だ…
「あのデイビッドが…」
「ふふ、彼は言葉ほど冷たい人ではありませんね」
「知ってるけどだからってまさか…」
言われれ見れば確かに。
デイビッドは僕がポールの存在に焦るよう何度も何度も念を押していた。恐るべしデイビッド…
「…僕は果報者だね。こんなにも良い友人たちに恵まれて」
「オリヴィエ様だからですよ」
そう言って微笑むポールは聖母のようだ。
この笑顔こそまさに、伯爵領から帰ったばかりのアンディを裏山に引っ張っていったときのあの顔。
ああ…ポールはあの一週間に僕が何を考えどう動くか、なにもかもわかったうえで僕を見送ったのか…
フゥ…「やっぱり何枚も上手だなぁ」
「お褒めいただき光栄です」ニコ
そんなポールが我が家の執事見習いだなんて…もう薔薇色の未来しかないよ!
さて、そんなスターリングの屋敷は現在尋常じゃない緊張感に包まれている。
緊張の理由は主に当主の書斎。
そこではアンディがお父様に伯爵領での報告をしているところだ。
因みに緊張しているのは僕ね。何を話してるんだろう…
「僕も行ったほうが…」ウロウロ
「落ち着いてくださいオリヴィエ様」
「けどでも…」オロオロ
「心配いりませんオリヴィエ様」
と、その時…
「ポール!そこに居るかね!」
「はい旦那様」
「すぐにオリヴィエを呼びなさい」
「畏まりました」
きたー!
ついに運命の三者面談。
僕は恐る恐るその扉に手を掛けた。
「オリヴィエ、今しがた聞いたのだがお前がアンディ君と恋仲になったというのは本当かね」
「はい。まだつい先日のことですが」
「こうなることを恐れていたよ、私は」
お父様の深いため息。でもその表情から怒りや失望は感じられない。
「…すみませんお父様。でも僕は…」
「まあ待ちなさいオリヴィエ」
「はいお父様…」
「私が恐れていたものがわかるねオリヴィエ」
「僕とアンディの立場、身分のことですね」
「そうだ。だがこれも仕方がないのだろうね。私は父でありながらお前に何もしてやれなかった。お前を肉付きのよい薔薇色の頬をもつ貴公子に戻してくれたのはアンディ君なのだから」
悲し気に下がる眉尻。お父様は日に日にやせ細っていく僕を見て、自分を責めていらしたのだろう。
「お父様…。それでも僕はお父様が大好きですよ。お父様は優しい方です」
「だが無能だ。そんなことは自分が一番わかっている」
ああ…、僕のネガティブは前世仕込みかと思えばどうやら遺伝もあったらしい。いやだなぁ、肩に背負った暗雲がそっくりだよ。
「いいえ子爵。子爵には学ぶ機会と環境がなかっただけです。現に一からお教えした治水の指揮は上手くとっておいでではないですか」
「そうかね?」
「村民への管理指導もなかなかのものですよ。ご存じですか?村長は子爵を手本にしているのですよ」
「ほ、ほう?」テレ
おおっ!アンディがお父様を転がしている!これがトップ営業マンの手練手管か…
「あー、ウホン!とにかくだ。私に口出しする資格があるとは思っていない。アンディ君は申し分のない男だ」
「お、お父様」パァァァ
「だが私は貴族だ。守らねばならぬ矜持が、体裁がある」
「お、お父様…」シオシオシオ…
「嫡男であり、かつ王子妃審査の最終まで残ったオリヴィエを平民位のアンディ君においそれと嫁がせることはできないのだよ」
お父様の言うことはごもっともだ。ここが貴族の家で僕が嫡男である限り、いくらここが貧乏な田舎の小さな子爵家でもさすがに平民位との婚姻は嘲笑の的だ。歓迎されないだろう。悲しいかなそれが貴族のルールというもの…
「アンディ君、それでだね。先ほどの話しは本当に可能なのかね」
おや?この雰囲気は…何やら風向きが変わったように感じる。
「ええもちろん。私は数年以内に名誉騎士爵をもらってみせます」
名誉騎士爵ー!ア、アンディ!もしかしてだから?これって僕のためになの?僕のために準貴族になってくれるの?
貴族はしがらみが多くて面倒だって言ってたのに…
ポワポワポワ~ン「アンディ…♡」
「いいかね。現在オリヴィエには王子妃審査の最終候補者ということで財も名もない子爵領でありながら幾つかの釣書がきているのだよ」
えぇ⁉ は、初耳なんだけど…
「スターリング子爵、恐らくそれらは乗っ取りに近いものです。甘言に騙され先走りませんよう」
「わ、わかっている。…もちろん分かっているとも…」
お父様の目が泳いでいる…
「と、とと、とにかく!だからこそ二年だアンディ君。力無き私に抑えきれるのはどう頑張っても二年が限度だ」
「わかりました。二年以内に私は騎士爵になってみせましょう」
お父様から頭ごなしに反対されなくて良かった。領も村人も捨ててデイビッドのように駆け落ち…なんて僕には無理だから。
だからって騎士爵か…
「大丈夫なのアンディ…。あまり無理しないで欲しいな…」
「なに言ってるんだ。こんなの全然ありだあり。むしろ燃えてきた」
あれ?アンディは楽しそうだ。
そう言えばアンディはここへ来た当初、絶望的な帳面を見ながら妙にテンション高かったっけ。どうやら彼は難易度の高さがヤル気に直結するタイプのようだ。
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