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手にしたものは…
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窓から差し込む朝の日差し…天井もいつもと違う…
そっか…
ここは王都で…僕たちは宿のベッドにいるんだ…
隣のベッドにはアンディがいる。頼りがいのある僕だけの騎士…
スターリング領に戻ったら滞ってたあれとかこれとか片付けて…、それから肥料も一つグレードを上げて…そうだ!治水の工事!その件もアンディに相談してみよう。
スターリング領の川は過去に起きた土砂崩れの影響もあって流れが悪い。そのせいで大雨が降るたび氾濫がおこる。これもまた収穫量を減少させる大きな原因の一つだと僕は思っている。
アンディならきっといい方法を見つけてくれるに違いない。だって彼は頭が良いもの!
それだけじゃない。彼は口下手な僕が何かを言うより先に気付いて、いつだって転ばぬ先の杖になってくれるんだから。
今の僕にはなんのお礼も出来ないけど、でも帰りもきっと火の番をしてくれる彼のために、せめて日中の休養だけは確保してあげたい。そのためには馬の手綱だけは僕が受け持たないと。
だから飼い葉を与えるのも僕の役目。そんなことまで馬に不慣れなアンディにさせられない。
前世の家は普通の農家で畜産農家じゃなかったけど…それでも近所のじいさんちではヤギを飼ってた。僕はそれに餌やりをしてお小遣いをもらっていたこともある。家には犬もネコもニワトリだって居たし、だから動物はだいたいなんでも得意だ。
ゴソ…
「ん…オリー早いな…何時だ…」
「まだ寝ててアンディ」
「お前は?」
「裏で飼い葉を頂いて馬にあげてくる」
「ああそうか…ここに自生の草はないもんな。…よし、俺が行くから待ってろ」
「ううん、僕が行く。僕の方が早いよ?慣れてるし」
「だからってお前…」
「だって午前中には出るんでしょ?」
「ああ。だってお前…親父さんが心配だろ?」
ほらね?アンディはいつでもこうやって僕の事情を汲んでくれるんだから。その気持ちがとてもくすぐったい。
「なら支度が済んだら食堂で待ってるよ」
「わかった。じゃあ後でね」
------------
「すみません。馬の飼い葉いただけませんか?」
「ああ。そこに積み上がってるの好きなだけ持っていきな」
「好きなだけ…余分に積んでいきたいし…一度じゃ無理かな」
思った通りだ。ふと気になり、ベッドを飛び起き後を追えば…山のように積まれた飼い葉の前で、オリーはどうやって運ぼうかと途方に暮れている。
あの細腕では一度に運べる量などたかがしれているだろう。オリーは何度か往復することにしたようだが、二人で運べば一度で済む。
「オリ」
バシャァン!
その時だ。裏口へと向かう途中で誰かが転び大きな水桶をぶちまけたのは。
「ダグ!何やってる!」
「すみませんジムさん!も、もう一回汲みなおしてきます」
「その前にここをなんとかしていけ。今日は貴族の客が多いんだ。泥だらけの足で廊下を汚せば奴らは嫌がる」
「わ、分かりました」
「水も急げよ!」
「は、はい!」
オロオロとスコップで土をならして水を吸った泥を埋めていく少年。状況を見るに彼は魔法持ちではないのだろう。
オリーが言っていた。最低でも日本円にして十万ほどのお布施を必要とする大聖堂の儀式は、農奴、奴隷、そして孤児には実質受けられないと。
たかが十万、されど十万。明日の暮らしすら保証のない彼らにお布施を工面する考えははなからないのだろう…
手伝うか…
そう思った俺より先に動く人影。それはオリーだ。
「君…大丈夫?」
「あっ!いけません貴族さま!汚れます!」
「いつもこんなだから平気。それよりダグ君…だっけ?」
「き、貴族さまに呼んでいただけるような名前では…」
「いい名前だよ。ダグ…膝すりむいちゃったね」
オリーは胸から出したハンカチを出すと笑顔で手当てをしていく。
「ごめんね。僕は魔法力が少なくてヒールはかけられないの。でもこれくらいは。えいっ!」
そういうやなみなみ注がれる桶の水。
「これで井戸まで戻らなくていい」
「貴族さま…」
オリーはぼうっとるする少年からスコップを受け取り慣れた手さばきで水たまりを埋める。
「はいおしまい。急いじゃ危ないよ。今度は転ばないようにね」
「はい…あ!ありがとうございます!あの…ハンカチ」
「僕たちお昼までには出ちゃうから…いいよ。それどうぞ」
「でもこれ上等な…」
「それほどでもない、古いものだし。ダグ、それを見るたび「慌てない」って思い出して」ニコ
「はい!」
オリー…
十八だというのに未だ痩せ細ったオリーの体躯は少年とそれほど違わない…。それでも俺は彼の中に、不器用だけど一生懸命だった、純朴で気の優しい田舎の青年を見た気がした。
王都への道中どれほど言っても手綱を離さなかったオリー。これは彼なりの気遣いなのだろう。
俺は踵を返し、彼のための朝食を頼みに食堂へと向かった。
彼は兄弟の居ない貴族の子だ。つまり跡取り。なのに田舎に閉じこもるオリーは社交界へのデビュー(デカい宴席に出席すりゃいいのか?)さえまだだと言う。
領を立て直す…言うは易いが行うは難しだ。
オリーからその提案があった時、俺は衣食住の問題が無くなったこと以上に、『ノベリティ・ロード』をリアルでプレイできる、そんな感覚を喜んでいた。
戦闘が無いとは言え、あの領が抱える様々な問題、それらを攻略していくのは容易じゃないだろう。だが俺にはゲームのシステムで垣間見た多少の知識がある。この畜魔法石もそうだ。
それらを駆使すれば多少はやれることもあるんじゃないだろうか。
そうして立て直した先に必要なのは〝領地の存続”。つまり家門の継承だ。いずれ他人の手に渡るならオリーが必死になって守る必要なんかない。
オリーを社交界デビューさせて縁談を引き寄せる…か。参った。それは俺の分野じゃない。さてどうする…
その時俺の目に入ったもの。それは…
『前代未聞!オーガスタス王陛下 王太子殿下及び第二第三王子殿下の婚姻相手選びに大選考会を開催す!』
「なんだこれ?新聞…号外か?」
大選考会。つまりオーディションみたいなもんね。
「どうせ出来レースなんじゃないのか?」
「あら兄さん、それは聞き捨てならないわね」
「あんたは…?」
「あたしは商業街で店を営むしがない理容師」
「理容師がここで何を?」
「宿泊客に呼ばれてきたの。あたしは腕がいいって評判なのよ。にしたって呼びつけるとは何様って感じよねぇ」
女言葉だがどこからどう見ても彼は男だ。それもイケメンに属する男。なるほどね。ここのテンプレおねぇキャラはこいつか。
「ふーん、で?聞き捨てならないとはどういう意味だ」
「オーガスタス王は潔癖で厳格なお方なの。出来レースなんかするはずないわ。むしろ一部貴族の介入を嫌ってこの開催を決めた。あたしはそう思うわね」
なるほど。この国の王は民からの信頼篤いらしい。
ガサガサ
「じゃあこれは本当だと思うか?身分年齢性別、一切問わないって言う…」
「審査は何段階もあるんでしょ?なら最初のふるいで最低限の基準に達しない身の程知らずは落とされるんじゃなぁい?」
「それもそうか」
王の見守る王子妃の選考会。初の試み…恐らくそれは国中の貴族が興味深く見守るだろう。それこそ婚期に差し掛かる三男四男を持ついずれかの当主や当主夫人たちも。
…うまくオリーをプロモート出来れば…もしかしたら誰かの目に留まるかもしれない。そうだ!王子なんか問題じゃない。結果じゃなく経過こそが肝じゃないか?
「なああんた、…名前は?」
「あたし?ヒューよ」
「ヒュー、俺はアンディ。仕事が終わったらもう一人頼む」
「もう一人?」
「ああ。飛び切り可愛く仕上げてくれ!」
そっか…
ここは王都で…僕たちは宿のベッドにいるんだ…
隣のベッドにはアンディがいる。頼りがいのある僕だけの騎士…
スターリング領に戻ったら滞ってたあれとかこれとか片付けて…、それから肥料も一つグレードを上げて…そうだ!治水の工事!その件もアンディに相談してみよう。
スターリング領の川は過去に起きた土砂崩れの影響もあって流れが悪い。そのせいで大雨が降るたび氾濫がおこる。これもまた収穫量を減少させる大きな原因の一つだと僕は思っている。
アンディならきっといい方法を見つけてくれるに違いない。だって彼は頭が良いもの!
それだけじゃない。彼は口下手な僕が何かを言うより先に気付いて、いつだって転ばぬ先の杖になってくれるんだから。
今の僕にはなんのお礼も出来ないけど、でも帰りもきっと火の番をしてくれる彼のために、せめて日中の休養だけは確保してあげたい。そのためには馬の手綱だけは僕が受け持たないと。
だから飼い葉を与えるのも僕の役目。そんなことまで馬に不慣れなアンディにさせられない。
前世の家は普通の農家で畜産農家じゃなかったけど…それでも近所のじいさんちではヤギを飼ってた。僕はそれに餌やりをしてお小遣いをもらっていたこともある。家には犬もネコもニワトリだって居たし、だから動物はだいたいなんでも得意だ。
ゴソ…
「ん…オリー早いな…何時だ…」
「まだ寝ててアンディ」
「お前は?」
「裏で飼い葉を頂いて馬にあげてくる」
「ああそうか…ここに自生の草はないもんな。…よし、俺が行くから待ってろ」
「ううん、僕が行く。僕の方が早いよ?慣れてるし」
「だからってお前…」
「だって午前中には出るんでしょ?」
「ああ。だってお前…親父さんが心配だろ?」
ほらね?アンディはいつでもこうやって僕の事情を汲んでくれるんだから。その気持ちがとてもくすぐったい。
「なら支度が済んだら食堂で待ってるよ」
「わかった。じゃあ後でね」
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「すみません。馬の飼い葉いただけませんか?」
「ああ。そこに積み上がってるの好きなだけ持っていきな」
「好きなだけ…余分に積んでいきたいし…一度じゃ無理かな」
思った通りだ。ふと気になり、ベッドを飛び起き後を追えば…山のように積まれた飼い葉の前で、オリーはどうやって運ぼうかと途方に暮れている。
あの細腕では一度に運べる量などたかがしれているだろう。オリーは何度か往復することにしたようだが、二人で運べば一度で済む。
「オリ」
バシャァン!
その時だ。裏口へと向かう途中で誰かが転び大きな水桶をぶちまけたのは。
「ダグ!何やってる!」
「すみませんジムさん!も、もう一回汲みなおしてきます」
「その前にここをなんとかしていけ。今日は貴族の客が多いんだ。泥だらけの足で廊下を汚せば奴らは嫌がる」
「わ、分かりました」
「水も急げよ!」
「は、はい!」
オロオロとスコップで土をならして水を吸った泥を埋めていく少年。状況を見るに彼は魔法持ちではないのだろう。
オリーが言っていた。最低でも日本円にして十万ほどのお布施を必要とする大聖堂の儀式は、農奴、奴隷、そして孤児には実質受けられないと。
たかが十万、されど十万。明日の暮らしすら保証のない彼らにお布施を工面する考えははなからないのだろう…
手伝うか…
そう思った俺より先に動く人影。それはオリーだ。
「君…大丈夫?」
「あっ!いけません貴族さま!汚れます!」
「いつもこんなだから平気。それよりダグ君…だっけ?」
「き、貴族さまに呼んでいただけるような名前では…」
「いい名前だよ。ダグ…膝すりむいちゃったね」
オリーは胸から出したハンカチを出すと笑顔で手当てをしていく。
「ごめんね。僕は魔法力が少なくてヒールはかけられないの。でもこれくらいは。えいっ!」
そういうやなみなみ注がれる桶の水。
「これで井戸まで戻らなくていい」
「貴族さま…」
オリーはぼうっとるする少年からスコップを受け取り慣れた手さばきで水たまりを埋める。
「はいおしまい。急いじゃ危ないよ。今度は転ばないようにね」
「はい…あ!ありがとうございます!あの…ハンカチ」
「僕たちお昼までには出ちゃうから…いいよ。それどうぞ」
「でもこれ上等な…」
「それほどでもない、古いものだし。ダグ、それを見るたび「慌てない」って思い出して」ニコ
「はい!」
オリー…
十八だというのに未だ痩せ細ったオリーの体躯は少年とそれほど違わない…。それでも俺は彼の中に、不器用だけど一生懸命だった、純朴で気の優しい田舎の青年を見た気がした。
王都への道中どれほど言っても手綱を離さなかったオリー。これは彼なりの気遣いなのだろう。
俺は踵を返し、彼のための朝食を頼みに食堂へと向かった。
彼は兄弟の居ない貴族の子だ。つまり跡取り。なのに田舎に閉じこもるオリーは社交界へのデビュー(デカい宴席に出席すりゃいいのか?)さえまだだと言う。
領を立て直す…言うは易いが行うは難しだ。
オリーからその提案があった時、俺は衣食住の問題が無くなったこと以上に、『ノベリティ・ロード』をリアルでプレイできる、そんな感覚を喜んでいた。
戦闘が無いとは言え、あの領が抱える様々な問題、それらを攻略していくのは容易じゃないだろう。だが俺にはゲームのシステムで垣間見た多少の知識がある。この畜魔法石もそうだ。
それらを駆使すれば多少はやれることもあるんじゃないだろうか。
そうして立て直した先に必要なのは〝領地の存続”。つまり家門の継承だ。いずれ他人の手に渡るならオリーが必死になって守る必要なんかない。
オリーを社交界デビューさせて縁談を引き寄せる…か。参った。それは俺の分野じゃない。さてどうする…
その時俺の目に入ったもの。それは…
『前代未聞!オーガスタス王陛下 王太子殿下及び第二第三王子殿下の婚姻相手選びに大選考会を開催す!』
「なんだこれ?新聞…号外か?」
大選考会。つまりオーディションみたいなもんね。
「どうせ出来レースなんじゃないのか?」
「あら兄さん、それは聞き捨てならないわね」
「あんたは…?」
「あたしは商業街で店を営むしがない理容師」
「理容師がここで何を?」
「宿泊客に呼ばれてきたの。あたしは腕がいいって評判なのよ。にしたって呼びつけるとは何様って感じよねぇ」
女言葉だがどこからどう見ても彼は男だ。それもイケメンに属する男。なるほどね。ここのテンプレおねぇキャラはこいつか。
「ふーん、で?聞き捨てならないとはどういう意味だ」
「オーガスタス王は潔癖で厳格なお方なの。出来レースなんかするはずないわ。むしろ一部貴族の介入を嫌ってこの開催を決めた。あたしはそう思うわね」
なるほど。この国の王は民からの信頼篤いらしい。
ガサガサ
「じゃあこれは本当だと思うか?身分年齢性別、一切問わないって言う…」
「審査は何段階もあるんでしょ?なら最初のふるいで最低限の基準に達しない身の程知らずは落とされるんじゃなぁい?」
「それもそうか」
王の見守る王子妃の選考会。初の試み…恐らくそれは国中の貴族が興味深く見守るだろう。それこそ婚期に差し掛かる三男四男を持ついずれかの当主や当主夫人たちも。
…うまくオリーをプロモート出来れば…もしかしたら誰かの目に留まるかもしれない。そうだ!王子なんか問題じゃない。結果じゃなく経過こそが肝じゃないか?
「なああんた、…名前は?」
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