イケメン大好きドルオタは異世界でも推し活する

kozzy

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新たな家族編

役目を終えた生誕珠

「タンタンッタッツタン。はいそこやり直し」
「やりなおし」
「ッタタタタタタタタン。もっと早く連打」
「れんだ」
「……」

子供の一人キャンディス君が僕の言う事を全部真似してくる…
ピンクのほっぺが愛らしい、キャンディス君六歳…最年少だよ!
…ほんと、あの変態…思い出しても憎、いや、ぶるぶる…もう思い出さない!

助け出された時まともに話せなかったキャンディス君はただいま絶賛言語能力上昇中!

「カワイイ…可愛いんだけど!…ヤバイ…おかしなこと言えない…」
「まずいですね。アデル様基本おかしなことしか言わないし」

マカフィーさん⁉

「…扱いがますます…」
「お前…あーいやいや大丈夫ですよ。アデル様の真似してたら前向きな事しか言わなそうだし」
「ジョッシュさぁん…」

すでに僕のお腹はスイカに到達。いつどこでなにがあってもおかしくはないデカさだ。

「おーい、手が空いてる奴いたら手ぇ貸してくれー。大量のキャタピラーの素材がー」
「ジョッシュさんマカフィーさん手伝って来てあげて。僕ここから一歩も動かないし」
「いや…でも」
「ちゃちゃっとかたずけてすぐ戻ってきてよ、あれ臭いんだよ…」
「ヘーヘーじゃぁ、急いで戻ります」


僕は自分に一級フラグ建築士の称号を進呈したい。
二人が手伝いに走り、広報隊が昼食に出向いたその時だ!…お腹に激痛が走ったのは。

「うっ!いった、痛い!いたた、んんーー!」
「あでるさま?」

うー!!!こんな時に限って六歳児しか居ないーーー!!!

「はぁっ、はぁっ、きゃ、キャンディー…トマスさん…いや誰でもいいから…大人の人うぅ…よんできて…」
「ひあっ!うわああああん、あでるさまがしんじゃうーーーわああん」

泣き叫びながら走っていくキャンディス君。頼む!君が頼りだ!

あぁ…痛い…ふぅ…はぁ…なんだっけあれ?ひっひっふーだっけ?ぐあー痛い!!誰か誰かっ!まだ?まだなのーーー!

「グラナダ様っ、助けてぇ…」
「アデルっ!」

キャンディス君がありとあらゆる大人の人を連れて来た。いや多すぎ、そんなに要らないカッコ笑い…って言ってる場合じゃ…

「アデル様!ひっひっふーですぞ、ひっひっふー」

よし合ってた…

「アデル!あぁ私が孕めばよかった!」

ちょ、笑わせるのやめて…

「アデル様、こうなるんじゃないかと思ってましたよ、くくっ」
「ほんと目が離せない人ですね、ぷっ」

笑ったな…後で覚えてろ…マカフィージョッシュのえろ写真ばらまいてやる…

「んあーーーもうだめぇーーー」



ベッドに入るとグラナダ様が王都に手配し逗留してた御典医様がやってくる。その人が手早く処置をするとお腹の光がイッキに強くなった。

「これは!まれにみる強き光ですな。さすがお二人のお子であられる。さあ、いきんで」
「んんーーー!」
「ささ閣下お手を握って」
「アデル…アデル…」
「旦那様、ウロウロしないっ!」
「さぁもう一度」
「んぎぃーーー!」
「閣下良いですかな?子供の頭が見えたらすぐに魔力を送るのですぞ。細く、弱く、練習した通りに」
「あ、ああ、わか、わかった。わわわわかっておる」
「情けないですぞ!バーガンディ辺境伯ともあろうお方が!」
「んがーーー!」
「今ですぞ!」

フンアー


いきなりの解放感…でも頭真っ白で何も考えられない……はっ!赤ちゃん!赤ちゃんは!

「ぐ、ぐらなださま…ぼくのあかちゃんは?ひぇ!」
「ここに…アデル…ここに私たちの子が…ううう…うぐ…ぐぐ…」

グラナダ様の腕の中で柔らかい魔力に包まれ安心しきってるくちゃくちゃの赤ちゃん。その手には小さく小さくなった生誕珠の抜け殻が握られている。…へその緒みたいなものだろうか?

そして初めて見るグラナダ様の姿…まさか…号泣するとは…うぅ…やめてよ…グス…もらい泣き…

「うぅ…うぇぇぇ…よか、良かった、僕たちの子、無事で…うぇぇぇん」

色々なことがまるで走馬灯のように思い出されてもうなんか…


両親二人が泣きじゃくる中、赤ちゃんだけが笑ってた。


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