お嬢様に仕えています

にくじゃが

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妹様の過去

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すると妹様が哀しそうな顔でゆっくり話し出す

妖鬼「あのね…私お姉様とおんなじ時に生まれたの」という
確かに顔をそっくりだし声も少しだけ違うだけでそう変わらない

妖鬼「でね本来だったら成長するにつれてどっちが将来この国を担うか決めるんだけど私生まれたときに呪魂じゅこんがついてて…」

唯「呪魂ですか…」

妖鬼「それで…私は勝手に妹判定になっちゃって…それで呪魂は身内だけに乗り移るらしいからお姉様と隔離されてるの」と涙を貯めて言った 

唯「そうなんですか…」と私も悲しくなった

妖鬼「で、でもねお姉様が私の事憶えててくれて嬉しかった!」と幸せそうな顔をする

妖鬼「確かお姉様と話したの三年前だから…」

三年前だとお嬢様は10歳くらいか…私だったら三年前の事等覚えてないと思う

唯「妖鬼様はお嬢様の顔をおぼえてますか?」と尋ねる

妖鬼「うん!お姉様が意識失ってる時とか深い眠りについてる時は大丈夫だからたまに顔を見てるの」といった

すると急に電話がなった

妖鬼様にすみません、と断って部屋をでて電話に出た

唯「はい。唯です…え?お嬢様が!?すぐ行きます!」といい

妖鬼様に事情を話しお嬢様の元へ向かった
 
急に腹痛を訴えて意識失って倒れたらしい
今は病院にいて命に別状はない

だけど…お嬢様の苦しそうな顔を思い浮かべると足が止まらなかった


続く
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