涙袋 ~現代居酒屋千夜一夜物語~

与四季団地

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第2章・この世界の片隅で

   第126夜・『私がみのもんたに共感し働きまくる理由』

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 ・・・みのラジオ生出演「優しさ飢えてる」 (日刊スポーツ2013年/11/3日)
 ≪タレントみのもんた(69)が2日、文化放送「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(土曜午後1時)に生出演し、生まれ変わると、再出発の意欲を語った。次男の窃盗事件を受け10月26日に行ったTBS系報道番組の降板会見後、初めての出演。心の整理がついたのか放送後、同局を出る際は笑顔にも見える柔らかな表情を見せていた。≫
 だそうだ。
 じゃあ、ちょいと、優しさを・・・^^
 まあ、しかし、みのもんたをフルネームで書かないで「みの」と書いているのを見ると、嵐の「ニノ」を連想してしまうな。
   ◇
 ・・・さて、私は、みのもんたを好きではないし、さりとて嫌いではない。
 それ程の拘りを持ってタレント・みのもんたを見ていない。
 だが、これについては何度も書いているが、一つだけ、みのもんたの語りが私の心に強く残っていて、非常に共感し、ことあるごとに思い出す話がある。
 二十年ほど前に、みのが、テレビかラジオか忘れたけど、自分の三十年程前を述懐していたのだ。
「・・・その頃、特番の「プロ野球 珍プレー好プレー」の仕事がポチポチ入って、さあ、これから仕事が目白押しだぞ、と思っていたんだけど、然に非ず、泣かず飛ばずだった。
 お金がないので、知り合いの中古車販売店の洗車の仕事を貰って、毎日、働いていたんだ。
 そして、車を洗いながら、『ああ、俺は、このまま終わってしまうのか』と思った。
 その後、キャスターとしての仕事が入ってくるようになったけど、その時の気持ちがあるから、僕は仕事を断らないんだ」
   ◇
 ・・・私は、その、みのもんたほどの人気タレントにも、自分の才能を疑い、『ああ、俺は、このまま終わってしまうのか』と思うような時期があったことに驚き、
 また、『ああ、俺は、このまま終わってしまうのか』との、なんとも青空の下での洗車時の爽やかさと落差のある「シラケた絶望感」に共感したのだ。
 私が共感した「シラケた絶望感」・・・、「なにもない虚しさ」を知ったら、・・・私は、もう、怖いものなしだ。
 私は、後の人生、自分が為すべきことにまい進するだけだった。
 女と寝ている時間はあれど、ひとり眠っている時間などはない。
 それも、みのもんたと同じだ!!!^^;
               ・・・(2013/11/03)
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