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第二幕 袖振り合ったら、引ったくれ
16.シーン2-4(落としました)
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私たちは待合室に据え付けられた長椅子に、入った順でどかどかと座った。 カイン、私、そしてオルカの順である。なんと言ったら良いものか、カインは余程聖女が気になるらしいのだ。終始無言である点は相変わらずだが、朝から何かにつけてとにかく行動が早かった。
少し待っていてくださいと案内役が部屋を出ていき、気まずい沈黙があたりを流れる。
私より背が高くこってり魔力の二人に至近距離から挟まれてしまい、この上なく窮屈で息がつまりそうである。それに加えて、物音がするたびについに来たかと心臓が跳ね、急速に寿命が縮んでいく気がしてならない。
かつかつと廊下に足音が響き、慣れた気配の持ち主がこの部屋へと近づいてくる。私がそれに気がつく前に、横に座ったカインから落胆ともとれる息をつく音が聞こえた気がした。気のせいだろうか。
足音がドアの前で立ち止まったかと思いきや、間髪いれずにバッと開いた。ノックなし、かなりダイレクト!
「み、ミリエ、まずはノックしよう、ノック」
その後に、失礼しますと一礼すれば完璧だ。私以外に人がいることは伝えるように頼んであったはずである。
「なによ偉そうに。その人たちは誰よ」
さらにドン、ダイレクト!
いきなり誰よはさすがにまずい、誰よは。
不機嫌そうな顔をした少女が、つかつかと中に入ってくる。
目が覚めるような金色に波打つ髪を惜しげもなく背に垂らし、綺麗に晴れた朝空色の瞳がまっすぐに凛とした輝きを放つ。見てくれだけなら、まさしく清楚な乙女と呼んでも差し支えはないだろう。
我が妹、ミリエリーナ・バスティル。まごう事なき聖女様その人である。
残念ながらミリエは決しておしとやかではない。むしろ、性格形成に影響する幼少期をほぼ私と過ごしたせいなのか、なんとなくフラットを通り越してフランクなのだ。私の罪悪感を察してほしい。
「ねえ、ミリエ。百歩譲って、この方たちはどちら様かしら、にしない?」
気を悪くしていないかと隣人の様子を窺ってみれば、オルカは目を丸くして私とミリエを交互に見比べていた。ほとんど動じないカインの方も、今回ばかりは驚いているようだ。ちらりと垣間見えた金の瞳が、わずかな驚きをもって見開かれている。一応こそこそと前を確認してはいるらしい。
こうして見ると、彼は思いの外あどけない顔のつくりをしているようだ。童顔というわけではないが、なんと言うべきか、純粋さを感じないでもない。少年少年と言いながらも今まで確信は持てずにいたが、やはりまだまだ年若い、いや、私たちと同年代とみて間違いはないだろう。
「そ、そっくり!」
ようやっとといった様子で、オルカが口を開いた。
「でもほら、髪の色とか違うから。髪の長さも違うし、服装も違うし」
ミリエは質の良さそうな上衣に長いスカート姿で現れた。対する私は移動に備えて動きやすい庶民派志向の格好だ。髪の長さも肩に届くか届かないかくらいしかない。
髪の毛に関しては、先日までは伸ばしていたのだが、魔物化した変な植物の討伐任務を自警団で帯びた際に、溶解液らしきものが毛先にかかってしまったのだ。そして物凄い悪臭を放ったために、思いきって切り落とした。ちょうど帰省してきたミリエには、間抜けねの一言で片づけられた悲しき思い出である。
くるくると元気に表情が動き、目を見張るほど鮮やかな存在感を放つミリエに対して、私の見た目は変化に乏しくおとなしい。顔も体格も非常によく似ているのだが、総合すれば対照的な印象を持たれることも多かった。
「声もそっくりだし」
「まあ、双子だからね」
髪と瞳の色が違うことを含め、流石に一卵性双生児とまではいかないにしろ、見た目のみで述べるならば、やはりよく似ている双子と言える。ちなみに、あまり差があるわけではないのだが、私の方が少しだけ背が低い。遺伝的な身長というよりも、どうやらアリエは少しばかり発育が遅いらしい。私が捻挫した足の痛みを代謝を落として誤魔化したりなんていった不健康なことを色々とやっているせいなのか、はたまたただの個人差なのか、ミリエと私では色々な体の機能の発達の時期に、若干のずれが生じているのだ。
双子に年齢差なんてあってないようなものに加え、私の方が何だか子供っぽいのだが、私が出しゃばって先に頭を出してきたので、便宜上は私の方が姉である。
「聞いてないよ! ビックリした!」
オルカは最後に改めて私たちを見比べた。
「言ってなかったっけ、そりゃ失敬。えーと、じゃあ改めて。私の双子の妹、ミリエリーナ・バスティル」
気がつけば、心なしかオルカの顔が赤かった。ちょっと待ちなさい君、私の時と反応がずいぶん違くはないかね。
「もう、だから何なのよ、あたしこれから用事があるの! 」
「あ、忙しかったんだ? 呼びつけちゃってごめん」
「べ、別にアンタのために今会いに来たわけじゃないわよ!」
ミリエは不機嫌あらわに反り返った。若干挙動が粗雑ではあるが、輝ける天使のような美少女が、薔薇色の唇を尖らせて白磁の頬を膨らませ、目の前でぷんすかぷんすかむくれている。根は真面目で優しく寂しがり屋さんなくせに、ついつい思わず突っぱねてしまう恥ずかしがり屋さんなのである。
ツンツンデレデレいわゆるツンデレ。これこそまさに、一部のコアな層に彼女がばか受けしている由縁といえる。
今でこそつっけんどんな彼女だが、昔はとっても甘えん坊で泣き虫だったというのはここだけの話である。双子の姉である私のそばに、いつもぴったりくっついて歩いていたのだ。
想像して欲しい。幼少期、ひねくれてしまいまるで可愛いげのなかった私をそれでも大事な姉と慕い、おねえちゃんおねえちゃんと後ろをよたよたついて回る幼女の姿を。
私にとってミリエは言わば、地の果てに舞い降りたひとりの小さな光の天使なのである。今となっては素直になれずに何なのよアンタなんてつらく当たってしまうらしいことも珍しくないが、それはそれで可愛いものだ。何度だって言おう。ミリエは私の自慢の妹なのである。
「だから、この人たちは誰なのよ」
このままさらに不機嫌が続くと何か飛んでくる恐れがあるため、私は素直に切りかえた。
「うーんと、ここに来る前にちょっと知り合ったんだけど、聖女に興味があったみたいだから、私に便乗させて連れてきた」
オルカは照れ臭そうに頭に手をやり、軽くいずまいを正した。
「あ、どうも……オルカ・リーです」
今まで苗字を名乗ってこなかったのに、何故ここに来てフルネームを名乗るのか。しかしまあ何というか、ちょっとオリエンタルテイストなフルネームである。
次に、ミリエはフードを被った怪しい方の少年を見た。もんもんしている彼の魔力の異様な気配に感づいたのか、わずかに目を細めている。
「あなたは?」
不審そうにミリエが尋ねる。もんもんしている方からは、やっぱりというか、反応がない。
「人と顔合わせてるんだから、フードくらいとったらどうなのよ。失礼ね」
ミリエは不信感と不機嫌あらわにつぶやいた。言わせてもらおう、それをあなたが言いますか。
先程までの彼女の不機嫌は照れ隠しだと私は断言しよう、しかし今回の不機嫌は本物である。どうしたものか。
「禿げてるんだ。察してやれ」
私はいつぞやの回答を述べた。私だって頭頂部に髪があるかの確信はない。
「あ、あら、そうなの」
ミリエは一瞬不憫そうな顔になったあと、それでもとるのが礼儀じゃない、と小声で愚痴った。ごもっともです。
私たちのやり取りを受けてもなお、カインは相変わらず無反応を決め込んでいる。彼はしばらく黙ったあとで、ぽつりと一言つぶやいた。
「もういい、用は済んだ」
ちなみに彼はここへ来てから何ひとつとして行動を起こしていない。これで用が済んでしまったとは、あまりに早すぎるのではなかろうか。一体彼にはどんな用事があったのだろう。
そして、カインは横に置いていた彼の小さな旅の荷物に手をかけた。
「……俺はもう行く」
まずい。彼が立ち上がろうとして動く。
私は前を向いたまま何食わぬ顔で、しかし神速の勢いで彼のマントを引っつかんだ。このまま立ち上がるとフードがずり落ちてしまいそうになり、カインは慌てて動きを止めた。彼は軽く裾を引っ張ったが、私はもちろん離さない。メインディッシュがまだなのである。そう焦らずに、是非とも私の振舞うカモ料理を堪能していくと良い。
そのまましばらく膠着状態が続いていると、幸いにもミリエの方がしびれを切らして先手を打った。少し訝しげに私たちを見ていた彼女は、しかし特に追及する様子もなく「まあいいわ」と言い、私の前まで寄ってきた。
ついにここまでやってきた、告白の瞬間である。
少し待っていてくださいと案内役が部屋を出ていき、気まずい沈黙があたりを流れる。
私より背が高くこってり魔力の二人に至近距離から挟まれてしまい、この上なく窮屈で息がつまりそうである。それに加えて、物音がするたびについに来たかと心臓が跳ね、急速に寿命が縮んでいく気がしてならない。
かつかつと廊下に足音が響き、慣れた気配の持ち主がこの部屋へと近づいてくる。私がそれに気がつく前に、横に座ったカインから落胆ともとれる息をつく音が聞こえた気がした。気のせいだろうか。
足音がドアの前で立ち止まったかと思いきや、間髪いれずにバッと開いた。ノックなし、かなりダイレクト!
「み、ミリエ、まずはノックしよう、ノック」
その後に、失礼しますと一礼すれば完璧だ。私以外に人がいることは伝えるように頼んであったはずである。
「なによ偉そうに。その人たちは誰よ」
さらにドン、ダイレクト!
いきなり誰よはさすがにまずい、誰よは。
不機嫌そうな顔をした少女が、つかつかと中に入ってくる。
目が覚めるような金色に波打つ髪を惜しげもなく背に垂らし、綺麗に晴れた朝空色の瞳がまっすぐに凛とした輝きを放つ。見てくれだけなら、まさしく清楚な乙女と呼んでも差し支えはないだろう。
我が妹、ミリエリーナ・バスティル。まごう事なき聖女様その人である。
残念ながらミリエは決しておしとやかではない。むしろ、性格形成に影響する幼少期をほぼ私と過ごしたせいなのか、なんとなくフラットを通り越してフランクなのだ。私の罪悪感を察してほしい。
「ねえ、ミリエ。百歩譲って、この方たちはどちら様かしら、にしない?」
気を悪くしていないかと隣人の様子を窺ってみれば、オルカは目を丸くして私とミリエを交互に見比べていた。ほとんど動じないカインの方も、今回ばかりは驚いているようだ。ちらりと垣間見えた金の瞳が、わずかな驚きをもって見開かれている。一応こそこそと前を確認してはいるらしい。
こうして見ると、彼は思いの外あどけない顔のつくりをしているようだ。童顔というわけではないが、なんと言うべきか、純粋さを感じないでもない。少年少年と言いながらも今まで確信は持てずにいたが、やはりまだまだ年若い、いや、私たちと同年代とみて間違いはないだろう。
「そ、そっくり!」
ようやっとといった様子で、オルカが口を開いた。
「でもほら、髪の色とか違うから。髪の長さも違うし、服装も違うし」
ミリエは質の良さそうな上衣に長いスカート姿で現れた。対する私は移動に備えて動きやすい庶民派志向の格好だ。髪の長さも肩に届くか届かないかくらいしかない。
髪の毛に関しては、先日までは伸ばしていたのだが、魔物化した変な植物の討伐任務を自警団で帯びた際に、溶解液らしきものが毛先にかかってしまったのだ。そして物凄い悪臭を放ったために、思いきって切り落とした。ちょうど帰省してきたミリエには、間抜けねの一言で片づけられた悲しき思い出である。
くるくると元気に表情が動き、目を見張るほど鮮やかな存在感を放つミリエに対して、私の見た目は変化に乏しくおとなしい。顔も体格も非常によく似ているのだが、総合すれば対照的な印象を持たれることも多かった。
「声もそっくりだし」
「まあ、双子だからね」
髪と瞳の色が違うことを含め、流石に一卵性双生児とまではいかないにしろ、見た目のみで述べるならば、やはりよく似ている双子と言える。ちなみに、あまり差があるわけではないのだが、私の方が少しだけ背が低い。遺伝的な身長というよりも、どうやらアリエは少しばかり発育が遅いらしい。私が捻挫した足の痛みを代謝を落として誤魔化したりなんていった不健康なことを色々とやっているせいなのか、はたまたただの個人差なのか、ミリエと私では色々な体の機能の発達の時期に、若干のずれが生じているのだ。
双子に年齢差なんてあってないようなものに加え、私の方が何だか子供っぽいのだが、私が出しゃばって先に頭を出してきたので、便宜上は私の方が姉である。
「聞いてないよ! ビックリした!」
オルカは最後に改めて私たちを見比べた。
「言ってなかったっけ、そりゃ失敬。えーと、じゃあ改めて。私の双子の妹、ミリエリーナ・バスティル」
気がつけば、心なしかオルカの顔が赤かった。ちょっと待ちなさい君、私の時と反応がずいぶん違くはないかね。
「もう、だから何なのよ、あたしこれから用事があるの! 」
「あ、忙しかったんだ? 呼びつけちゃってごめん」
「べ、別にアンタのために今会いに来たわけじゃないわよ!」
ミリエは不機嫌あらわに反り返った。若干挙動が粗雑ではあるが、輝ける天使のような美少女が、薔薇色の唇を尖らせて白磁の頬を膨らませ、目の前でぷんすかぷんすかむくれている。根は真面目で優しく寂しがり屋さんなくせに、ついつい思わず突っぱねてしまう恥ずかしがり屋さんなのである。
ツンツンデレデレいわゆるツンデレ。これこそまさに、一部のコアな層に彼女がばか受けしている由縁といえる。
今でこそつっけんどんな彼女だが、昔はとっても甘えん坊で泣き虫だったというのはここだけの話である。双子の姉である私のそばに、いつもぴったりくっついて歩いていたのだ。
想像して欲しい。幼少期、ひねくれてしまいまるで可愛いげのなかった私をそれでも大事な姉と慕い、おねえちゃんおねえちゃんと後ろをよたよたついて回る幼女の姿を。
私にとってミリエは言わば、地の果てに舞い降りたひとりの小さな光の天使なのである。今となっては素直になれずに何なのよアンタなんてつらく当たってしまうらしいことも珍しくないが、それはそれで可愛いものだ。何度だって言おう。ミリエは私の自慢の妹なのである。
「だから、この人たちは誰なのよ」
このままさらに不機嫌が続くと何か飛んでくる恐れがあるため、私は素直に切りかえた。
「うーんと、ここに来る前にちょっと知り合ったんだけど、聖女に興味があったみたいだから、私に便乗させて連れてきた」
オルカは照れ臭そうに頭に手をやり、軽くいずまいを正した。
「あ、どうも……オルカ・リーです」
今まで苗字を名乗ってこなかったのに、何故ここに来てフルネームを名乗るのか。しかしまあ何というか、ちょっとオリエンタルテイストなフルネームである。
次に、ミリエはフードを被った怪しい方の少年を見た。もんもんしている彼の魔力の異様な気配に感づいたのか、わずかに目を細めている。
「あなたは?」
不審そうにミリエが尋ねる。もんもんしている方からは、やっぱりというか、反応がない。
「人と顔合わせてるんだから、フードくらいとったらどうなのよ。失礼ね」
ミリエは不信感と不機嫌あらわにつぶやいた。言わせてもらおう、それをあなたが言いますか。
先程までの彼女の不機嫌は照れ隠しだと私は断言しよう、しかし今回の不機嫌は本物である。どうしたものか。
「禿げてるんだ。察してやれ」
私はいつぞやの回答を述べた。私だって頭頂部に髪があるかの確信はない。
「あ、あら、そうなの」
ミリエは一瞬不憫そうな顔になったあと、それでもとるのが礼儀じゃない、と小声で愚痴った。ごもっともです。
私たちのやり取りを受けてもなお、カインは相変わらず無反応を決め込んでいる。彼はしばらく黙ったあとで、ぽつりと一言つぶやいた。
「もういい、用は済んだ」
ちなみに彼はここへ来てから何ひとつとして行動を起こしていない。これで用が済んでしまったとは、あまりに早すぎるのではなかろうか。一体彼にはどんな用事があったのだろう。
そして、カインは横に置いていた彼の小さな旅の荷物に手をかけた。
「……俺はもう行く」
まずい。彼が立ち上がろうとして動く。
私は前を向いたまま何食わぬ顔で、しかし神速の勢いで彼のマントを引っつかんだ。このまま立ち上がるとフードがずり落ちてしまいそうになり、カインは慌てて動きを止めた。彼は軽く裾を引っ張ったが、私はもちろん離さない。メインディッシュがまだなのである。そう焦らずに、是非とも私の振舞うカモ料理を堪能していくと良い。
そのまましばらく膠着状態が続いていると、幸いにもミリエの方がしびれを切らして先手を打った。少し訝しげに私たちを見ていた彼女は、しかし特に追及する様子もなく「まあいいわ」と言い、私の前まで寄ってきた。
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