62 / 77
第三幕 神は天に居まし、人の世は神も無し
62.シーン3-28(精算と次の行き先)
しおりを挟む
「お前がマナの荒廃した世界を知らないだけだろう」
不意に横槍が入り、私はその人物のほうを見た。警戒はされているが、しかしいくらか言い合う機会があっただけに、彼も口を利きやすくなったのだろう。なにせお得意のマナ話題である。
「そんなに酷かったんだ?」
話しかけられてなお私の具合がとくに変わらないらしいことを確認し、彼は再び口を開いた。と、その前に、彼はかすかに眉根を寄せて私から視線を外し、正面へと向き直ると軽く俯いた。難しそうな顔をしていると思えばそう思えなくもないが、普段から表情が険しいため違いはあまり分からない。
「いや、俺もあまり知っているわけではない」
「えっ?」
意外な答えに私は驚いてしまった。私がひどく驚きながらまじまじとしていることに気付き、彼がふっと身構える。
「何だ」
彼の問いに、私は真っ先に思った言葉を飲み込んで、代わりの答えを探して咄嗟に出てきたものを言った。
「いや、二十八なら、キュリアさんが言ってた酷かった時期のことも多少なりとも知ってるんだろうなっていうだけなんだけど……」
別におかしな答えではないだろう。むしろ、これこそが一番真っ当な疑問と言える。私が変に勘繰りすぎているというだけで、世間一般にしてみればこれほど当たり前の答えはない。
彼は私の当たり前の答えを聞いて、いくらか肩の力を抜いてから再び前へと向き直り、ただ一言「お前に話す必要はない」と言った。さいですか。
私たちのやりとりを眺めていたキュリアさんが、せっかくのおやつですし暗い話はそれまでにして、ひと休みしましょうと言って彼女のお茶を口へ運ぶ。しばらくして、カインも目の前に出されたお茶へそろそろと手を伸ばした。早くしないと冷めちゃうよ。
彼は紅茶をひとくち含むと、一瞬だけ、ほんの一瞬だけなんとも言えない顔をした。勝手にその瞬間の顔に台詞をつけていいのならば恐らくこれだ。コレ、ナンカ、シブイ。
甘党のキュリアさんが砂糖を紅茶に追加しているのを目にした彼は、そのあと砂糖へ手を伸ばし、ひとつつまんで紅茶へ砂糖を溶かしこんだ。再びカップを口へ運ぶ。
彼はそのまま何か考えるようにじっとしていたのだが、しばらくしてからカップをテーブルに置き、再び砂糖をひとつ入れた。入れた。入れた。また入れた。ってどんだけ砂糖入れとんねん!
甘いものに目がないキュリアさんと目が合った。だがしかし彼はさらにその先のステージへと突入している猛者である。彼女の困惑気味の視線を言葉に置き換えるのならば、おそらくこれだ。見てはいけないものを見てしまった気がします。私は同じく視線で答えた。見なかったことにしておきましょう。
次から次に横で投下されていく砂糖の数と、次から次に小瓶から消えていく砂糖の数があからさまに横のテーブルとかけ離れてしまいそうなところになって、私は足で彼の足を小突いた。借金中である。砂糖はめちゃくちゃ高価である。これはあくまで善意で提供されたものである。それに砂糖にはいくらか依存性があり、過剰摂取は健康を害するものとなる。というかやっぱり高価である。サービスとして受け取るにはあまりにも贅沢な品である。
せめて今は遠慮してくれといった思いを込めて、私は静かに「入れすぎ」と言っておいた。ついでに威嚇で「摂りすぎると死ぬ」と付け加えた。嘘というほど嘘でもない。
絶対に底で溶けずに砂糖の粒が残っているであろうシロップ紅茶と蜂蜜によりほんのり甘い焼き菓子を、初めて口にするような慎重さでじっくり味わう横の人物に言い知れない脱力感を覚える。しかも彼はこの期に及んでまだフードをかぶっている。人の家にお邪魔しているのだから外したらどうなのだ。
黙々とティータイムを続行している彼のフードを、落胆と腹いせまじりに無言でがしっと無理やり剥ぎ取り、私はキュリアさんに今後の予定をうかがった。
明日の朝コクヤを出て、聖都へ戻るための手配はすでに済んでいるとのことらしい。これでめでたく彼も教会から解放されることになる。
「アリエ様は引き続き書物の書き写しをお願いいたします。それと、ご実家へと帰られる際に教会からの荷物を一緒に町へ配達していただきたいと思います」
「えっ、ちょ、ま」
「はい、何かございましたか」
「ぴ、ピンハネしてません?」
あの荒れ地を占拠していた不穏なマナの吹き溜まりを取り除く仕事なんて、専門中の専門技術だ。私が落としたものはいくら高額とはいえ小さな金細工たった一個だというのに、何ゆえまだ返済分が残っているのだ。
私が慌てて問い返すと、彼女は改まって教えてくれた。
「マナの浄化を行ったことによりコクヤとファレンシア家個人から頂戴した報酬、それと強盗犯の身柄確保に協力したことを感謝されましたのでわずかながら頂いたお礼分も一緒に含めたものから、コクヤの往復費、ファレンシア家へのお礼費、詰め所での宿泊費用、ミリエ様の取り分、助けてくれたオルカ君へのお礼分、それと貴女が折った布団叩きの買い替え分を差し引いた金額を割り振った結果です」
「えっ自腹だったんですか」
「当然です」
そんな税金と家賃と光熱費よろしく抜き取ったら全然残らないではないか。しかもミリエはどう考えても高給取りである。
「せめて布団叩きは割り勘にしませんか?」
「こちらとしては構いませんが、結果に変化はほとんどないと思いますよ」
なんたって何の変哲もない木の棒である。ショックである。
そう言えば、よくよく考えてみればキュリアさんの取り分が手間賃すら入っていないのではなかろうか。それを思うと、あまりこれ以上は口を挟みにくい。
「それに、例えあなたがたの返済に充てる分を多めに見たとしても、増えることになるのは彼の取り分なのでアリエ様の今後はとくに変わりませんよ」
「うっ」
「他にご質問はございますか?」
ございません。
コクヤもすでにあの吹き溜まりがあろうと無かろうとここまで機能していたのだから、街のど真ん中にあった聖都ほど事態が重要視されていなかったこともあるのだろう。
「まあ、貴女は我々と親交がありますので、あとは段階的にでも」
キュリアさんと私が話をしていると、今まで横のテーブルでティーンズトークに花を咲かせていたであろうオルカが突然すっとんきょうな声を上げた。
「あっ、そうだ!」
びっくりして彼の方を見ると、彼はそうだそうだと言いながら身を乗り出した。
「言おうと思ってたんだけど、その、実はおれの住んでたところのそばにも同じようなのがあって」
「えっ、まじで」
ここでさらに追加とくるのか!と頭を抱えかけたのだが、そう言えばあの白い空間で、あともう一回だけわたしに会ってと彼女に言われていたのである。
「うん、まあちょっと色々あってなかなか言えなかったんだけど、おれの知り合いがそこを管理してるんだ。もし、聖都やこの街みたいに直せるなら、多分あの封印術に使用してる魔石も要らなくなるんじゃないかな。結構な値段になると思うよ」
まさかである。
彼に関して述べるならば、まず間違いなく善意で付いてきてくれていると思われるだけに、ここまでいろいろ助けてもらうとありがたいことこの上ない。私の剣を落としたからとは言っていたが、それにしたって本当に熱心に動く少年である。
不意に横槍が入り、私はその人物のほうを見た。警戒はされているが、しかしいくらか言い合う機会があっただけに、彼も口を利きやすくなったのだろう。なにせお得意のマナ話題である。
「そんなに酷かったんだ?」
話しかけられてなお私の具合がとくに変わらないらしいことを確認し、彼は再び口を開いた。と、その前に、彼はかすかに眉根を寄せて私から視線を外し、正面へと向き直ると軽く俯いた。難しそうな顔をしていると思えばそう思えなくもないが、普段から表情が険しいため違いはあまり分からない。
「いや、俺もあまり知っているわけではない」
「えっ?」
意外な答えに私は驚いてしまった。私がひどく驚きながらまじまじとしていることに気付き、彼がふっと身構える。
「何だ」
彼の問いに、私は真っ先に思った言葉を飲み込んで、代わりの答えを探して咄嗟に出てきたものを言った。
「いや、二十八なら、キュリアさんが言ってた酷かった時期のことも多少なりとも知ってるんだろうなっていうだけなんだけど……」
別におかしな答えではないだろう。むしろ、これこそが一番真っ当な疑問と言える。私が変に勘繰りすぎているというだけで、世間一般にしてみればこれほど当たり前の答えはない。
彼は私の当たり前の答えを聞いて、いくらか肩の力を抜いてから再び前へと向き直り、ただ一言「お前に話す必要はない」と言った。さいですか。
私たちのやりとりを眺めていたキュリアさんが、せっかくのおやつですし暗い話はそれまでにして、ひと休みしましょうと言って彼女のお茶を口へ運ぶ。しばらくして、カインも目の前に出されたお茶へそろそろと手を伸ばした。早くしないと冷めちゃうよ。
彼は紅茶をひとくち含むと、一瞬だけ、ほんの一瞬だけなんとも言えない顔をした。勝手にその瞬間の顔に台詞をつけていいのならば恐らくこれだ。コレ、ナンカ、シブイ。
甘党のキュリアさんが砂糖を紅茶に追加しているのを目にした彼は、そのあと砂糖へ手を伸ばし、ひとつつまんで紅茶へ砂糖を溶かしこんだ。再びカップを口へ運ぶ。
彼はそのまま何か考えるようにじっとしていたのだが、しばらくしてからカップをテーブルに置き、再び砂糖をひとつ入れた。入れた。入れた。また入れた。ってどんだけ砂糖入れとんねん!
甘いものに目がないキュリアさんと目が合った。だがしかし彼はさらにその先のステージへと突入している猛者である。彼女の困惑気味の視線を言葉に置き換えるのならば、おそらくこれだ。見てはいけないものを見てしまった気がします。私は同じく視線で答えた。見なかったことにしておきましょう。
次から次に横で投下されていく砂糖の数と、次から次に小瓶から消えていく砂糖の数があからさまに横のテーブルとかけ離れてしまいそうなところになって、私は足で彼の足を小突いた。借金中である。砂糖はめちゃくちゃ高価である。これはあくまで善意で提供されたものである。それに砂糖にはいくらか依存性があり、過剰摂取は健康を害するものとなる。というかやっぱり高価である。サービスとして受け取るにはあまりにも贅沢な品である。
せめて今は遠慮してくれといった思いを込めて、私は静かに「入れすぎ」と言っておいた。ついでに威嚇で「摂りすぎると死ぬ」と付け加えた。嘘というほど嘘でもない。
絶対に底で溶けずに砂糖の粒が残っているであろうシロップ紅茶と蜂蜜によりほんのり甘い焼き菓子を、初めて口にするような慎重さでじっくり味わう横の人物に言い知れない脱力感を覚える。しかも彼はこの期に及んでまだフードをかぶっている。人の家にお邪魔しているのだから外したらどうなのだ。
黙々とティータイムを続行している彼のフードを、落胆と腹いせまじりに無言でがしっと無理やり剥ぎ取り、私はキュリアさんに今後の予定をうかがった。
明日の朝コクヤを出て、聖都へ戻るための手配はすでに済んでいるとのことらしい。これでめでたく彼も教会から解放されることになる。
「アリエ様は引き続き書物の書き写しをお願いいたします。それと、ご実家へと帰られる際に教会からの荷物を一緒に町へ配達していただきたいと思います」
「えっ、ちょ、ま」
「はい、何かございましたか」
「ぴ、ピンハネしてません?」
あの荒れ地を占拠していた不穏なマナの吹き溜まりを取り除く仕事なんて、専門中の専門技術だ。私が落としたものはいくら高額とはいえ小さな金細工たった一個だというのに、何ゆえまだ返済分が残っているのだ。
私が慌てて問い返すと、彼女は改まって教えてくれた。
「マナの浄化を行ったことによりコクヤとファレンシア家個人から頂戴した報酬、それと強盗犯の身柄確保に協力したことを感謝されましたのでわずかながら頂いたお礼分も一緒に含めたものから、コクヤの往復費、ファレンシア家へのお礼費、詰め所での宿泊費用、ミリエ様の取り分、助けてくれたオルカ君へのお礼分、それと貴女が折った布団叩きの買い替え分を差し引いた金額を割り振った結果です」
「えっ自腹だったんですか」
「当然です」
そんな税金と家賃と光熱費よろしく抜き取ったら全然残らないではないか。しかもミリエはどう考えても高給取りである。
「せめて布団叩きは割り勘にしませんか?」
「こちらとしては構いませんが、結果に変化はほとんどないと思いますよ」
なんたって何の変哲もない木の棒である。ショックである。
そう言えば、よくよく考えてみればキュリアさんの取り分が手間賃すら入っていないのではなかろうか。それを思うと、あまりこれ以上は口を挟みにくい。
「それに、例えあなたがたの返済に充てる分を多めに見たとしても、増えることになるのは彼の取り分なのでアリエ様の今後はとくに変わりませんよ」
「うっ」
「他にご質問はございますか?」
ございません。
コクヤもすでにあの吹き溜まりがあろうと無かろうとここまで機能していたのだから、街のど真ん中にあった聖都ほど事態が重要視されていなかったこともあるのだろう。
「まあ、貴女は我々と親交がありますので、あとは段階的にでも」
キュリアさんと私が話をしていると、今まで横のテーブルでティーンズトークに花を咲かせていたであろうオルカが突然すっとんきょうな声を上げた。
「あっ、そうだ!」
びっくりして彼の方を見ると、彼はそうだそうだと言いながら身を乗り出した。
「言おうと思ってたんだけど、その、実はおれの住んでたところのそばにも同じようなのがあって」
「えっ、まじで」
ここでさらに追加とくるのか!と頭を抱えかけたのだが、そう言えばあの白い空間で、あともう一回だけわたしに会ってと彼女に言われていたのである。
「うん、まあちょっと色々あってなかなか言えなかったんだけど、おれの知り合いがそこを管理してるんだ。もし、聖都やこの街みたいに直せるなら、多分あの封印術に使用してる魔石も要らなくなるんじゃないかな。結構な値段になると思うよ」
まさかである。
彼に関して述べるならば、まず間違いなく善意で付いてきてくれていると思われるだけに、ここまでいろいろ助けてもらうとありがたいことこの上ない。私の剣を落としたからとは言っていたが、それにしたって本当に熱心に動く少年である。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
【完結】ある二人の皇女
つくも茄子
ファンタジー
美しき姉妹の皇女がいた。
姉は物静か淑やかな美女、妹は勝気で闊達な美女。
成長した二人は同じ夫・皇太子に嫁ぐ。
最初に嫁いだ姉であったが、皇后になったのは妹。
何故か?
それは夫が皇帝に即位する前に姉が亡くなったからである。
皇后には息子が一人いた。
ライバルは亡き姉の忘れ形見の皇子。
不穏な空気が漂う中で謀反が起こる。
我が子に隠された秘密を皇后が知るのは全てが終わった時であった。
他のサイトにも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる